大人のアスペルガーがわかる――他人の気持ちを想像できない人たち (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.19
  • (1)
  • (5)
  • (7)
  • (2)
  • (1)
  • 本棚登録 :65
  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022736086

作品紹介・あらすじ

【哲学心理学宗教/心理】発達障害の中でも特に対人関係をうまく築けず、"生きづらさ"を感じて、引きこもりやうつ病を引き起こすこともある「大人のアスペルガー」。彼らが抱える困難とは? どうすれば社会で活躍できるのか。第一線で支援を続ける著者が解説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • アスペルガーの人はその特性ゆえに周りとの衝突が多いが、何か秀でた才能を持っていることも多いという。アスペルガーの人を理解して適応できるよう支援して環境を整えることで、社会の水準が高まるという。アスペルガーについての理解は深まったが、一人で支援するには限界がある。本人が病識が持つことと、周囲の理解が広まることが大事だと感じた。

  • 序章で「アスペルガー症候群のほとんどは天才ではありません」と言いつつも、「アスペルガー症候群=機会を与えたり配慮したりすれば有能な社員になれる」という事を前提に文章を書いてる気が。
    が、アスペルガー症候群の人には批判的思考スキルも必要・アスペルガー症候群の人には支援者を見下す人もいるが本当に支援者が見下されても仕方ない人である時も…という他の本ではあまり触れられない点について触れられているのが良い。
    発達障害関連の本には「周りの指摘を素直に受け入れましょう」「注意されても怒ってはいけません。むしろ注意してくれる人がいて有難いと思いましょう」等と書いてある場合が多い。しかし実際には人を疑う能力も磨かないと生きていけないし、発達障害者には頑固な反面騙され易いという特性があるので「人の忠告を素直に聞け」と言うと〝騙されまくり人間〟になってしまう。また残念ながら問題のある支援者も少なくない。

  • 発達障害には、自閉症、限局的学習症、注意欠如多動性などがあり、アスペルガー症候群は、自閉症の一種で知的障害を伴わないケース。精神疾患ではあるが、日本においては大学の医学部では教えていないということもあり、精神科医にさえ十分な理解が進んでいない。社会からはじき出され、病気であることも知らされず、一人で悩みを抱えもがき苦しんでいる。定型発達の人を液体とすると、アスペルガー症候群の人は固体。液体は容器によって形を変えることができるが、固体にはできない。しかし、この人たちは生きやすい環境に置かれることで類いまれなる能力を発揮する。うまく社会に適合すれば大きな社会資本になる。周囲がほんのちょっとの理解を持てば、社会の扉は大きく開くのだ。アスペルガー症候群の人が生きやすい社会は誰にとっても優しく生きやすい社会。共生社会の実現に向け些少なりとも心を尽くしたい。

  • 事例・特性だけでなく役立つ製品の紹介もあり、分かりやすく、かなり役に立ちそうな本。

  • かなり誤解されている発達障害について、臨床心理士である著者が解説し、雇用支援の具体的な道まで書いてある。

    「ふつう」であることを強要しないで、その人ごとにできることとできないことを把握し、生きやすい環境を整えることが大事と。

  • 不安定な日が続いているので。

  • アスペルガー。ここ数年、家庭内でも職場でもよく聞かれるようになった言葉のひとつ。一度整理しておきたくて読んだのがこの本だ。本人にも症状として自覚してもらい、周りがサポートしていくのが大事だという。この症状の方はいわゆる勉強ができる人も多いので、支援する人を〝見下す〟例もあるというのは少々面倒な感もする。
    仕事自体は一途にやってくれるが、周りを束ねるとなると途端にできなくなったり、曖昧な指示で協調性を求められるのも苦手だそうである。明確な指示を順序立てるのが肝要だとか。
    この本は事例が豊富。著者は現時点での〝決定版〟を作ろうとしたのではと思われる。ウチの会社、このような症状を持つ人の雇用対策ができているのかな。

全7件中 1 - 7件を表示

大人のアスペルガーがわかる――他人の気持ちを想像できない人たち (朝日新書)のその他の作品

梅永雄二の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
又吉 直樹
有効な右矢印 無効な右矢印

大人のアスペルガーがわかる――他人の気持ちを想像できない人たち (朝日新書)はこんな本です

大人のアスペルガーがわかる――他人の気持ちを想像できない人たち (朝日新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする