小泉今日子はなぜいつも旬なのか (朝日新書)

著者 : 助川幸逸郎
  • 朝日新聞出版 (2015年10月13日発売)
3.48
  • (3)
  • (9)
  • (13)
  • (2)
  • (0)
  • 本棚登録 :72
  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022736383

作品紹介

【社会科学/社会】若い頃から50歳目前まで、さまざまなジャンルで活躍し続ける小泉今日子。彼女は、世代の近いほかの女子たちとどこが違っているのか。芸能界にデビューした80年代から現代までの「女の子」のありかたの変遷と、それらに対するKYON2のスタンスを描き出すことで探る。

小泉今日子はなぜいつも旬なのか (朝日新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • レビュー省略

  • 求められることに応えつつ、自分の考えも持って、更に変化していくって、難しいな。

  • 小泉今日子を軸にした、80年代以降の女性の変遷を描いた作品。それが趣旨。しかし、小泉今日子の生き方と時々の流行の最先端にいた女性の生き方を対比したいる部分があり、人生論の色合いも実は濃い。僕は個人的には、小泉今日子的な生き方にあこがれる。本当に大切なことを手放すことで再生をする、ということの痛みを大事さを思いさせてくれます。これを読んでから別なキョンキョンの本を読むと違う視点が得られるかもしれません。

  • 767.8

  • 【No.86】「孤独を誰かに愛されることで埋めようとせず、”やっぱりそうだよね”と”人生の前提条件”として受け入れる。そうした”自分の置かれた状況を見きわめる力”が小泉今日子には備わっている」「自分が今、相手のためにできるベストを見きわめて、実行に移す」「自分の中にプロデューサー視点が生まれる。”私”という素材をどう使えば他人に貢献できるのか。そういう視点を持つようになった人間は、自身の価値の見積もりが驚くほど正確」「私に何か才能があるとすれば、人が提案したものを吸収して、自分らしい形にすること」「”ありのままの自分”にたいした価値はない。誰かが”ここではないどこか”に”ジャンプさせてくれる”なんてことは起こらない。”今ここ”でやっていくしかない」「”自分でない誰か”に化身するには、自分をよく知らなくてはならない。自分のしぐさや表情にどんな癖があり、どんな印象を他人に与えているか。一つの人物像を作り上げる”素材”としていかなる特性があるのかを、見きわめる必要がある。素材として自分を冷徹に眺めるなら、”自分に無理なこと”がおのずと目に入ってくる」

  • あまちゃん出演に関する考察が良かった。

  • トンがったアイドル時代を懐かしむ世代にも、
    多才な女優の顔しか知らない世代にも、
    愛され続ける キョンキョン♪

    この本では、
    当時のアイドル達と比較したり、
    80年代〜現代までの女の子変遷史と共に、彼女の魅力を探っています。

  • 小泉今日子の「変わっていく力」に、人生のヒントを学ぶ。メタ認知、「何も誇るものを持たない裸の自分」を受け入れる、他人の意見に一度は従ってみる、などなど。全身黒塗りとか人拓なんてことやってたのは知らなかった。他のアイドルたちとの比較が面白かったかな。斉藤由貴や薬師丸ひろ子は「文学系アイドル」だったんだね。

  • 世代を超えてファンに好かれる小泉今日子。自分も一ファンとして興味深く読んだ。ライバルや一般大衆女性がバブルに踊り、踊らされる中、常に自己を客観化し、お客目線で評価する。そのフィードバックを自己の演技や取り組みの幅を広げることでひたすらブラッシュアップする。そこに彼女の「自然体」でありながらも「ありのまま」に留まらないたゆまぬ成長がある。それがまた同性の支持を増やす。最後の「小泉今日子に学ぶ7箇条」も納得。

  • 荻上チキのSession22に著者である助川さんが
    ゲストで出ていて
    「小泉今日子はなぜいつも旬なのか」
    という本を出したと語っているのを
    お風呂で聞き
    翌日には本屋に飛んでいた。

    私、小泉今日子さんの大ファンだから。
    いや、もはやファンを超えて尊敬すらしている。

    助川さんに感謝。
    よくぞ書いて下さいました。

    さて

    この本は小泉今日子という
    そこらのアイドルとは比較にならない
    オンリーワンな存在の歴史をなぞることで
    80年代から現在までの「女の子」の変遷を
    非常にわかりやすく描き出している。

    キョンキョンはなんてったってアイドルの自分を
    客観的に俯瞰できる稀有の視点と
    冷静にモノの本質を見極めることのできる
    実に賢い人だ。

    だが実際の彼女はシャイで控えめな人だ。
    オンナ度が低い。
    平たく言えば「女子力」が低い。
    かといってオヤジでもない。
    加齢に伴う臭みがまったくない。

    なぜならば彼女は永遠に「女の子」だからだ。

    「女の子」というと
    ブリブリ、フリフリ、キラキラな
    かわいこちゃん系をご想像する方が多いと思うが
    それはまったく違う。
    ことさらに「女の子」らしさを強調する彼女たちは
    「女の子」という着ぐるみを着た強者で
    「女の子」と対極にある実に女性的な存在なのだ。

    女性というのはそもそも図々しく逞しく欲深だ。
    だが「女の子」はそういう人間になれない。
    いつもどこかで損したり
    何かに傷ついたりしていて
    それでも仕方ないと思っている。

    「女の子」はゆらゆらと弱々しいものだから
    いつも心の奥に隠れている。
    30〜40代のフェロモン過剰の日常においても
    欲の臭いにあふれた外界を避けて
    ひっそりと大切にされている。

    だからたとえおばあちゃんになっても
    真の「女の子」は生き続けるのである。
    小泉今日子さんは確実に
    かわいらしくチャーミングなおばあちゃんになる。

    そんな魅力的な老境は
    優雅に見えるだろうが決してそうではない。
    キョンキョンも子供を持たなかったことを
    悔いているようだが
    女子力を駆使して夫を獲得し家族を築き
    そこに安住することができなかった結果の
    「孤独」に耐えて
    生きていかざるを得ないのである。

    それでも永遠の「女の子」は
    人の目には魅力的に映り続けるだろう。
    もしかしたらそれは
    不器用に一生懸命生きて来た
    ご褒美なのかもしれない。

    と、わたくし流の小泉今日子&女の子論を
    ぶちあげてしまったのは
    不肖わたくしもちっぽけな「女の子」を抱えたまま
    いまだにヘタクソに生きているからだ。

    だからなおさらキョンキョンが好きなのかもしれない。

全11件中 1 - 10件を表示

小泉今日子はなぜいつも旬なのか (朝日新書)のその他の作品

小泉今日子はなぜいつも旬なのか (朝日新書) オンデマンド (ペーパーバック) 小泉今日子はなぜいつも旬なのか (朝日新書) 助川幸逸郎

助川幸逸郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
西 加奈子
恩田 陸
佐々木 圭一
宮下 奈都
村田 沙耶香
池井戸 潤
朝井 リョウ
有効な右矢印 無効な右矢印

小泉今日子はなぜいつも旬なのか (朝日新書)はこんな本です

ツイートする