戦国武将はなぜその「地名」をつけたのか? (新書543)

  • 朝日新聞出版 (2015年12月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022736437

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】福岡、仙台、浜松など現代の都市名の多くが戦国武将によってつけられていたことは案外知られていない。そこには、繁栄や平和を夢見た彼らの願いが込められていた。全国をくまなく歩き、地名の由来によって解き明かされた男達のドラマ。

みんなの感想まとめ

地名の由来を通じて、戦国武将たちの夢や理想を探る内容は、歴史と地域の深い結びつきを感じさせます。各地の地名には、命名した武将たちの強い想いが込められており、その背景を知ることで地域への理解が深まります...

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    第1部 戦国武将が名づけた都市名
     第1章  「岐阜」「安土」、すべて信長から始まった!
     第2章  「今浜」を「長浜」に変えた豊臣秀吉
     第3章  「会津若松」をつくった蒲生氏郷
     第4章  「熊本」に変えた加藤清正
     第5章  「福岡」をつくった黒田長政
     第6章  「仙台」をつくった伊達政宗
     第7章  「浜松」を命名した徳川家康 
     第8章  藤堂高通が命名した「久居」 
    第2部  全国に広がる武将の夢
     第1章  東北に広がる
     第2章  関東・甲信に広がる
     第3章  北陸に広がる
     第4章  中国に広がる
     第5章  四国に広がる
     第6章  とっておきの地名

    <内容>
    丁寧に現地に入り、図書館で文献に当たってまとめられた本。ただ地名の表記は、昔は揺れることが当たり前ことは考えねばならない。文字が書けたり、読めたりする人は少なかったのだから。

  • 地名はおもしろい

  • 感想未記入

  • 日本各地の地名の由来を辿った内容ですが、戦国時代の武将の経緯とその土地の由来が書かれている所は、読んで発見する事が多いです。あまり、土地の名の由来を気にする方は少ないかと思いますが、この書籍は分かりやすく書かれています。戦国時代と土地の関係。これだけでも読んで楽しめる一冊かと思います。

  • 古くからの地名の中には、命名した人達の「強い想い」が込められている。そういう史実に、各地の人々はもっと矜持を持って、それを胸に「より元気な地方を…」というのが本書を著した筆者の想いでもあるようだ。

    “精神論”のようなモノは「片腹痛い」という話しになってしまうのかもしれないが、何か最近は「遠い時代の人達が抱いた夢や理想」に想いを巡らせてみることのような、「気持ちの豊かさ」や、そうしたモノを「受継いでみたい」と一寸だけ思うような「ささやかな矜持」というようなものが、然程大切にされていないような傾向が強まっているような気がしないでもない…だから、本書で取上げられているような話題は尊いように思う。こうした話題を知り、各地を巡ってみるのも非常に善いであろうし、各地を巡るに至らなくても、そういう各地のことに想いを巡らせてみるだけでも愉しいであろうし、心豊かになれるのではないだろうか?

    方々の地方に関して、地方の側からすれば「来訪者がもたらす経済効果」が重要であろうし、来訪者の側でも“消費者”としての各地での「サービスの充実度」を訪問先を選ぶ尺度とするのかもしれないが…かなり方々を訪ねてみた経過が在る身として思うことは、各地方の「何処にも“絶対!!”に真似が出来ない、オリジナルなモノ」というのは、「各地域の物語=歴史」に「尽きてしまう」ということだ。本書で取上げられているような、「遠い時代の人達が抱いた夢や理想」が反映された、「地名の由来の物語」のようなモノは、非常に大切だと思う…

    本書はためになる。そして、筆者と共に各地を訪ねているような気分にさえなる本だ。しかし…強烈な“副作用”も在る…本書で取上げられた地域等に出掛けてみたいという気分が沸き起こる…

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著者プロフィール

1945年長野県松本市生まれ。作家(地名作家)。教育学者。筑波大学名誉教授(元副学長)。柳田国男研究で博士(教育学)の学位を取得。学問もそれに基づく教育も人間を幸福にするためのものでなければならないとの思いで、教育改革と地名研究に取り組んできた。筑波大学退職後は自由な地名作家に転じ、多数の地名本を出版。NHK「人名探究バラエティ――日本人のおなまえっ!」など各種番組にも出演してきたが、2018年2月に突如体調を崩し、翌19年5月にALS(筋萎縮性側索硬化症)の宣告を受けた。しかし、それに負けじと本の執筆を継続。ALSに関する著書に『ALSを生きる いつでも夢を追いかけていた』(2020年)、『夢はつながる できることは必ずある!――ALSに勝つ!』(いずれも東京書籍、2022年)があり、本書が3冊目。地名本には『日本列島 地名の謎を解く』(東京書籍、2021年)、『全国水害地名をゆく』(インターナショナル新書、2023年)などがある。

「2024年 『ALS 苦しみの壁を超えて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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