ねこはすごい (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 122
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022736529

作品紹介・あらすじ

【自然科学/生物学】熊より強い、3メートル以上跳ぶ、人の死を予知、家電も使えるetc.知られざるねこの「強さ」「五感」「観察力」「治癒力」などに迫る。ねこ研究の第一人者が、「猫島」での長年のフィールドワークで得た、ねこの"すごい"生態や行動などの最新情報を紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 現在、私たちの近くで暮らしている猫たちは、彼らの祖先であるリビアヤマネコの身体能力をほぼそのままの形で受け継いでいる、ということにまずびっくり。
    私たちは爪を隠した野生動物と一緒に暮らしているということか!

    本書を読みながら、百閒先生の「猫は我我の身辺にゐる小さな運命の塊まりの様なものである」という一文をふと思い出しました。
    鋭い感覚や高い身体能力もさることながら、"ただそこにいる"だけで人に元気や笑いをもたらしてくれる存在であるということも、猫のすごさなのだなぁ。
    我が家のにゃんこをますます愛でたくなりました。

  • 第1章 ねこはつよい
    第2章 ねこの「感覚力」
    第3章 ねこの「治癒力」
    第4章 Cool Japan!日本の「ねこ文化」
    第5章 人とねこの共存社会にむけて


    動物学者が書いた猫本。文化から身体能力まで幅広く紹介されていました。嗅覚は人間の10万倍、聴覚は人間の5倍ほど。読んで思ったことは猫にとって人間と一緒の生活は、においといい音といいストレスが多いのかもしれないということ。料理をし始めると居間から移動して他の部屋に行ってしまうわが家の猫。キツそうと思ってはいたけどやっぱり嗅覚が鋭いんだろうなぁ。


    他、オキシトシン別名「愛情ホルモン」P138 

  • 筆者のネコへの思いが強い分、思想というか考えが前面に押し出されているが、新書という読み物の性格上、有りと思う。ネコの研究はまだ犬に比べてだいぶ少ないんだな。殺処分を無くして存分に愛で、ネコ先進国たれ、と。

  • ネコの身体能力・癒しの力・日本の猫文化・殺処分なののネコを巡る日本の状況について、動物学者が真摯に執筆。
    科学的な叙述の合間に「その大きな瞳に魅入られると思わず寄って抱き上げたくなりますが」みたいに、猫好きモード全開なのが微笑ましい!
    そんな著者もネコアレルギーを発症していたことがあるそうで、研究が続けられないかもしれない…という苦悩の時を克服しての研究の成果。猫好きは大いに頷いて読み進めるわけです。
    結論は「ねこはすごい」というより、「ねこは偉い」。
    そうなんです。あの体で必死に生き抜く姿が感動的なのです。
    3年前に20歳で召されたうちの子も、最後の日まで自分で立って歩いてトイレに行って、全力で生き抜こうとしている様子で、ただただ感銘を受けたものでした。

    日本の猫文化、確かに素晴らしいと思う。
    けれど、「世界一」かというと、どうだろうなあ?
    もっと当たり前に猫がうろついている光景(屋外だけではなくて)がないと、世界一の猫文化の国とは言えないように思う。

  • 猫の「肉球」について一切触れていないことが少し気になった。ツメについては言及されていたが、猫といえば肉球、じゃないのか…?

  • 978-4-02-273652-9 211p 2016・2・28 1刷

  • 研究論文っぽい文章だった前作から2年、
    章ごとにきちんとまとまった解りやすい内容に進化♪
    ねこの“すごさ”をするに最良の本です。
    進化の過程で身に付いた身体能力、感覚等の理科的な
    “すごさ”から、人間に影響を与えた“すごさ”まで。
    能力というのはある一定の器があって、
    その中で、ある能力が特出すれば、
    ある能力は劣ってしまうという不思議。
    ねこに必要な能力、劣っても大丈夫な能力、その対比。
    生物って本当に興味深いです。
    人に対する“すごさ”として、
    遥か過去からあったねこブーム、
    癒し、地域ねこ等々にも焦点を当て、幅広く、かつ、
    豊富なデータをも紹介してあり、楽しめました。

  • <目次>
    第1章  ねこはつよい
    第2章  ねこの「感覚力」
    第3章  ねこの「治癒力」
    第4章  Cool Japan!日本の「ねこ文化」
    第5章  人とねことの共存社会に向けて

    <内容>
    ねこ研究者による、ねこの本。科学者なので、ねこのひげや歯や目や骨格の話から、人間との共存まで。特に第5章の高齢者の野良猫へのエサヤリに対する話などは、単なる「ねこブーム」本ではないことを示している。

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