京都ぎらい 官能篇 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022737472

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】あの古都は、まだとんでもない知られざる歴史を秘めている。京都が千年「みやこ」であり続けた秘密は「京おんな」。その惑わす力で権力者をからめとってきた朝廷。人生をくるわせるほどの女性を生む魔性の舞台装置としての京都。日本史の見方が一変する一冊!

感想・レビュー・書評

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  • 京都の西郊に広がる「嵯峨」の地で、幼い頃から20代半ばまで暮らしてきた筆者が、前著『京都ぎらい』での大当たりに応え、古都の秘められた「おんな」の歴史観光編。 『平家物語』と深いかかわりのある「祇王寺」の智照尼と仏、 瀬戸内寂聴の『女徳』と「寂庵」、新田義貞の首塚碑とつれあいの供養塔にまつわる艶聞など、時の権力者たちが骨抜きにされ、人生を狂わされてきた男たちの「みやこ」を暴いた、愛と教養の古都めぐり。

  • 1970年代以降、京都が若い女性に人気の街に変容していったが、その前は・・・というお話でしたね。

  • タイトル通りである。とにかく薄気味悪い。上げたり下げたりしながらも、どこかナルシシズムが垣間見える。平仮名の使い方も気取っていて、如何にも京都人らしい。
    https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2023/08/19/125946

  • 前作に続くコアな京都文化の、「京都府民」である著者による紹介です。本作は特にその風俗に焦点を当てた内容で、京都の風俗について紹介され、とても興味深い内容でした。また「本当は好きなくせに」について言及され、その思いを何となく理解できる反面、少し遠目でニヤけて拝見させていただきました。

  • ベストセラーの前著に比べると物足りなさを感じる。特に後半の古典文学の解釈と「京都ぎらい」のタイトルに整合性がない。古典からの引用や実証から京都の過去の風景を偲ぶ作業は面白く読めるが、それで「嫌い」になることとは別の価値観、世界観と言えるだろう。実際筆者も「嫌い」と言う感情は文中ほぼ表出してこない。申し訳ないが「古典から読み解く宮中の性生活」とでもすべき内容だった。

  • 70年代に京都旅行に来ていた女性がたくさんいたという話から、人気芸姑、数寄屋は妾の家だったとかの雑多な京都+女性論。段々と後半は歴史の話登場。

    大化の改新の詔で、形容端正な女子を朝廷に差し出せと命令したとか、そんな話が多くなる。「京都ぎらい 官能編」というタイトルとはほぼ無関係なのは、景表法違反的けど、まあまあ面白かった。

  • 前作ほどではなかったけれどくすりと笑える。
    祇王寺近辺はときどき行くので、たくさん豆知識を仕入れることができてよかった(使い道はないけれど)。

    それにしてもひと昔前は、京都は色ごとの街という認識が世間に流布していたとは知らなかった。なかでも夏目漱石がそのような京都を、そしてそこで話されている(京言葉ではなく)「京都弁」を嫌っていたとは。それを『坊っちゃん』を例に説明するくだりが面白かった。

  • ふむ

  • 『官能』と銘打つほど官能って感じはないような・・・

  • 前作、京都ぎらい、が圧勝かと。

    官能編との事で、古典文学や歴史上の女性に焦点を当て官能の側面を紐解いていく。
    一部の男性向けか⁈

    作家、ジャーナリストだけでなく、夏目漱石までが京都を小馬鹿にし、卑猥な街だ、みだらな女は京都から、と表現している、三四郎を再読してみたい。

    島原の角屋と親王家別荘、桂離宮との共有の建築形式
    コレに対応する宮内庁、京都事務所側の反応を載せる。かなり強気の一冊

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著者プロフィール

建築史家、風俗史研究者。国際日本文化研究センター所長。1955年、京都市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。『つくられた桂離宮神話』でサントリー学芸賞、『南蛮幻想』で芸術選奨文部大臣賞、『京都ぎらい』で新書大賞2016を受賞。著書に『霊柩車の誕生』『美人論』『日本人とキリスト教』『阪神タイガースの正体』『パンツが見える。』『日本の醜さについて』『大阪的』『プロレスまみれ』『ふんどしニッポン』など多数。

「2023年 『海の向こうでニッポンは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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