頭で走る盗塁論 駆け引きという名の心理戦 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 81
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734846

作品紹介・あらすじ

入団から5年連続セ・リーグの盗塁王を獲得した知性派・赤星憲広が、その卓越した理論で、いかに頭を使えば盗塁ができるかをわかりやすく解説。投手や捕手や内野手との心理的な駆け引きを初めて公開した、今までの野球の見方が大きく変わる1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 文字通り、盗塁について5年連続盗塁王になった元阪神が語る一冊。

    テレビのイメージ同様、理論派という感じで、とても理路整然としており、面白かった。

  •  盗塁がよくわかる五つの視点。やっとヒットが出た。一塁ベース上からの久しぶりの風景だ。あれ何かが違う。投手があいつで捕手がこいつなら変化球も内角球も必ず見抜ける。いい風も吹いている。いくぞ。投手の動作も盗んだし捕手の送球もよくない。スライディングも完璧だ。なぜアウトなんだ。リードが悪かったか走るコースがよじれたか配球を読み間違えたか。

    『多少捕手からの送球の方向がずれていても、グラブを真ん中低めの位置にそのまま置いておく。すると走者は送球がそれているのか、まっすぐきているのか判断できない。どちらにスライディングするか判断がつかないまま走ってくることになる。どこに滑り込もうかと考えながら走る走者にすれば、「どっちなんだ」と迷い非常に厄介だ。』194頁

  • 盗塁の奥深さがとても面白かった。
    トップクラスの駆け引きも語られ臨場感有り。

  • たかが盗塁だけど、その中には野球の最高におもしろいエッセンスがいっぱいにつまっている。

  • 面白いがところどころ自慢げ

  • 序盤は盗塁に視点を置いた分析ですが、後半はそれ以外のことにも触れていて、全体的に勉強になりました。
    対投手や対捕手での心理戦の話や牽制時の一塁手の動き次第でセーフがアウトに見えちゃう話とか、面白かったです。
    野球に限った話ではないんですが、やっぱり頭脳プレイとか機動力を活かしたプレイが好きです。

    盗塁に関しては、特に「打率が良いから盗塁が多い」のではなく「盗塁の数が多いから打率が上がる」という話は目から鱗というか、なるほどという感じ。
    盗塁が多いというのはつまり、相手投手・捕手・野手のクセや配球などを研究しているということで、その研究が打率にも繋がるということ。
    観察するのは視野を広げるってことだと思いますから、観察、研究、分析ってやっぱり大事ですね。

    そして改めてイチローってすごい人なんだな、と。
    いや、イチローが素晴らしい選手だというのは素人でもわかるんですが、こう、記録を出されると改めてすごいです。

  • 阪神タイガースの黄金期を支えた盗塁王による盗塁の科学。

    もともと教員免許も持っていたほどで理論家ではあったが、ここまで詳細に盗塁の技術と心理学を明らかにできるとは。

    脚の速さだけに頼らずに緻密な情報収集と処理を行い、スライディングの技術を磨き、次の打者との連携を図り、とあの小さな身体でプロの世界で一流となった裏付けがここにあった。

    怪我により若くして引退せざるを得なかったのは本当に残念。なぜタイガースは彼をコーチとして招かないのだろうか。確実に盗塁数が年間50は上がるだろう。

  • 盗塁って奥が深いんだなー。
    2塁ベース上にストライクゾーンがあるとか、
    遠近法の話とか。。。

    これは普通におすすめ!

  • 元阪神タイガースの赤星が書いた盗塁を切り口とした野球本。本人は入団初年度から5年連続でセリーグの盗塁王をとっている。盗塁を狙うための観察から、野球をより広い視点から学べるようになる。配球の読み、守備位置など、様々な点に好影響が出てくるという、大体予想通りの内容ではある。が、個人名をあげて経験談を述べている部分が多く面白い内容になっている。100%盗塁が成功できるが全くそれを刺そうとしない中日の山本昌との駆け引き、癖を読まれたが敢えてそのくせを逆手にとり赤星を騙そうとした元巨人の上原、谷繁が捕手としてはダントツなど、興味深い話しが書かれている。プロが誰を認めているのか?を知るのが好きでこの手の本はついつい手を出してしまう。

  • 現役を引退した著者が自らの強みについて語った本。

    盗塁と言えば赤星と言うほど、その足は他球団から見ても警戒に値するほど脅威的なものであった。そんな中著者は、相手チームの投手・捕手・内野手との心理的な駆け引きに勝ち、良いスタートを切ることがいかに大切かをこの本で教えてくれている。また、心理戦を制するために相手を観察することが、結果としてバッティング向上にもつながることは野球選手ならではの視点で興味深かった。ただ、後半からは一部内容が重複してくるなど、新鮮みが薄れていくことはあったものの、この本を読んだことで、来シーズンから始まるプロ野球を見る目も以前とは変わるであろうことを楽しみにしている。

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