新書521 全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022736215

作品紹介・あらすじ

【社会科学/経営】大好評を博し、版を重ねた投資解説書を全面改訂。経済評論の第一人者と、リーマン・ショックを乗り切り、アベノミクスでさらに儲けたインデックス投資家が惜しみなく方法論を公開。「市場に関係なく勝てる」インデックス投資を徹底解説。

感想・レビュー・書評

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  • 「お金は寝かして増やしなさい」の著者、水瀬ケンイチさんと、「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」の著者、山崎元さんの共著。ほったらかし投資に最適な資産配分、リバランスの方法などが参考になった。

    学んだこと
    ・この本で勧めているのは、国内株式:先進国株式=5:5の資産配分。これは4:6や6:4になっても大丈夫とのこと。おおらかな運用でよい。国内株式がETF推奨で驚いた。

    ・自分がどれくらいのリスクを負えるのかと考える際の、360という考え方が参考になった。例えば、65歳から95歳まで30年あるとする。この間の月数は360。そのため、360万円もっていれば、年金にプラス月1万余裕ができる。1800万ならば月5万。つまり、仮に1800万円損したとしても、月5万の余裕がなくなっただけだと考える。これは、気が楽になると思えた。そして、損しているのは1/3なので、投資金額は1800万✕3=5400万になる。

    ・しばらく動かす予定がないお金は、個人向け国債の変動金利・10 年満期型にいれるのがおすすめとのこと。水瀬さんは、毎月定期的に購入していて、残存年数が階段状になり平均5年くらいになっている。満期が分散し、資金繰りが管理しやすいし、購入時の利回りがならされる、信託報酬のような運用コストもゼロというメリットがある。購入検討してみたいと思った。

    ・確定拠出年金に、債権と株式を含んだバランスファンドは不向き。理由は、非課税メリットを最大化できないから。

    ・投資信託の基準価格は、購入時にはまだ決まっていない。

    ・「ETF」(Exchange Traded Fund)は、 上場した投資信託。主なコストは、「売買手数料」「信託報酬」 。買うときにも、売るときにも手数料がかかる。ETFの信託報酬は、インデックスファンドと比べると、圧倒的に低くなっている。

    ・投資信託は、信託報酬以外にも「その他手数料」がかかっている。

    ・一般的に、 投資信託は100億円の純資産があれば安心 といわれているが、単独で運用されているTOPIX型のインデックスファンドの場合、やや足りない。少なくとも100億以上が推奨。ファミリーファンド方式であれば、比較的安心。

    ・年に1回はリバランスしよう。水瀬さんは、できるだけ買い増しをする「ノーセル・リバランス」をして税金が引かれることを防いでいる。もちろん、自分の資産を考えて行うこと。

    ・水瀬さんのバイ&ホールドを続けられる理由の1つは、「資本主義経済の発展を信じているから」 。
    2つめは、「自分のリスク度の範囲内で投資しているから」 。最初に立てたアセットアロケーションで、最悪どれくらいのマイナスになるかを考えている。私も、ある程度予想しなければと思った。
    3つめは、「自分の感情は間違えることを知っているから」 。どんなに不安になって売りたいと思っても、合理的な理由がなければ売るべきではない。

    ・将来の売り方。「お金が必要になった時に、「躊躇なく」必要な分だけ売ればよい」。必ず儲かるような「うまい売り方」は存在しない。特に、自分の買値よりも安い基準価額であっても、淡々と売ることができるような心がけが大切。

    ・自分のリスク許容度の範囲内で投資をするのが大前提。リスク許容度が下がったら、それに合わせてアセットアロケーションを変更する。具体的には、株式クラス(日本株式・先進国株式・新興国株式など)のインデックスファンドを適当分売却し、同じだけ、個人向け国債(変動金利 10 年満期型)など債券クラスの商品を購入すればよい。

  • # 書評☆3 全面改訂 ほったらかし投資術 | 山崎 元がいろんなところで推奨しているインデックス投資術

    ## 概要
    - 書名: 全面改訂 ほったらかし投資術
    - 副題:
    - 著者: 山崎 元 and 水瀬ケンイチ
    - 出版日: 2015-06-30
    - 読了日: 2019-11-21 Thu
    - 評価: ☆3
    - URL: https://book.senooken.jp/post/2019/12/06/

