値段から世界が見える! 日本よりこんなに安い国、高い国 (朝日新書)
- 朝日新聞出版 (2012年11月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022734761
作品紹介・あらすじ
日本の価値観とはちょっと違う、世界20カ国の様々なモノやコトの「お値段」をひも解く。ビッグマックや牛乳、トイレットペーパーといった身近なモノから医療費や税金、保険料など、それぞれの国の様々な制度まで、「日本人」の金銭感覚でその中身をじっくり覗いてみると各国の真の姿が赤裸々に見えてくる。同時に、そこには日本の進むべき道へのヒントが隠されている。
感想・レビュー・書評
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各国の「値段」の比較材料としてビッグマック、牛乳、電車の初乗り、ハリーポッター(本)、通信費、映画、新聞、トイレットペーパーが出ています。
でも、本当に世界を見ようと思ったら、「社会保障と税」や金利、収入がどのぐらいかがわからないと。国によってはそのあたりに触れていたりもするのだけど、定量的な比べ方ではないので、「その国にいる日本人がこう感じた」ということでうけてとめておくのがよいのでしょうか。「こう感じた」の中では、やはりスペインの「明日ね!」で済ませてしまう(そして明日は永遠に来ない)、というのが、なにより「価格」にかえられない価値だなあと思うのです。お金がなくても、地域やコネでなんとなくなんとかする、という国に希望を見るけど、この本見る限りは、韓国はしんどいし、日本もその沼にハマっていますね、完全に。タイトルには裏切られた感もあるけど、別の楽しさがありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コロナ禍で世界の動きと日本の動きが違う理由が改めて分かった。世界的には医療ってのは公的セクターなんだね。日本は開業医がこういう時に役立たずなのに、金を握りすぎ。
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経済
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2017年68冊目。
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国事に在住日本人が、物の値段をチェックする話。題名通り世界の一般の人の生活がある程度見える。社会保障等にも触れている。住むならオーストラリアがよさそうかな?と思った
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私たちが日頃買うものは、他の国ではどうなのかという問いに対して、外国で生活している筆者たちが答えている内容である。非常に着眼点が面白い。例えば、マクドナルドのビックマックはいくらで売っているか。ハリーポッターはいくらで売っているか。ということがわかる。各国の税制がどのようになっているのか、負担は大きいのか。生活するのは大変かどうか。など、仮に海外で生活することになったら、こういうことに注意すればいいのかということを教えてくれる内容だ。
本書を読んでいると、海外に暮らすのも悪くないなと思ってしまう。特にオーストラリアは過ごしやすそうだ。他の国と日本を比べると、日本って働きすぎなんだなってつくづく思ってしまう。 -
これはかなりいい本だと思います。
様々な国の物価を比較した本なのですが、単に物価の比較にとどまらず、物価の違いが生じた理由やそれぞれの文化、歴史に触れていて、とても勉強になります。
そして、食物自給率の高い国は、心が豊かである場合が多いことがよくわかりました。
それに比べて、日本の食物自給率の低さは問題ですね。
自給率がほぼ100%の米が高価なのも問題だと思います。 -
調査対象の国、品目がもう少し多かったら・・・
まぁ値段的にこんなものか。