年を取るのが楽しくなる教養力 (新書579)

  • 朝日新聞出版 (2016年9月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022736796

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】まだまだ働き盛りと思っていても、次第に「老い」や「死」を意識し始める50代。ゲーテ、宮沢賢治、『論語』、『ギリシャ神話』などの文芸作品に導かれながら、人生の後半戦の楽しみ方や、不安を解消するすべなどを説き起こしていく。

みんなの感想まとめ

人生の後半戦を豊かにするための教養について深く考察されており、老年期の生き方や心構えを提示しています。著者は、文芸作品を通じて得た知識をもとに、年齢を重ねることの意味や、さまざまな経験から得られる教養...

感想・レビュー・書評

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  • 豊富な読書量をもとに老年期の生き方を提示。決して読書案内ではないが、読書に裏付けされた内容は大変深い。

    • ひでの本棚さん
      こんにちは☺️いいね、ありがとうございました。
      こんにちは☺️いいね、ありがとうございました。
      2020/08/28
  • 人生は終わりが近づくいてくれば「好きなものだけに」と言う部分があったが母親が全く同じ事を言っていたのを思いだしました。

  • 教養とは年齢を重ね、色々な出来事を乗り越えて身につくものもあるし、限りなく傷ついたり泣いたりして、心から血を流す思いをしたからやさしくなれ、人格ができ素直になれて教養を学ぶ心構えができる。
    そんな気がする。そして家族との生活での学び。

    忘れることの癒し効果と、懐かしむことのできる忘れられない感情。
    人に優しくできる人格と教養を持ちたい。
    年を重ねても若々しいしなやかな心と、身体と大きな懐を持ちたい。

    読書で自分を養って魂をきれいにしたい。
    そうしたらきっと豊かな老後を過ごせると思う。

  • 齋藤孝氏の著書『使う哲学』と同時に、2019年を迎えるにあたっての冬休み図書として購入。

    人生の折り返し地点を過ぎた歳を迎え、そして元号も新たになる時代を迎えるにあたり、今後の半生をどう生きていこうかと考えることが多くなったので、一度教養人の考えを知ってみようと思ったのが本書を手に取ったきっかけである。

    本書はタイトルに"教養力"と謳ってはいるものの、理屈云々より先人の知恵や賢人の事例を基に、著者の体験談を交えながら人生の後半をより充実して生きるためのヒントを与えてくれる。
    まず序章にて、人生をいくつかのプロセスに区切る先人の考え方を紹介し、インドの「四住期」の考え方を現代の日本社会向けにアレンジした「新・四住期」を提唱している。
    これは、人生を30歳から15年区切りとしたもので、以下のように区分されるとする。

    ■第一期:「狩猟期」(30~45歳)
    ■第二期:「ダブルスタンダード期」(45~60歳)
    ■第三期:「円熟期」(60~75歳)
    ■第四期:「ゼロ出力期」(75歳以上)

    30歳を出発点としている理由は、この年代から本格的に人生が意識されるようになるからということだが、自分自身も仕事とプライベート双方の大変化がきっかけで、30歳から人生を真剣に考えるようになったので、この考え方は非常に共感が持てる。
    また、第二期を「ダブルスタンダード期」としているのは、仕事という第一基準と、後半生の準備という第二基準の二つを同じ優先順位で並走させるからということであるが、この点についても自分が今この時期に差し掛かっていることを考えると合点がいく。
    このように人生の後半をいくつかのステージに区切ることで、何を優先し、そして何に備えなければならないのかが明確になるといえる。

    上記のように人生の後半を区切ったうえで、著者はステージごとに徐々にギアチェンジするよう心掛けるようにし、特に第二期すなわち45歳からは無理に突っ走らないよう注意を促している。
    これについても、自分は45歳になってからステップアップを志し、職場も仕事内容もガラリと変えたことが裏目に出てしまい、周囲に多大な迷惑をかけただけでなく、自分自身も心身ともに多大なダメージを被ってしまった経験から、非常に納得のいく言葉であると感じている。
    そして序章の最後で、著者は三年分の期間を一塊にして考える「三年パック」の考え方を提唱し、人生を小分けして意味付けしながらポジティブに生きていこうと述べている。

    以降の章では、序章の考え方を基にして、趣味、学び、社会貢献、社交、孤独・老い・死との向き合い方が展開されていくが、教養とは何たるかを説いてそれを身に付けるよう啓蒙するというより、序章で取り上げた人生のライフステージを念頭に置きながら、いかにして自分の人生の幅を広げていくか、ということにフォーカスしている点が本書の特徴であるといえる。

    個人的には、著者の「高齢になればなるほど話が長くなる傾向にあるので、周囲に疎まれたくなければ年を追うごとに時間を強く意識すべし」というくだりがリアルに心に響いたので、今後の教訓としたい。
    そして残りの半生を悔いのないよう生きるために、今置かれている第二期においては、無理をしない程度に60歳以降の準備をあと10数年かけて進めていこうと思えた一冊であった。

  • 好きなことをもっと探そう。
    興味があること以外に関しては、スルーしてしまうとそれだけ楽しみも交友関係も狭まってしまう。

  • はたして「年を取るのが楽しくな」ったりするんだろうかと懐疑的な思いで手に取った斎藤孝氏の最新刊.
    章立ては
    序章 「人生時間」を考える
    第1章 趣味を究める
    第2章 学びの真髄に触れる
    第3章 孤独と付き合う
    第4章 老いや死と向き合う.
    古今東西の書物からの幅広い引用を交えながら,年をとって仕事から解放されると,こういうこともできますよ,こう考えると年をとるのが楽しくなりますよ.この現代,やる気さえあれば情報も機会もすぐ手に入りますよ.そして,そういう風に生きるには45歳を超えたあたりからの準備が大切だと説く.
    まったくもっともなことばかり.けれど時間と心と懐に余裕がないと始められないことも多いなぁ.それと定年後に本を読むのは大変じゃないかな.集中力は落ちるし,視力は弱るし.そんなことを言っている私にはまあ無縁な本でした.

