少年スポーツ ダメな大人が子供をつぶす! (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022735232

作品紹介・あらすじ

【芸術/スポーツ】勝利至上主義が生む体罰、いじめ、そしてマシン化する子供達・・・。「健全な魂」も「フェアプレー」も幻想なのか? スポーツ界にはびこる病理を主に少年スポーツの現場から読み解く。そのスポーツ、子供のためになってますか?

感想・レビュー・書評

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  • スポーツの場における「理不尽」をこれでもかと書き連ねているものの、解決策はクラブ化のみでは、スポ少でも勝利至上主義になっていたり、スパルタ指導しかできないコーチが牛耳っていたりする現実を変えるヒントがまるでありません。
    自分はちゃんとやっている、だけで本を書いていいものではないと思います。

  • 保護者が求めるから良い訳ではなく、真に子供の為という目線で指導していくのが肝要。

  • 学校の運動部で体罰がなぜ生じるのか、なぜなくならないのかを探る。
    指導者、生徒、保護者、学校、マスコミと心理的側面を中心に、科学的でない指導が行われるメカニズムを解説。勝利至上主義がすべてを覆い隠しているのだろう。また勝利を利用している学校や、マスコミの姿勢などは現在の状況をよく捉えている。残念ながら「ではどうすればいいのか」までは語られていない。
    教育の理念を損なわず、競技力の向上を図ることは不可能であること、つまり教育には限界があるってことを、社会はまだ認めていないってことかな。

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著者プロフィール

1955年7月17日、神奈川県生まれ。成城大学文芸学部マスコミュニケーション学科卒業。スポーツジャーナリストとして、サッカーを中心に、取材・執筆活動をするかたわら、海外リーグのテレビ解説者としても活躍。サッカーコーチとしての指導歴も40年以上で、1985~1988年に日産FC(現横浜F・マリノス)でプロコーチとして活動し、現在もNPO港北FC(神奈川県横浜市)の理事長として組織運営と指導に携わり、幼児から社会人まであらゆる年代の指導経験をもつ。著書に『スポーツは「良い子」を育てるか』(NHK出版)、『少年スポーツダメな指導者バカな親』『日本のサッカーはなぜシュートが決まらないのか!?ベスト8飛躍の課題と現実』(ともに合同出版)、『賢いスポーツ少年を育てるみずから考え行動できる子にするスポーツ教育』『カウンターアタック返し技・反撃の戦略思考』(ともに大修館書店)、『少年スポーツダメな大人が子供をつぶす!』(朝日新聞出版)、『脱パスサッカー論発想の転換が日本を救う!』(ベースボールマガジン社)など多数。

「2020年 『子どもがスポーツをするときにこれだけは知っておきたい10の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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