神道―日本が誇る「仕組み」 (朝日新書 474)

武光誠

• 朝日新聞出版 (2014年8月8日発売)

感想・レビュー・書評

[／まことさんの感想 · 2015年8月6日]

縄文時代のアミニズムから始まった自然崇拝が時代と共にどのように移り変わったのかが年代を追う形で書かれています。
権力者の都合で各地域の神の順位が付けられ、仏教によって変化をさせられ…神仏習合、神仏分離と弱体化し変わり行く姿が図もあり分かりやすかったです。

しかし未だに本地垂迹が理解は出来るけれど腑に落ちません…。このあたりをもう少し詳しく教えて欲しかったです。

[あぶ（＠creaaaaate）さんの感想 · 2014年9月28日]

日本特有の考え方である<神道>の本質を、歴史的視点で切り取り浮きぼりにする。
成立過程や歴史的背景、他宗教との比較から、
<神道>がどのような変遷を経てきたのかを明らかにし、
現代の<神道>の在り方を考える一助となる一冊。


序章 神道とは何か
第1章 神道の起源・神道の基礎
第2章 国家の成り立ちと神道の組織の整備
第3章 武士の勢力拡大によって神道の政教分離が進む
第4章 戦国時代、江戸時代に神社が武士のものから民衆のものになる
第5章 幕末以降の日本の近代化と神道

[moondrop421さんの感想 · 2025年8月23日]

通史的に語られた神道の本でなかなかないからよかった

[トネリコ＠舎人子の物書きさんの感想 · 2024年8月16日]

日本の政治・文化と神道の関わりを
中心にまとめられた
神道史の概要入門書として読みやすかったです。

授業では　なかなか触れられない
神道が古代からどのように
日本の政治や社会に関わってきたのか
について細かく解説されているので
日本史が好きな人にとっては
とても興味深い本だと思います。

ただ少し　残念なのが
調べ物する人目線ですが
（一部書籍にについては
　本の本文内で紹介されていましたが）

他の引用・参考文献について
一覧があったら
より有難かったのになぁと
と感じました。

[キじばと。。さんの感想 · 2015年10月23日]

神道の入門書というよりも、神道を取り巻いてきた歴史的状況について解説している本という印象です。

求めていた内容と少しずれていたようで、少し期待はずれに感じてしまいました。

[Miaさんの感想 · 2014年11月5日]

新道の歴史

[からべーさんの感想 · 2014年10月2日]

■書名

書名：神道――日本が誇る「仕組み」
著者：武光 誠

■概要

日本特有の考え方である<神道>の本質を、歴史的視点で切り取り浮
きぼりにする。
成立過程や歴史的背景、他宗教との比較から、
<神道>がどのような変遷を経てきたのかを明らかにし、
現代の<神道>の在り方を考える一助となる一冊。
(From amazon)

■気になった点

なし

[dyunchanさんの感想 · 2014年9月15日]

平易な文章。流れを理解するには最高。詳細や本当の由来などの説明は少なかったが、仕方ないと思う。

[DJ Charlieさんの感想 · 2014年8月13日]

本書は“神道”というものの起こり、発展、変遷というようなものを軸に、日本の人達の精神や思想、日本の文化、社会、経済、政治というようなものの変遷を説く、少し独特な角度ながらも解り易い“日本通史”という体裁の一冊である。それでいて、ボリュームは多過ぎない。全く、多くの皆さんにお勧めしたい一冊である。

著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大大学院博士課程修了。文学博士。元明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組んでいる。著書に『律令太政官制の研究』『日本古代国家と律令制』（ともに吉川弘文館）など専門書のほか、『歴史書「古事記」全訳』『古事記・日本書紀を知る事典』（ともに東京堂出版）、『古事記と日本書紀　どうして違うのか』（河出書房新社）など多数。

「2022年 『古代史入門事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」