生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 401
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022736703

作品紹介・あらすじ

人生を苦痛に感じる人には何が起きているのか。自分に自信がなく、人から批判されたり恥をかくのが怖くて、社会や人を避けてしまう…。それが回避性パーソナリティの特徴だ。思わず「自分のこと?」と思った人も大丈夫。面倒くささや無気力な状態を脱し、自由に生きるための方法とは。

感想・レビュー・書評

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  • 自分を守りすぎてチャンスを逃してしまっていたのかもしれない。人生のリスクやマイナス面を過度に恐れて行動できないそんな経験があなたにもあるのではという問いかけ。ギクッとする箇所満載だがだからこそ自分を見つめるときに読みたい一冊。

  • 「生きるのが面倒くさい」というタイトルはちょっと誤解を生むような気がするのですが…。
    パーソナリティ障害の本は数あれど、回避性パーソナリティ障害に特化した本はなかなかないので、心待ちにしていました。
    自分が回避性パーソナリティ障害と診断を受けているので、当然共感する点が多く辛かったです。
    この本を読んだからと言って楽になれるわけではありませんが、自分のことを理解してもらうために家族にも読んでもらいました。
    「甘え」「怠け」で片付けられるのはごめんです。本当にこの世は生きづらい。早く抜け出したい。楽になりたい。

  • 誰でも何かしらの心のクセはあるもので、これは自分のことかも、と思う事もよくある事だ。この本もそれで手に取った。自分みたいと激しく思う所も、ちょっと違うかなと思う所もあったが、まあ、日常に支障はないレベルなのだろう。
    それよりも子ども時代に形成される愛着についての方が気になり、子どもへの接し方を考えた。何が正しいなんて全くわからない中でさらに混乱している気もするが、応対する事をちゃんとやれるようにしたい。
    結局のところ、勇気を出して決断し一歩踏み出せるかが大きな鍵だが、それはいまだに苦手。誰のものでもない人生のはずなのに。自分のやりたい、を大切にしたい。

  • 脱するには、一歩踏み出すのみ。
    結局家族など甘えやたてがあるから回避する。
    そして自分で選択する。
    好きな領域で行動を広める。
    安全基地を作り自分で解決する術をもち一つ一つ乗り越えていく。

    小さな変化を起こす。

    神経質も一つの発達障害なのか?
    なんか障害ってつく疾患が増えている。

    回避性の人が回復を遂げた時、同じ人とは思えないような変化が見られるようになる。行動することに不安がなくなり、自分にブレーキをかけ過ぎなくなる。
    自由に動けると感じ

  • 「自分に自信がなく、人から批判されたり恥をかくのが怖くて、社会や人を避けてしまう。それが回避性パーソナリティの特徴だ」。自分のことかと思うくらい当てはまっててビックリ。「私は回避性パーソナリティです。愛着スタイルは恐れ・回避型です。これを読んでご理解よろしくお願いします」と、自分の取り扱い説明書として周囲の人に配って回りたいくらい(笑)。性格自体は変わらないからそれを悩んでも仕方ない。例に挙げられている星新一やビアトリクス・ポターのように、自分らしく生きるしかない。

  • 生きるのが面倒くさいと常々感じるが、自分には定職もあり、交流も恋人もある。本書は回避性パーソナリティー障害についての解説のため、タイトルにつられて手を伸ばした期待に応えるものではなかった。
    ただ、星新一や井上靖、ビアトリクス・ポターなどの著名人にも回避性の傾向がみられ、彼らの生き方についての考察は大いに参考になった。自身の意思で選択をしていくことが生きる意欲につながるとのこと。受け身のサラリーマンになって以来、年々生きるのが面倒くさくなっているので、納得の納得である。

  • 回避性パーソナリティ障害。ひとと会うのが面倒くさい。リスクが怖い。
    井上靖と星新一のエピソードが興味深かった。
    著者は「母という病」の人。

  • ・自分のことは自分で決める。主体性を持つ。
    ・困ったら助けを求める、人に頼る。居場所を探し出して安全基地にする。
    ・人生は有限であるということを忘れない。

    この3つを学びました。

  • 自分にも当てはまるところがあるかもと反省しつつ、周囲にそういう人いるなあと思うこともあり。腹を割って話す相手を慎重に選びがちなうえに、大丈夫だと見極めた相手にはときに執拗に追い込むような失言をしてしまう。対人関係のバランスが取れない状態。相手の反応がある程度予想できる範囲での会話が自然かと。注意したいと思いました。

  • 回避性パーソナリティという言葉を知らなかったので読んでみましたが、これはなかなか難しい(生きづらい)症状だと思う。
    この面倒臭さは、生まれ持った性格というよりは、かなり後天的に形成されるパーソナリティだと思う。
    もちろん、発達障害などにより生きづらさがこじれてなってしまうケースも多いようなので、突然そうなってしまう訳ではないようだが、本人も周りも気付けずに苦しんでいる人が多いように思う。
    個人的にこの回避性を持っていたであろう人が身近にいて、悩んで悔やんだ苦い記憶が蘇った。

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プロフィール

1960年、香川県生まれ。精神科医、作家。東京大学哲学科中退、京都大学医学部卒業。同大学院で研究に従事するとともに、京都医療少年院、京都府立洛南病院などで、困難な課題を抱えた若者に向かい合う。現在、岡田クリニック院長(枚方市)、大阪心理教育センター顧問。著書に、『愛着崩壊』(角川選書)、『愛着障害』『愛着障害の克服』(以上、光文社新書)、『パーソナリティ障害』(PHP新書)、『母という病』(ポプラ新書)など多数。小笠原慧のペンネームで『DZ』(横溝正史ミステリ大賞受賞、角川文庫)などの小説作品がある。

「2018年 『愛着アプローチ 医学モデルを超える新しい回復法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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