新書574 最新 惑星入門 (朝日新書)

  • 朝日新聞出版
3.70
  • (6)
  • (9)
  • (5)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 102
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022736741

作品紹介・あらすじ

【自然科学/天文地学】最新の惑星探査機は、摂氏400度以上になる水星で水の存在、土星の衛星「タイタン」で生命発生の可能性、海王星の衛星「トリトン」で氷火山の存在を明らかにした。日本の天文学の第一人者が最先端の研究をもとに太陽系のすべてを解説する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ふむ

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/685386

  • 最近ひげが伸びてダ・ヴィンチのようになっている渡部先生の本です。入門というだけあって、太陽系の星を手前のほうから順番に観測の仕方も含めて解説していきます。だいぶわかりやすい書き方です。
    しかし惑星観測の分野はここ数年の進歩が激しすぎて、2016年の本でも最新の成果がないなと思ってしまうのが仕方がないこととはいえ、書くほうも大変だなぁと。こういった本でざっと知識を整理して、最新の知識はNHK BSPのコズミックフロントで仕入れるというのが正解ですかね。

  • 語り聞かせのような文体で読みやすいけれど、やや物足りないかも。
    気になったのは、各惑星の説明で、最初に公転周期や太陽からの距離等が示されるけど、項目が統一されていないし、そういう情報は、まず一覧表のような形で提示の上、特長ある部分を語る方が良いと思う。
    惑星以外の説明は、そこそこ興味深かった。最新データでまた解説してほしいと思う。

  • 月の満ち欠けの周期は29.5日だけど、それは地球が太陽を公転しているからであって、月の公転周期は27日だとか、火星のオリンポス山の高さが27kmであるとか、天王星は横倒しのまま公転していて、もしかすると磁場の逆転が起きつつあるのかもとか、もう話がすごすぎる。人間が普段生活するうえでは地球が丸いことに気づくこともなく、ましてやそんな大きなことは想像することもなく、ある意味のほほんと生きている。かたや自然(世界、宇宙)はそんなことお構いなしにそうできている。

  • タイトルにもあるが、2016年時点での「最新」の太陽系の太陽以外の天体の情報を、分かりやすく、かつ、密度濃く解説した本。内容が盛りだくさんで、最新以外の情報でも全く知らなかったことも数多く書かれていた。前半が、太陽系の成り立ちと、水星から天王星まで、後半が小惑星や外縁天体、宇宙塵などについて。主な惑星については探査機が飛ばないことには研究成果が出にくく、最新の情報ということでは限られる。それ以外の太陽系天体について、近年の研究成果が多く、それによって太陽系の成り立ちが、より明確にわかってきたことがよく分かる。

  • 太陽系の構造とその成り立ちに関する最新の知見を紹介した本。

    前半は面白かったんですが、後半は、前半の繰り返しとなる部分も多く、だんだん間延びというか、内容が退屈になっていったのが、残念。

    とはいえ、惑星探査の目的や、様々な探査機の役割やその意味を知る上では、とても参考になりました。

  • 惑星入門というよりも、太陽系入門に近い内容。
    太陽から始まって、惑星、小惑星、彗星、・・・と、太陽系の天体を懇切丁寧に紹介しています。
    意外と各惑星や衛星について詳しく書いてあって面白いです。
    あと、実際に天体観測する際の見方のポイントがあるのが良いですね。
    星が綺麗に見える場所で久しぶりに天体観測してみたくなりました。

  • 個々の解説は短いが、新書だから仕方ない。最新の状況を確認。

全13件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×