経済学者の栄光と敗北 ケインズからクルーグマンまで14人の物語 (朝日新書)

著者 : 東谷暁
  • 朝日新聞出版 (2013年4月12日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734990

作品紹介・あらすじ

C0233【社会科学/経済】不況、失業を克服し、経済成長を保証する万能の経済理論は存在するのか?ケインズに始まり、フリードマン、クルーグマンまで14人の経済学者の人生と理論、実際の政策との関わりをたどりながら、経済学の可能性と限界について検証する。

経済学者の栄光と敗北 ケインズからクルーグマンまで14人の物語 (朝日新書)の感想・レビュー・書評

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  • やたら読み終わるのに時間がかかった。
    もともと経済には興味があるものの、予備知識がないため経済論の解説になると正直8割くらいは理解できない。
    それでも最後まで読めたのは、著名な経済学者の生き方と経済観をうまく組み合わせて説明しているから。
    特に最近気になっていたドラッガーについて、彼の回想にはしばしば思い違い(ウソ)が混じるという指摘は、以外でもあり興味深かった。
    あとは著者のスタンス(アメリカの経済学に対する不信感)がはっきりと内容に表れている点も面白かった。
    こういった新書で、しかも入門書的なものの場合、公立公平であろうとして退屈になるきらいがあるので、個人的には著者の思想が強く出た方が、新書としては面白いと思っている。

  • 大崎Lib

  • 久しぶりに復習をした。やはり時間が経つと自分の理解がオリジナルコンテキストから離れてしまい、単純化された理解になっていることを痛感した。もう一度、ポランニーを真面目に読みたくなった。

  • 読了。

  • 経済学者の生い立ちと方向性について述べられている。
    経済学理論に関する知識があることを前提としているからか、あまり理論の深いところを理解はできなかった。
    それぞれのなんとなくの立場を知るのには良いと思う。

  • ケインズからフリードマン、ハイエク、サミュエルソン、シラー、ポランニー、ドラッカー、クルーグマン、ガルブレイス、ルーカス、スティグリッツ、ベッカー、ポズナー、ミンスキーの計14人の経済学者の生い立ち、背景とともに彼らの経済理論が説明されている。
    知らない経済学者が何人もいたし、名前は聞いたことがあってもその経済理論はほとんど知らなかったのでいい勉強になった。
    ケインズの経済学は大きな影響力を持っていたことが理解できる。ケインズ後の経済学者はケインズを批判するにしてもケインズの考えを取り入れるにしてもケインズを無視することはできない。
    工学的に見れば、どんな経済の数学モデルを使っても所詮は近似であると言うことはわかりきっているし、その上不確定性がよくわかっていないのでは将来がどこまで予測できるかは疑わしい。経済学はいくら数学の道具を使っても科学的とはいえず思想、哲学のたぐいだと改めて感じた。

  • 冒頭3章を割いてケインズについて徹底的に解説した後、時代を追って各経済学者を概観していく構成。ケインズ主義を元として、それに対し各々が是か非かという視点が強く描かれているので、とても読みやすい。

    学術的な観点だけではなく、それぞれの学者の生い立ちなどにも着目しているので、なんとなく人物像に親近感が湧いてくる。ウェブで調べて顔写真とか見ながらだとさらに頭に残って良いかも。

    淡々と事実と歴史を述べるだけではなく、筆者自身の評価もところどころに載せている。そもそも筆者は経済学が専門ではないようなので、少し差し引いて読んだ方がいいかも。

  • 今までの経済学者の生い立ちを交えながら理論について解説しているところが新しかった。

  • 現代経済学において最も影響力が大きかったケインズと、ケインズに強く影響を受けたり、反発したりしたその後の経済学者。それぞれの考え方や人物像を概説した書。
    厳密な科学と思われる経済学も、実際のところ(高度な統計学や数学に裏打ちされているにしても)それぞれの生い立ちや個性に大きく左右されている点が面白い。
    私のような経済学の知識ゼロ人間にも、少々難しくはあるが、現在の混沌とした経済学に至るおおまかな流れを把握することが可能な良書である。

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