ニッポンのジレンマ ぼくらの日本改造論 (朝日新書)

  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 130
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022735225

作品紹介・あらすじ

【社会科学/社会】「1970年以降生まれ」が復興と地域活性化について徹底討論。NHK Eテレの人気番組「ニッポンのジレンマ」を未放送部分も収録し書籍化。人気の若手論客たちが、リアルな感性で〝この国のあたらしいかたち″を探る!

感想・レビュー・書評

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  • 地方創生について語り合う本
    こういう例があるだけをつらつら語っているようにしか見えない。こういう形だとまとめられてない感じになるね。

  • NHK Eテレで放送されていた『ニッポンのジレンマ』
    2013年3月に放送された回の未公開部分を含めた書籍化。

    この番組を知ったときには、もう後半戦というか、残り回数が少なくなっていて。
    もっと早く知りたかった番組でした。

    一度だけ番組の公開収録にも行きましたが、本当に楽しくて有意義な時間で。
    盛り上がる議論というのは、聞いていてとてもおもしろいです。
    もっと続いてほしかったなぁ。

    本書は「僕らの復興論」と「僕らの地域活性化作戦会議」の2回をまとめたもの。
    当時は東日本大震災の後ということですが、この時の議論が今どこまで実現されているのか。
    そんな風に見てもおもしろかったです。

    難しい単語も多くて、私の頭では理解できてないところもありますが。
    多職種の人たちが同じテーマを見ると、全く違う角度で違う意見が出てくる。
    これはいつの時代にも言えることで、お互いを知ること、多様性を認めること、そんな姿勢は忘れずにいたいですね。

  • ニッポンのジレンマの書籍化。論客たちの熱量に圧倒されつつも、ふむふむと納得しながら読める。

  • これは読むべき!

  • 気鋭の若手による復興とまちづくりの新時代を切り開く論戦の集録。行政に近いテーマだけあって地方政治の役割にふれているのも好感。
    何より、藤村龍至君が鶴ヶ島市での取り組みを紹介していますが、藤縄市長とつなぐのにかかわっただけに、それだけでもうれしい一冊です。

  • みんな頭いいなあ…ってアホっぽい感想。放送で見たかったなあ。
    内容はよかったけど、書籍としての工夫が一切感じられない(笑)

  • 古市憲寿氏、山崎亮氏などによる日本の近未来への提案。

  • 出てくる話し手がみんな熱心でかなりのレベルの高さが伺える。
    すごく良心的な作品だと思うけど、テーマがテーマ。自分にはとっつきづらいテーマでした。
    東北の被災地復興論と、地域活性化論の二つ。前半の復興論は、おもしろかった。
    もっと「復興」という言葉をいろんな面からとらえてほしい、という専門家の言葉が、印象的でした。復興は、もっとささいなことからであってもいい。

  • ○NHK(Eテレ)の番組『新世代が解く!ニッポンのジレンマ』の中から、2013年3月に放送された「僕らの復興論」と「僕らの地域活性化作戦」の2本を、放送の未公開部分を含めて再構成・書籍化されたもの。
    ○開沼博氏や古市憲寿氏など、1970年以降に生まれた論客(?)により、第1部は東日本大震災からの復興について、第2部は地方の活性化について、それぞれの見解を元に議論。
    ○第1部については、論客それぞれの立場から「復興」についての考え方、実情、今後について、建設的な議論がなされている。特に、「当事者」としての考え方については、大変興味深かった。この当事者意識については、第2部でも登場するため、本書のキーワードとしても見逃せない。
    ○第2部については、地域活性化のあり方や方法論について、具体的な検討案の提示を元に、各立場から議論。国と地方の対立や地方分権の推進と行った政治的なものから、地域産業の育成、地域コミュニティの確立といったボトムアップ的なものまで、様々な観点から「地域の活性化」についてのアイデアが出された。特に、「都市部の衰退」の方が「地方の衰退」に比べて根が深いという発想は、今まで無かったため、大変興味深い。
    ○学生はもとより、NPOや公務員などの公的な仕事をしている方、ビジネスマンなど、地方の活性化に関心がある人は、必読。

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著者プロフィール

1985年東京都生まれ。社会学者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。2011年に若者の生態を的確に描いた『絶望の国の幸福な若者たち』で注目され、メディアでも活躍。18年に小説『平成くん、さようなら』で芥川賞候補となる。19年『百の夜は跳ねて』で再び芥川賞候補に。著書に『奈落』『アスク・ミー・ホワイ』『ヒノマル』など。

「2023年 『僕たちの月曜日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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