慶應幼稚舎と慶應横浜初等部 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.36
  • (1)
  • (3)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 38
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022735614

作品紹介・あらすじ

【社会科学/教育】天下無敵のお受験の最高峰・慶應幼稚舎。新たに開校した慶應横浜初等部。2校はどう違い、どんな子供が受かるのか、そしてその知られざる実態は? お受験界のカリスマが語る、セレブ名門校の真実。合格の秘訣も満載!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 私は慶応が嫌いだ。いや、勿論多分に嫉妬の要素もある。卒業しても妙につるんで排他的な集団だな、とまぁ否定的な印象しか持っていなかった。だが、いやだからこそと言うべきか、そんな慶応に興味があって本書を手に取った。でもまぁ筆者がマツコの知らない世界に出演していたのを見たというのが一番大きいか。

    陳腐な言葉だが、この本は面白いと思う。とても興味深い。なぜならいわゆる公立小学校とは違う世界を垣間見ることができるからだ。公立学校の役割は万人が平等に教育を受けられるようにすることにあるからある程度均質化することもやむを得ないだろう。だからこそ、慶応のような小学校の存在意義があると、そんな風に感じた。

    ◼️p34 子供が興味を持つあらゆる分野に関して指導ができ、かつ、子供一人ひとりの様子を細かく観察できる、極めて質の高い教師集団が必要となるからだ。

    公立学校であれば様々な児童がいる。だからこそ多様性が担保されるともいえるが、そこに問題児が一人でもいると他の児童がおざなりな扱いになってしまうことも考えられうる。でも慶応ならその心配はある程度クリアされていると言っていいだろう。

    本書を読んで慶応がいいなと思った点は、おそらく先生一人ひとりに教育ビジョンがしっかり備わっているように思えることだ。そうでなければ各学級ごとに担任の裁量でルールを変えるなんていう芸当は出来ないはずだ。ビジョンがあるからそれに伴う責任もとれるということのはずだ。

    自分も来年(2016年)4月から高校教員となる身だ。校種は違うが同じ教育を施す機関として大変参考になったし、いろんな感情入り混じる慶応を知る一つの手立てとなった。

  • 慶応幼稚舎と慶応横浜初等部の入学手ほどきっぽい。 他と比較したり、慶応の学校経営に関することも触れている。読者ターゲット層ではないせいで、途中で退屈になるけど、子供を受験させる人にはお薦めできそう。

  • 著者が、幼稚舎と初等部のそれぞれを褒める本。
    慶應の回し者なのか勘ぐってしまった。笑

    また、地味に自身の幼児教室の宣伝もちょいちょい挟まっている。

    だが、もちろん幼稚舎と初等部について知らないことを知れて勉強になった部分もある。

  • 面白かった話。
    お勉強する組(医者の子供が多い)とお勉強しない組(縁故入学が多い)がある。→私立だから縁故も成績のうちなんだ、と妙に納得。
    組の名前は、K組・E組・I組・O組・H組。

  • 同じ慶應義塾でも、福澤諭吉の「まず獣身を成して而して後に人心を養う」の実践にあたり、二つの幼稚舎が、体づくり重視か学習重視か、明確に差異があって興味深かったです。やはり、私立小学校は支持される教育方針ありきだと思いました。

  • 就学を控えた子がいるわけじゃないが、両校の存在やコンセプトの違いが気になって読んでみた。筆者は幼児教室を運営している人だけあって、「五流でも私立」という考えの持ち主。新しくできた慶應橫浜初等部はきちんと勉強をさせるとのこと。幼稚舎の〝反省〟が生かされているようでもある。しかし、湘南藤沢の方の中高にしか進学できない。筆者はそれでも、いまは湘南藤沢の方が魅力的な人材を輩出しつつあると勧めている。
    そんなに学費を払えない自分にとって、人ごとのように読んだ部分もあるが、筆者の〝学校に求めるもの〟がちょっと新鮮だった。両校の受験問題の部分は個人的には退屈だった。でも参考になる人も当然いるはず。

  • 幼児教室「アンテナ・プレスクール」

  • 7/20 可

全9件中 1 - 9件を表示

石井至の作品

ツイートする