「安倍一強」の謎 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022736635

作品紹介・あらすじ

【社会科学/政治】急ごしらえの安倍内閣は、なぜ強いのか? 「政権投げ出し」からどう変わったのか? アベノミクス、安保法制と個々の政策には反対が多いのに、なぜ内閣支持率が高いのか。現内閣には多くの謎が潜む。気鋭の政治学者が、この謎を見事に解明する。

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んでもなぜ、支持率が高いのが、今一わからない。

  • 現在の安倍内閣を、政権交代があり得る政治体制に適応できているから強いのだとする視点で読み解いている。
    「政権→下野→政権」このサイクルこそが一般的であり、この意味で野党が目標とすべきは現在の自民党であるというわけだ。政党内閣制が続くうえでは、そうかもしれない。現政権の至らないところを、新しい政策を掲げる次の政権が補っていく。もちろん継承すべきは継承しつつだ。
    けどそれ以前に、政党内閣制が限界にきているんじゃないだろうか。

  • 本書は、日本政治は少しずつ成熟に向かっているという現状認識の下、第2次安倍政権発足以降の「安倍一強」とも呼ばれる状況がなぜ生じているのかについて、一度与党であった自民党が野党になり、再び与党になったというプロセスを経て、安倍自民党政権が政権交代のサイクルを先導している点を理由として指摘する。また、民進党には、政権交代のサイクルの先を行く自民党から学ぶべきは学んで、強い野党となり、政権交代のサイクルをより円滑にし、日本政治の基盤を強めるようエールを送っている。
    本書は、各章ごとに、「問い」を設定し、それに答えていくという構成になっている。ただ、正直、最初に設定された問いの答えがすっきりわかるようになっているかというと、あまりそのようには感じられなかった。
    一方、個々の指摘は興味深いものが多かった。例えば、「1990年代型改革」の終焉の指摘、菅官房長官以外では官房長官が務まらないような形で内閣官房改革が進められているという指摘、安保法制を巡る動きを踏まえ市民が理解できる「アマチュアリズム」が必要であるという指摘などである。
    本書の日本政治の現状認識は、楽観的に過ぎるのではないかという気はしたが、日本政治を成熟させていくうえで、示唆に富む内容であることは間違いない。

  • 一度野党に転落した苦い経験を経て、自民党の政権中枢は政権交代の可能性を十分意識して、将来の交代を可能な限り阻もうとしている。
    官邸主導を支える人的基盤は菅官房長官その人であるが、制度的基盤は内閣官房・内閣府である。

  • 政治学者がこうしたワイドショーレベルの作品書くから、largeN一強になるんだよ。

    それにしても、新進気鋭とは。
    もう中堅だろ、この人。

  • 惨めな政権投げ出しから、復活して今の強大な政権をなぜ作り出せたのか、知りたくて読んでみた。各章の初めに、「なぜ❔」とテーマが上げられてあり、その答えを見つけ出そうと読んでみるが、イマイチよく分からない。私の理解力のなさだろうか。
    答えを簡潔にまとめて欲しかった。
    与党自民とが野党に転落したことによって、何をすべきかを学習したからか。あと菅官房長官の力も大きい。

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