自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術 (朝日新書)
- 朝日新聞出版 (2013年2月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022734907
感想・レビュー・書評
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ちょっと長い。うつや怒りの状況を自分の過去に重ねてしまって読み進めるのが辛い箇所があった。怒りや疲労を避ける訓練の部分を繰り返し読みたい。
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自身の心の疲れを改善したいと思い、ある意味縋る思いで読んだが、革新的な学びや変化は得られなかった。
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残念ながら全て「経験」のみを根拠にしている本で客観性に欠けた。
何事も3ー7割の達成度を意識して取り組むことは
ストレスをコントロールするのに有効な手段だとは思う。
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■まとめ
・自分にストレスがたまっているかどうかは、自分に起きている症状によって判断できる。
一般論としては、不眠や食欲不振、だるさ、頭痛、頭の重さ、目や肩腰の痛み、吐き気、関節痛、めまい、耳なり、などの症状が現れる。
また、甘いものを摂りすぎる、衝動買いが多くなる、異性との付き合いが乱れる、金使いが荒くなる、人付き合いが悪くなる、笑わなくなる、攻撃性が強くなる、嘘が多くなる、被害妄想的愚痴や弱音が多くなる、責任や仕事を避けるようになる、のような行動に現れるようになる。
このレベルになると別人化が始まっているため、まともな判断ができなくなってくる。具体的には自責と自信喪失が起因になり、援助を求める、違う見方をする、周囲の空気を読む、自分のケアをする、気分転換をする、などの元気なときならばできた対処方法ができなくなる。
この次のステップに進むと専門家の助けを借りないと脱することができなくなるため、そうなる前に自分からストレスの対象から離れること、休むことが大事になる。
・また、人間にはピンチに陥ると痛み、悲しみ、辛さなどを感じなくする性質があるため、無理は自覚しにくい。
更に、現代社会は体よりも頭脳を駆使して働く傾向が強いこと、インターネットや深夜営業のお店ができたことにより夜も活動できるようになったこと、などで無理をしやすくなっている点に注意。
・怒り、不安、緊張、恐れなどの感情は使うと疲労が増す。また、このような感情は勝手に増幅してしまいがちなので、注意しよう。例えば怒りを感じたらその対象から意識して離れてみることが大事。 -
自衛隊のメンタル教官が筆者ということで、職場における心の異常について客観的な視点で書かれていてきっと良い内容なのだと思う。
しかし、メンタルの異常な状態から抜け出たい私にはあまり合っていないと感じる。 -
精神科医が書いた本の後に読んだ為か、やはり本人が「体型だった教育を受けたわけではない。あくまで実地での経験から纏めたもの」と言う通り、書かれている理論?の説得力、機序が今ひとつかなと。
逆に著者の特異なバックグラウンドである、自衛隊での実際、をもっと書いてくれればより面白かったかなと。
とは言え、自分自身の毎日の生活におけるティップスとしては得るものが少なからずあるかなと
⭐年齢を重ねることによる体力の変化に気づかず、昔はこのくらい出来たから今も出来るはず、と見誤り、知らず知らずに疲労を溜めてしまいがち
⭐子供の頑張り、大人の頑張り、の二種類。子供の頃のように知力体力が成長するわけではないので、あるいは一つの正解があるわけではないので、闇雲に根性でひたすら努力をするだけではダメ