    ## 評価
    著者の一人の山崎 元の別の書籍である「[図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!](https://book.senooken.jp/post/2019/12/09/)」が面白かったので,興味を持って漁った他書の1冊だ。

    「図解」でも解説されていたような内容が,より細かく書かれていた。出版年的には,本書のほうが先なので,図解が本書の内容に基づいているというのが正確ではある。

    基本的な内容は,「図解」でも書かれていた通り,投資信託のうち,インデックスファンドで国内と国外を5:5の比率で保有するというものだ。

    手順や戦略が明確で悪くないと思った。アセットアロケーションやリバランスのところでなぜこの配分にするのかなどの細かい説明がなかったのが気になった。

    ## 引用
    > ### p. 82: イチオシ銘柄2点
    > 普通の読者が無理なく買うことができる商品の中で、最も手数料が安いものが、国内株式では「MAXISトピックス上場投信」(銘柄コード134)、外国株式では「ニッセイ外国株式インデックスファンド」でした。

    本書ではこの2銘柄を推奨していた。

    > ### p. 143: 「リバランス」はどうするか -- 水瀬式・年に一度行う
    > リバランスは、好調なアセットクラスでの一部利益確定と、不調なアセットクラスでの割安な仕込みを行うことになるので、リターンの改善に寄与する面もあります。
    >
    > 実際、日本株式・日本債権・外国株式・外国債券の4資産に均等投資したポートフォリオに1969年12月末に100円投資し、2007年12月末まで運用し、「リバランスなし」「1年ごとにリバランス」「3年ごとにリバランス」した結果、「リバランスなし」は1145円、「1年ごとにリバランス」は1404円、「3年ごとにリバランス」は1509円となったというデータがあります (出典・『しぶとい分散投資術』田村正之)。

    分散投資の有益性をあまり理解していなかったのだが,分散投資してリバランスすると割安な資産の買い増しもでき,総合的な利益が大きくなるというのがわかってよかった。今まであまり考えていなかったので,今後はアセットアロケーションやリバランスを考えようと思った。

    > ### p. 172: 考え方のヒント3・定額解約よりは、定率解約で

    投資信託の売り方に関して,必要なときに売るというのもあるのだが,それ以外のコツが書かれていた。ドルコスト平均法のように定額で解約すると,株価の低いときにたくさん解約することになるので,定率での解約はなるほどと思った。


    > ### p. 179: インデックス投資の情報収集

    インデックス投資に関するおすすめ書籍が紹介されていた。

    - ウォール街のランダム・ウォーカー
    - 敗者のゲーム
    - 全面改訂 超簡単 お金の運用術
    - 最新 資産設計はポートフォリオで考える 投資信託35の法則
    - 新・投資信託に騙されるな!
    - しぶとい分散投資術

    次どこかで見かけたら読んでみたいと思った。

    ## 結論
    山崎 元がいろんなところで推奨しているインデックス投資術が書かれているように感じた。

    無難な投資方法として参考になった。個人的には,本書で実際にアセットアロケーションやリバランスで運用成績の向上につながるということを知れたのは大きい。

    また,参考書籍の紹介があったのもよかった。

  • 投資すべき資金が既にあり、最適な投資額が決まっているとすると、時間・手間・コストがそれぞれ余計にかかるのとともに、投資完了までの期間に十分機会を利用できない機会コストもかかるので、「気休めにはなっても合理的ではない」方法。既に運用資金を持っている場合は一括投資でも良い。

    ETFは売買手数料が発生するため、少額購入では手数料負けに注意。買うだけでなく売るときも。

    リバランスは年一回、ボーネスで買い増し(ノーセル)リバランスを。

    お金が必要になったとき、必要なブンダケ売れば良い。
    なお、解約は定額ではなく定率で。

  • まともで信頼できる本だった

  • インデックス投資の入門書として最適だということで購入。様々な投資の種類や仕組みを分かりやすく解説しており、おすすめ銘柄等も紹介されている1冊。

  • おススメのポートフォリオ、投資対象がわかりやすく記載されており、初心者にもわかりやすい内容になっている。おススメポートフォリオ(日本株式:海外株式=50:50)は明示されているが、その理由は割愛されているようだった。
    時折読み直して、自分の投資スタイルを見直すガイドとしたい。

