京都ぎらい 官能篇 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 72
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022737472

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】あの古都は、まだとんでもない知られざる歴史を秘めている。京都が千年「みやこ」であり続けた秘密は「京おんな」。その惑わす力で権力者をからめとってきた朝廷。人生をくるわせるほどの女性を生む魔性の舞台装置としての京都。日本史の見方が一変する一冊!

感想・レビュー・書評

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  • 京都の女性にまつわる観点から論じてみた内容。

    京都は都であり政治の中心であったのだから、女性にまつわる話が多かったのは必然ではないか?
    でも大阪に比べると京都の方が柔らかいイメージが先行しているのでいやらしさは感じていなかった。
    でも、実情は権力と相まってドロドロしていたんだろうな。

  • 前半の筆者の経験については何が言いたいのかよくわからなかったが、後半の歴史上、性を政治の道具に使われていたことについては、面白く読めたし「とはずがたり」について初めて知って勉強になった。

  • ここに京都嫌いな話はありますか?祇王祇女、二条、常盤御前とか歴史好きならよく知られた話で、新鮮味はありません。知りたかったのは、市井の京女の官能編でした。そこに筆者ならではの京女の生態分析とかを期待していました。残念な一冊でした。

  • 前作の痛快さはないよね。「京都ぎらい」というタイトルとはニュアンスがだいぶん異なる仕上がり。歴史に登場する女性に思いをはせるエッセイととると楽しい。桂離宮の件りはは好きだなぁ。事情も分かるけど、遊郭と同じ建築様式だったことには触れないで欲しいとする宮内庁ってなんだかなぁ。

  • 2018.3rd
    前作が面白かったので、手に取ってみました。
    前作が京都の洛中洛外の対立構図を基本として多様なトピックに触れられていたのに対して、今作では徹頭徹尾京都とエロスの関係性について語られています。
    朝廷政治において性の果たした役割がいかに大きいか!筆者の想像に及ぶ部分は多々あるものの読んでいて面白いかどうかでいうと前作に全く劣らない作品でした。

  • 著者は京都大学建築学科卒業の教授。
    京都府生まれ。洛中に住む人々を 観察してきた長年の経験。
    ノスタルジーと 知的な頭脳と 還暦すぎてからの 人間への愛着と達観。
    おもしろい!!!

  • 官能という側面から京都の真の姿を明文化する.妄想にも感じるが,否定する要素は何もない.京都を感じ,語るなら,表層だけでなく深層まででなければ嘘だろう,という一種の心の叫びか.

  • <目次>
    まえがき
    第1章  古典と嵯峨
    第2章  白拍子のかくれ里
    第3章  京都はかわった
    第4章  武者をとろけさせる女たち
    第5章  共有された美女
    第6章  王朝の力

    <内容>
    「官能編」とは何か?ちょっと疑問に思いつつ手に取った。なるほど、京都に絡んで女性をテーマにした本であった。自らの体験(1970年代、アンノン族の生まれた頃の嵯峨野の話)から始まり、『とはずがたり』や『平家物語』などを題材に、縦横無尽の知識で語っていく。面白いが、京都とはあまり関係がないかもしれない。

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著者プロフィール

国際日本文化研究センター教授

「2017年 『学問をしばるもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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