京都ぎらい 官能篇 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 152
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022737472

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】あの古都は、まだとんでもない知られざる歴史を秘めている。京都が千年「みやこ」であり続けた秘密は「京おんな」。その惑わす力で権力者をからめとってきた朝廷。人生をくるわせるほどの女性を生む魔性の舞台装置としての京都。日本史の見方が一変する一冊!

感想・レビュー・書評

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  • 70年代に京都旅行に来ていた女性がたくさんいたという話から、人気芸姑、数寄屋は妾の家だったとかの雑多な京都+女性論。段々と後半は歴史の話登場。

    大化の改新の詔で、形容端正な女子を朝廷に差し出せと命令したとか、そんな話が多くなる。「京都ぎらい 官能編」というタイトルとはほぼ無関係なのは、景表法違反的けど、まあまあ面白かった。

  • 前作ほどではなかったけれどくすりと笑える。
    祇王寺近辺はときどき行くので、たくさん豆知識を仕入れることができてよかった(使い道はないけれど)。

    それにしてもひと昔前は、京都は色ごとの街という認識が世間に流布していたとは知らなかった。なかでも夏目漱石がそのような京都を、そしてそこで話されている(京言葉ではなく)「京都弁」を嫌っていたとは。それを『坊っちゃん』を例に説明するくだりが面白かった。

  • ふむ

  • 『官能』と銘打つほど官能って感じはないような・・・

  • 前作、京都ぎらい、が圧勝かと。

    官能編との事で、古典文学や歴史上の女性に焦点を当て官能の側面を紐解いていく。
    一部の男性向けか⁈

    作家、ジャーナリストだけでなく、夏目漱石までが京都を小馬鹿にし、卑猥な街だ、みだらな女は京都から、と表現している、三四郎を再読してみたい。

    島原の角屋と親王家別荘、桂離宮との共有の建築形式
    コレに対応する宮内庁、京都事務所側の反応を載せる。かなり強気の一冊

  • 京都は性的にも時代の最先端を行っていた歴史について「軽い」タッチで書かれていた本。
    官能篇とあるけれど、別にドギツイことはなかったです。

    京おんなについて全部書かれてなんていないので、むしろ本の帯が良くない。
    出版社の宣伝間違いでむしろ評価が下がったのでは?(苦笑)

    文章は軽いんだけど、内容は薄そうに見えて微妙に通なので、ある意味、京都の街をある程度知っている人のほうが楽しく読めるかもしれません。

    島原にある元遊郭の角屋の建物の造りに桂離宮との共通点があると以前雑誌に書こうとしたら、宮内庁からめっちゃ抗議されて、そのような文章を載せる出版社には今後一切宮内庁が管理する建物の写真を使わせないと言われて大変だったという話がとても印象的でした。

    この本にもあるけれど、美女をあげるから協力しろとか、皇室政治と性はかなり密接にかかわり合っている時代が長かったと思うんですけどね~。

    byスネ夫

  • このシリーズは面白いが、今回は正直「京都ぎらい」をテーマとする本ではなく、京都でその昔展開された色恋の話をあれこれ提示している。一つ一つのエピソードは面白いが、まとまりに欠ける感がある。とはいえ、後半の「とはずがたり」の下りはとても面白かった。

  • 京都の、都だった時代の京の別の姿を教えてもらいました。やはり美女には敵わない。それが政治システムに組み込まれていたのが興味深かった。

  • 京都の歴史を見るときに「性」の視点も入れてみては?
    という著者の提言。
    「美人力はけっしてあなどれない」というのが前提にある。

    あくまで著者の提言だから、
    推論を交えて言いたい放題の感じは否めない。
    まぁそういう趣旨の本だから、批判することも特にない。

    ただ、個人的には読みづらかった。
    いろんな内容を列挙している感じで、
    一冊の本としてまとまりに欠ける印象を持った。

  • タイトルに見紛うことなく、本書は「京都」の「官能」を扱った本です。

    これは世の中「官能」論全般に言えることですが、男性が語っているため、「官能」と言いつつも男から見た「女性」論です。誤解を恐れずに言えば、「女の存在自体がエロい」と言ってもいいかもしれません。これはもう男の妄想です。
    http://naokis.doorblog.jp/archives/erotic_kyoto.html【書評】『京都ぎらい 官能篇 (朝日新書)』(1)京都はエロいのか? : なおきのブログ

    本書は「京都」の本なれど、江戸幕府が開かれる前のほとんどの時期において政治の中心が京都だったこともあり、本書の後半は実質「日本史官能篇」の様相を呈しています。
    http://naokis.doorblog.jp/archives/trouble_with_women.html【書評】『京都ぎらい 官能篇 (朝日新書)』(2)古今女難集 : なおきのブログ


    <目次>
    目次
    1 古典と嵯峨
    2 白拍子のかくれ里
    3 京都はかわった
    4 武者をとろけさせる女たち
    5 共有された美女
    6 王朝の力

    2017.12.25 くまざわ書店品川で見つける。
    2017.02.03 予約 4冊35人待ち
    2018.04.25 読書開始
    2018.05.04 読了

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著者プロフィール

国際日本文化研究センター教授

「2017年 『学問をしばるもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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