自分のついた噓を真実だと思い込む人 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 86
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022736338

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】あなたの身の回りには、まるで「息をするように嘘をつく人」はいないだろうか。しかも自分がついた嘘なのに、「真実」だと思いこみ、いつのまにか被害者面。本書ではその精神構造を読み解き、被害を受けないための防衛法を説く。

感想・レビュー・書評

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  • 内容に繰り返しが多いと感じたものの、読み飛ばしたくなるほどでもないし、埋め草でもないのであえて気にするほどでもないと思う。ただし「書きたいことが100あって削って10にしました」というわけではないと感じたので不満は残った。

    内容はちょうどいい硬さでこれは良い点だし、内容もなかなかなのですが、やはりロジックとファクトが見えにくい点でマイナスに見えてしまうのは、フロイトの限界なのかと思えてくる。フロイトとかラカンという時点で「そういう筋の方ですね」という読者なら良いのだけど、そうでない読者には?なのは理解できる(が同意はしない)。

    ただし例えば「なぜ嘘つきは増えたのか?」とあるが、その増えたという数字なりの根拠が示されないまま、それを事実として話を進めている点はかなりまずいし著者の信用を落としているのは間違いないとも思う。こういうことを指摘してあげる編集者が朝日新聞社にはいないのは誰もが知る事実としても。

  • タイトルどおりの人の心理やそうなってしまう理由、原因が書かれているかと期待して読みました。確かにそのような人のことも書かれていたけれど、ほとんどは普通に自分が嘘をついていると認識している人についてと、そういった嘘をつく人への対処の仕方だった。

  • こわい

  • 愚書。

    うーん。結局何なんだこれは。
    嘘をつくことを分析したいのか、嘘つかれた自分が酷い目にあったと言いたいのか、嘘に騙されないようにするにはどうしたらいいと言いたいのか、騙される前に潰せと言いたいのか、嘘つく奴も認めてあげようよと言いたいのか、男はマザコンだと言いたいのか、マザコンだから悪いと言いたいのか。

    医師としての症例も偏ってるのは本当してしょうがないのかもしれないが、小保方さん事件が嫌いすぎて、自分を騙したニセ女医が許せなさすぎて、他も同じ事例を使いまわしすぎて、読まされてるこっちは、あんたに付き合うのがしんどい。

    言わないことまで不作為の嘘だと言っちゃえば、自分が騙されたと思うことはすべて嘘だよな。

    フロイト派なんだということだけは判った。

  • 『事実をあえて告げない→「不作為の嘘」』
    『作り話をする』

    朝日新聞出版から出ている事が傑作だ。
    日本のマスコミお得意の報道しない自由は
    『嘘』って事ね。

  • 嘘をつく人への対応方法=聴き方、攻め方も書いてあるが、特に目新しさはない。
    嘘をつく人についての解説もそれほど深くない。




    目次
    第1章 あなたの隣の迷惑な嘘つきたち
    第2章 なぜだまされてしまうのか?
    第3章 「あえて言わない」という嘘つき
    第4章 精神科医でも嘘を見破れない理由
    第5章 嘘を見抜くための「プチ悪人」のすすめ
    第6章 もしも相手の嘘に気づいたら

  • 『3月のライオン』のひなちゃんたちの父もこういう人だな…と思った。
    内容としては、こういう人の例とだまされてしまう理由、だまされないための方策といった感じ。
    「なんか違和感がある(妙な感じがする)」という自分の感覚は大事にしたほうがいいと。
    しかし、フランスの例など、嘘がバレたために殺人にまで及んでしまうということもあり、恐ろしい。
    自分が「イネイブラー」(嘘を真実と思い込んでいる人に心酔する支え手)になっている/いた/なるかもしれないということが怖いと思った。

  • 表紙にかけられた帯と、扉絵を制作しています。
    http://tsujikeiko.blogspot.jp/2015/07/uso.html

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プロフィール

広島県生まれ。精神科医。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。フランス政府給費留学生としてパリ第8大学精神分析学部でラカン派の精神分析を学ぶ。DEA(専門研究課程修了証書)取得。精神科医として臨床に携わり、臨床経験にもとづいて、犯罪心理や心の病の構造を分析。社会問題にも目を向け、社会の根底に潜む構造的な問題を精神分析的視点から研究。著書多数。

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