- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022735980
作品紹介・あらすじ
【社会科学/経済財政統計】日本経済で、最低限知っておきたい基本を平易に解説した入門書。大学生、新社会人や資産運用を始めた人など、経済ニュースを読む必要に迫られた人たちを念頭に、ニュースを読み解くための基礎知識を網羅する。好評既刊の改訂版。
感想・レビュー・書評
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日本経済の基本的な仕組みと因果をある程度抑えられたように思うが、専門的な言葉(入門とは言え学問なので、当たり前だけど・・)と込み入った話もあり、多くを忘れてしまいそう。繰り返し読むことで得られるものは多いだろうけど、ここ最近の国際情勢の劇的な変化を考えると、それらを踏まえた同種の書籍を新しく買った方がいいかもしれない。
以下、参考になった点のメモ。
・石油ショック後のインフレと不況を乗り越えた後の景気
:安定成長期、低品質低価格から高品質高価格へ
・80年代後半
:急激な円高、貿易収支の黒字、「日本経済は世界一」
・1987年頃:バブル絶頂期
・1990年:政府・日銀のバブル潰し→崩壊
・95年:ドルは大きな流れは下げ。輸出企業が海外から受け取ったドルを売ることでドルの値段が下がった。
・復興期から高度成長期の前半:外貨不足。
・労働力不足→経済の効率化・機械化による省力化・無駄の削減・比較優位を利用した国際分業
・増税:インフレ抑制策・財政再建策。どのタイミングで行うのが一番良いか。
・外国人労働者の導入→上記の労働力不足によるメリットへの考慮
・自由貿易協定:お互いの輸入関税を撤廃して国際分業を進める。
国際分業:各国の得意なものを作っている人は賛成し、不得意なものを作っている人は反対。
日本:製造業→賛成、農業→反対
・財政赤字は最優先課題?→そうでもない。
高齢者は高所得な人が多い→先行き不安で貯蓄→相続
景気が良くなれば相続された貯蓄分が世に出回る。
少子高齢化→労働力不足→インフレ→増税に伴う景気悪化
増税による景気の腰折れは避けるべき詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
二年ほど前に、ゼミの教科書として購入し読んだのだが、久しぶりに読んでみたら、すごく勉強になった。
てか、むしろ基礎知識をつけた上で読んだからかすごく納得し、かつ実際の結果と著者の予測を比較してみたりできた。
人間、意識しないで読むのと、知識をつけて読むのでは頭に入ってくるものも変わるのね笑