    それにしてもいつも思うけど,これだけ本をだすネタがよく続くなと感心する.東大受験の頃から築きあげた高度な情報処理能力で,本,テレビ,映画などいろいろなものから,情報を吸収し,それをアウトプットに合わせていろいろ組み替えているだけなんだろうけど,まあ常人ではないな.

  • 長生きすれば、それだけ楽しみが多く、益も多い。日々これまで知らなかったことを知り、月々にいままでできなかったこともできるようになる。だから、学問が発展したり、知識が開けたりすることも長生きしなければ得られないのである。
    劣等感コンプレックスは、勇気を持って行動し、経験によって自信を付けることで、克服していける。
    自分を上機嫌に保つコツにはいろいろあるが、もっとも手っ取り早いのは自分が好きなこと、楽しいと思えることを増やす。
    趣味を存分に楽しむためには、「幅広さ」と「深さ」が必要。
    これまでなじみのなかったものを見たり聴いたりして、さまざまなジャンルに手を出してみる。そして気に入ったものが見つかったら、今度はそれを深掘りしていく。
    せっかく長生きするのだったら、一つでも自分が好きなものを増やしたほうが、人生楽しみに決まっている。
    食わず嫌いをしない好奇心や柔軟さを持つこと、好きなものをどんどん増やして、精神のアンチエイジングに励む。
    年を重ねていくと何でもわかった気や知った気になりやすい、これまで手を出してこなかったものに挑戦すると言うことは、若い頃のまっさらな気持ちを思いおこさせてくれる。
    「自分はこんなもんだ」と受け止められるのも、大人ならではの余裕
    周りと上手になじむためのポイントは主に2つ、一つは威張らないということ、もうひとつは話を長引かせないこと。
    できるだけ質問することを意識する。会話をしていて質問するこというのは基本的な事
    雑談というのは、お互いの趣味や好きなことについて語り合うというのが基本
    リズムのある生活は心身を健やかに保つ。規則正しく暮らすことは、孤独を寄せ付けない防御策
    自分のやりたくないこと、嫌な人間関係などを取り除き、自分が本当に望んでいるものや人に囲まれて生きる。そんな環境をつくることができれば、幸福度は思った以上に高くなる。
    昨日も一つ学んだ、今日も一つ学んだ、そう毎日を送って行けば、年を取ることをむやみに恐れる必要は無い。
    お経をずっと唱えていると、次第に副交感神経が優位になる。
    「自分は死ぬのだ」と日々死に身の覚悟で生きていれば、一日一日を生ききる力も湧いてくる。
    死の恐怖というものは、自分の思考がつくり出したもの、自分にとらわれている限り、死の恐怖からは逃れられない

  • 印象に残ったフレーズ:
    自分の人生を自分の手でしっかりと意味づけして、ポジティブにとらえる。そのためのトレーニングとして「3年パック保存」の記憶術
    偏愛マップの作成。自分の世界の広がりを確認する。
    自分自身を更新していこうという意欲があれば、人は力強く生きていける。
    自分にとらわれている限り死の恐怖からは逃れられない。自分よりもっと大きな存在、自然や宇宙に自身を溶かし込んでいくことで自分という小さな枠から解放される。

  • 人生経験豊かな人ほど自分のアウトプットに夢中とならず、相手から引き出すことが上手になる

  • 第5章まではそれなりに面白く読んでいたのだけど、最後の第6章「老いや死と向き合う」で、ほとんどすべてのページにうなずきまくりながら読んでいた。
    特に、p179
    「学びたいものがあり、自分自身を更新していこうという意欲があれば、人は力強く生きていける」
    この一文に出会えたことで、この本を読んで本当によかったと思った。ありがとう、斎藤先生。

  • ●「人生の後半戦を楽しく生き生きと過ごすためのキーワード」は「教養」だ、という著者の意見には大賛成である。

    ●残りの人生の時間を考えると、やりたくないことをやっている暇はないのは確かで、「新しいものへ積極的にチャレンジする」ことや、「新しい趣味の友人関係の構築」を進めていきたい。

    ●この本の中で一番印象に残っているフレーズは、「自分が話している時間は学びが少ない」だ。

  • 年をとるからこそおもしろくなる!

  • 年々年をとるにつれ、ますます生をエンジョイする!!いやなことはやらない!!朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり!!日々死に身の覚悟で生きる!!人生の意味を哲学によりあらためてとらえ直す!!

  • 趣味を深掘りする。
    同じ監督、同じ作家、同じミュージシャンの曲で聴き比べてみる。

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著者プロフィール

明治大学文学部教授。1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり、日本語ブームをつくった。著書累計出版部数は1000万部を超える。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』総合指導のほか、フジテレビ「全力! 脱力タイムズ」、日本テレビ「ZIP!」など、TVコメンテーターとしても活躍中。

「2026年 『齋藤孝と生み出すあなただけの名言レッスン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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