天職 (朝日新書)

  • 朝日新聞出版
3.24
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本棚登録 : 510
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022735102

作品紹介・あらすじ

【文学/その他】あなたは今の仕事を天職だと思えますか? 人気放送作家の先輩・後輩としてリスペクトし合う2人が、「天職」で活躍し続けられる理由を徹底的に語る。AKB48はなぜ生まれたのか、ヒット作を出し続けるには。仕事に悩む全ての人に送る、魂の仕事論。

感想・レビュー・書評

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  • 通勤電車で読むのにちょうど良い分量。

  • 秋元康・鈴木おさむの希代の2大ヒットメーカーが天職とは何かを考える対談録。自身の経験から「最も重要なものは運、ひょんな事から上手くいった事がほとんど」と語る二人。しかし、そのひょんな事を掴むためには、種をまき続ける努力が必要である。変わらず、一定の努力をし続けている人に運が回って来ると結語にしている。

    才能はあるのに、売れなかった芸人・アイドルなどを数多く見て来た二人だから、ただ「念ずれば夢は叶う」的な話にとどまらず、才能だけでは足りないもの、才能がない場合に諦める事も天職を見つける秘訣、など真に迫る内容に説得力がある。
    何か明確に答えを持って始めた対談ではなく、なんとなく進んでいく感じもリアルでいい。
    さくっと読めるので、進路などで迷ったら一度は読んでみる価値あり!

  • 有名放送作家お二人による対談集。
    いかにおもしろいものを見つけて、それを人に見せて「おもしろいね」って共感してもらえるか。テレビだけでなく、ラジオや舞台、音楽、映画などいろいろなジャンルでそれを地道に汗をかきながらこなされているお二人を目の当たりにしたら自分はまだまだだなと思った。楽しいものを見つけたい。それを仕事にするかは別にして楽しいものをずっと楽しんでいくためにいろいろ尽力しなきゃな、と思った。

  • すべてのことは、好奇心からはじまり、それがつながっていくんだね。

  • 自分の好奇心に素直にいることより、聞こえの良い記号を優先するほうが安心できる。けどそれは自分の人生を生きていないんじゃないか?仕事を仕事と割り切って趣味を満喫するもよし、趣味を仕事にするもよし、好きすぎて気づいたら仕事になっていたもよし、自分の人生を「善く」生きるにはどの選択がいいのかを考える。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/685271

  • 逆境ですらおもしろがる!凄い言葉です。人間の強さを感じます。

  • 放送作家やテレビの業界を中心とする、対話の記録だった。秋元康さんが元々官僚を目指してたという話は驚いた。エンターテイメントの仕事をしてる人の話は、他の作家とは違って、言葉に軽さはあるけど、親近感も湧いた気がした。
    天職の「種」を見つけて、捨てずに育てられるかが大事というのは、そうだなと思った。

  • <感想>
    言わずと知れた有名放送作家の対談本。「天職」と銘打ってはいるが、一般的な職業観とはまた一味ちがう視点での対話が繰り広げられる。
    鈴木おさむの「億単位の借金をネタ」にしたくだりや、秋元康の「天職とは飽きないこと」など、全編にわたり目から鱗の言葉が散らばっている。

    <アンダーライン>
    ・逆境ですら面白がる
    ・僕の借金の話は、おもしろいことなのかもしれない
    ・もしも仕事でかかわっていなかったとしても、自分でお金を出してまで観るか
    ★プロデューサーはいちばんはずれたときのことを考える。でも放送作家はいちばんいい状況をイメージする。
    ★エピソード作りには、ものつくりの目線がないと絶対ダメだと思う。本人がおもしろくないと思っていることが、どれだけおもしろいかを発見するっていうことだから。
    ・クリエイティブあるっていうのは、そういう客観性を持つこと
    ★★★借金のこともおもしろく話すって、そうやって生きて行くって、決めた瞬間があるから。
    ・どんなものでも「僕だったらこうやるな」って考えちゃう
    ・すごく才能があるやつが、喋ることで70%くらい才能を気化させてしまっている
    ・刑事事件になったし、その人は逮捕されているわけですけど、この世界ではそれば武勇伝になる
    ★★★★親の借金はやっぱりつらかったですけど、それをおおしろく、と言われた時に、世の中の黒が白になるんだって思いました。
    ・自分がいま誰に嫉妬しているのかはっきりさせたほうがいいと思うんです。
    ★★僕は人に対する嫉妬がまるでないんだ。なぜかっていうと、僕は、すぐ負けを認めるの。
    ・自分を信じる「イタさ」を持つ
    ★夢をかなえる最初の一歩は「イタさ」

  • 面白い。久々のヒットです。放送作家は周りには、以内ので、不思議な感じです。二人は、世代が違うけど惹かれるモノが有るのだと思います。

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著者プロフィール

音楽プロデューサー、作詞家、放送作家。AKB48グループや坂道グループのプロデューサーとしてそのほとんどの曲の作詞を手掛ける。また2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事を勤める。
美空ひばり生前最後のシングル「川の流れのように」を作詞。

「2020年 『あれから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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