  • このインデックス投資のガイド本です。個別株やアクティブファンドへの投資より、インデックスファンドを強く薦めています。個別株やアクティブファンドへの投資より、インデックスファンドを強く薦める本。初心者向けに手取り足取り教えてくれていますが、専門用語が多く初心者にはとっつきにくいと思われます。
    DCとNISAの利用、よいETFの見分け方、巻末に厳選ファンド一覧が載っているなど、内容が具体的な所はよいです。

    ファンドを売って利益確定すると、税金で資産が減ってしまうと考える。

    商品選択の基準は、最も手数料の安いもの。

    現実の投資対象として、アクティブ運用商品に対して、インデックス運用商品の方が明らかに優れている。

    事実として、?パフォーマンスで見てアクティブファンドの平均はインデックスファンドの平均を下回っており、?相対的に優れたアクティブファンドを「事前に」特定する方法はない。加えて、?アクティブファンドの方が手数料水準は高い

  • (図書館資料検索新しめの投資関連の本無差別予約シリーズ)

    巻末のETFマネージャーとの対談が良かった。
    本編はわかりやすいがタイトルの通り初心者向け

  • 本書は、資産運用を専門とする経済評論家である山崎元氏とインデックス投資ブログで人気を博している水瀬ケンイチ氏の共著です
    インデックス運用を通して、大勝ちはできないのでおもしろくはないが簡単に無難に運用することを目的に、その方法等について説明しています

    口座開設方法からはじまり、投資額の決定、投資対象、定期的なバランス調整、最終的な売り方まで、具体的投資対象等も含めて丁寧に説明されています
    このようなほったらかし投資(インデックス投信を積み立ててほったらかしておく投資)では儲からないとする主旨の書籍等もありますが、積極的に投資をしても必ず儲かる方法はありませんし、著者たちの言う平均すれば手数料の安いインデックスでの運用のほうが有利という主張は大変納得できるものになります。
    投資を生業にしようと言うなら別ですが、他に仕事をしつつ余剰資産を投資するのであれば、このような簡単な方法がいいのかもしれません

    【引用】
    ・インデックス運用とは、TOPIX(東証株価指数)や日経平均のような「株価指数」(ストック・マーケット・インデックス)の銘柄と保有ウェイトで投資したのと同じ収益率を目指して運用する方法を指しますが、個人の場合、それを自分自身がやるのではなく、通称「インデックスファンド」と呼ばれるインデックス運用を行う投資信託に投資することで実行します。
    ・第一のメリットは、インデックス運用で金融機関(運用会社や販売会社)に支払う手数料コストが安いことです。第二のメリットは、シンプルで分かりやすいことです。第三のメリットは、インデックス運用が「負けにくくて、無難!」であることです。
    ・インデックス運用の欠点は、相対的に大勝ちできる可能性が乏しくてある種の「面白みがない」ことですが、著者たちは、普通の人にあっては、「面白み」はお金の運用に求めるよりも運用以外の人生そのものの中に求めるほうが有意義だろうと考えています。
    ・ドルコスト平均法を含めて「時間分散」を行う投資法は、投資すべき資金が既にあり、最適な投資額が決まっているとすると、時間・手間・コストがそれぞれ余計にかかるのと共に、投資が完了するまでの期間に十分機会を利用できない「機会コスト」もかかるので、「気休めにはなっても、合理的ではない方法」です。
    ・既に運用資金をお持ちの方は、どの道「いいタイミング」など分からない中で平均的に有利だと思うからリスク資産に投資するのですから、ご自分にとっての適正投資額を遠慮なく1回で投資してしまってください(「一括投資」)。
    ・アクティブファンドの運用者が、「手数料の差に十分見合う以上のアクティブ・リターンをかせぐ自信がある」というのなら、彼(彼女)は、他人のお金でなく、自分のお金を運用しているほうが自然だということに気づくべきです。
    ・読者には、このほったらかしの時間で、人生を大いに楽しんでいただきたい。仕事に生きるもよし、趣味に生きるもよし、家族とのふれあいに生きるもよし、とにかくQOL(Quality of Life)向上に役立ててほしいと思います。相場のことで頭を悩ます時間は、短ければ短いだけいい。そう思います。
    ・ファンドを売りたくなったら、まず、その理由は合理的なものかどうかを考えるようにしましょう。
    ・リスク資産運用として保有しているファンドを売りたいと思った場合、もし、それが合理的な理由であれば、ファンドを売却してもいいでしょう。

  • ほったらかし投資は常に今が一番やるべきタイミングです。

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