ウェブで政治を動かす! (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 133
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734778

作品紹介・あらすじ

われわれはいつから「政治」に興味がなくなってしまったのだろうか-。政治は、もはや遠い世界の出来事ではない。ウェブを駆使して社会を動かせる時代は、もうそこまで来ている!本書では動員の革命、政治家のSNS利用、ネット選挙、オープンガバメントなど、近年のめざましい動きを追い、「どうせ何も変わらない」という閉塞感を抱えた現代人へ向け、ネット界の寵児が政治への新しいアプローチを説く。

感想・レビュー・書評

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  • 実にタイムリーな内容だが、執筆期間は3年というのが凄い。今読んで、実際に現在のウェブと政治のムーブメントを追いかけていくのには最良のテキストであると思う。

  • 現在WEB上で利用出来るソーシャルメディアについて、それらをどのような形で政治に利用することが出来るか、ユーザー・政治家両方の立場についてまとめている良書。

    日頃からソーシャルメディアや2ちゃんなどでインターネットに慣れ親しんでいる人にとっては、「ネット上の情報・言論」と「世間・マスコミの情報・言論」の内容の剥離に戸惑うことも多いのではないかと思う。そのような現状を、活字としてはっきりと指摘してくれており、変な話だが胸がすくような気持ちになった。

    著者は政治家へのインタビューや、海外の事例などについて収集できる全ての情報を総動員してくれているようで、現時点でのこの分野の決定版と言える内容なのではないかと思う。

    もっとも、ソーシャルメディアや著者の活動の動向について明るい人にとっては目新しいことは少ないかもしれない。一方で、あまりインターネットに精通していない人には必ず読んで欲しい本だと言える。

  • ウェブを利用した選挙活動が禁止されている公職選挙法に関しては改正の必要があると思うが、
    SNSを利用して民意が見えるという話は若干懐疑的。
    陳情しやすいってのはあるけど。

    ウェブの可能性として共感できるのは、
    ・マスメディアでは編集されてしまう一次情報、二次情報へのアクセス
    ・政策決定過程(ロビーイングされやすい審議会等)の透明化と市民の参加
    ・気軽に参加できるようになるデモ

    特に、政策決定過程に関しては著作権関連に代表されるように、
    市民側の利害に直接関わる問題が権利者中心の審議会で通されてしまう危険が常にある。
    SNSなんかでも色んな専門家がいるわけだから、各分野で継続的にウッォチし、専門家として解説してくれるようなメディアとしてウェブが育ってくると、政策決定過程は大きく変わって行きそう。

  • ウェブで政治が動くというタイトルではなくこちらのタイトルになったそうですが、これだけソーシャルメディアが発達してくればネット選挙とかネット政治とかの流れになっていくことは自然なのではないでしょうか。
    古いやり方でななくて、その時代に即したやり方でやってくのがベストだと思うしそんなに不都合だったり悪いことではないのでこれだけ広まっているのではないでしょうか。
    いつまでも古いやり方でやっていても変わらないし、それがベストな方法とは限らないしその方法で対処できるとは思わないし、いい方法というのは生まれてくるというのが世の常なのではないでしょうか。
    もっと身近に政治を感じ、国民が参加できて、本当に政治はたまた
    ”国”を動かして行って欲しいものだ。
    議員や官僚が主権ではなくて国民主権なのだから。
    twitterユーザーとしてはスラスラ読めた一冊でした。

  • インターネットと政治の関わりについては、
    津田さんのライフワークなわけですが、
    日本国内、海外での政治とインターネットの関わりについて
    さまざまな事例を提示していて面白い。

    ネットリテラシーの不足で問題となるケースや、
    デジタルデバイドの問題でネットの有効性についての議論が成熟できないなど
    政治家も国民もまだこれらのツールを使いきれてはいない。
    ただ、個人が一メディアとなれる時代はすでに来ている。

    政治家が新たなメディア、言論の場と手に入れてどう政治を動かすのか?
    国民がどのように政治を動かすのか。
    現状ではこんな政治参加の仕方があるというのがとてもわかる。

    2013年夏の参議院選挙ではネットを使った選挙運動が解禁になるだろ。
    その時にどんな潮流が生まれるか楽しみです。

  • 総選挙前に読み始め、結果に絶望感を覚えながら、年末に読了した1冊。
    政治を身近に感じるためにはいい本だと思う(私自身、遠く感じていた人間のひとりなので)。
    若い世代こそ一度読む価値があるのではないかと。
    ソーシャルメディアと政治をつなげて考えるというのは、津田氏ならではの視点ですね。

  • 最初の2, 3割を読んだが、時間がなくなったのでまたの機会に。

  • かなりおくれてではありますが、津田大介さん @tsuda の本を初めて拝読しました。

    Twitter、FACEBOOKなどを中心とした、ソーシャルメディアと政治の関わりについて、海外の流れも含め、今までそしてこれからについて整理して述べられていて、津田さんがずっとおっしゃってこられている「オープンガバメント」へ向けて、事例なども紹介されていて、わかりやすかったです。

    最初、ソーシャルメディアと政治の関わりというと、つい最近の原発に関する官邸前の抗議しか頭に浮かんでこなかったのですが、今までの部分について、改正薬事法問題や、チュニジアなどの民主化運動など、「あぁ、そういえばそんなことがあったな」というところと、自民党、民主党などの一部議員が、今までもツイッターなどを使って積極的に運動を行っていたことを、初めて知ったところと両方ありました。

    これからネット選挙解禁になる際の読んでおくべき本のひとつだと思います。

  • 津田大介シンパなので単著は新品で買うことにしてるが、購入後積んでたのをようやく読み終える。政治家って、やっぱ基本は凄い人達ばっかだよなあと思う。「政治家はメディアであるべき」と言ったのが誰だったのかは、今手元に本が無いので確認できない(確認しろ)が、その通りだと思う。

    移動中の何らかの機内で読むのに最適な内容である。(難しすぎない)

  • 衆議院選挙の投票までに読んでおいて損はないマストな一冊。
    津田さんも実際に関わっていた違法ダウンロード刑罰化法案など“政策”にフォーカスされず見えないクローズドな政治や、ソーシャルメディアの台頭で“動員の革命”を起こしうる現代の主流なツールであるのに、既存の法律とのミスマッチな壁の存在など問題が山積している点・・・。
    先日大阪で行われた出版記念イベントで「ウェブ動は地味な印象で、派手で斬新な新たな方法論を説いてないけど、堅実な方法論を説いた本」という印象があると触れられ、確かに津田さんのメルマガなどでよく出てくる話題なども多かったので、言われてみればそう思えるかもと読んだ感想。
    この本を読んだ人たちが、この国を諦めてしまう前に、僕たちにも何か出来ることがあるはずだと思える一冊かも。

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プロフィール

1973年、東京都生まれ。ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。早稲田大学社会科学部卒業。IT・ネットサービスやネットカルチャー、ネットジャーナリズム、著作権問題、コンテンツビジネス論などを専門分野に執筆活動を行う。ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」の設立・運営にも携わる。3.11後は被災地の取材を精力的に行い、ライブイベント「SHARE FUKUSHIMA」を開催するなど、現在も地域復興に関わり続けている。

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