弁護士の格差 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 79
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022737489

作品紹介・あらすじ

【社会科学/社会】依頼金の「持ち逃げ」や「事件放置」、先方と勝手に「和解」──こんなセンセイに頼んではいけない! 弁護士の数が増えすぎて質が低下した法曹界の実情を、複数の実名弁護士が豊富な事例で証言。身を守る対策から弁護士の選び方、アディーレ事件の本質まで詳述。

感想・レビュー・書評

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  • 特筆すべきことはなし。7000億円のマーケットに40000人は多いのか少ないのか。

  • 新司法試験制度になってから、随分と弁護士というものが変わったらしい。
    単純にビジネスと割り切り、まあ、言っちゃレベルが低いというか。依頼人にとって何が正しいのかよくわからないけど。
    確かに法人筋でもなければ個人なんて、一生にそう何度も弁護士と関わることなんかない上に、一発勝負で、とんでも無いのに当たる可能性もあるわけで。
    弁護士増えても言うほど、普段必要性感じないからねえ。

  • 司法制度改革に伴い、弁護士の在り方も変わってきている。テンポのよい小気味よい語り口で、弁護士業界の実情にぐいぐいと迫って行く。業務形態による弁護士の特性、旧司組と新司組の違いなど、法曹界とは縁遠い一般市民には分かりづらいことが明解に語られていて、興味深い。

  • 弁護士については興味あるけど・・う~ん読み進められなかった。

  • 内容・文体ともに週刊誌のそれだが、それだけに、司法改革による弁護士増加の影響を肌感覚で感じ取ることができる。司法改革、理念はともかくとしてぶっちゃけどうなのか。その声のいくつかを知るにはよい。

  • 80年代、現在の38000人の半分以下
    例えば離婚事件 着手金30万成功報酬50万 結果にかかわらず着手金のみ40万 着手金20万成功報酬は慰謝料額の20% など
    裁判になれば別途15〜20万、出廷につき…
    司法試験改悪以降、弁護士がどんどん芸能人化していった
    いい弁護士の選び方 15000円使って三人の弁護士に相談する
    訴えられた場合は、また異なる。訴えられた額の5%+9万など。つまりたとえ裁判で勝ったとしても何も得るものはない被告が1番厳しい立場に立たされる。
    格安若手弁護士ソクドク どちらも商売熱心ですよね、大したサービスでもないのに勿体ぶって高い金を依頼者から取るベテランの街弁もひどいが、本来トータルバックで行うべきサービスを細切れにして収益分野にする新興法律事務所もかなりのものですね
    離婚事件1つとっても同じ条件などありません。唯一効率良いビジネスと言える収益分野がある。それが消費者金融の過払い請求訴訟等に見られた債務整理だと言う
    「依頼者はね、弁護士に何を期待してきていると思う?代わりに喧嘩をしてほしい、だから勝てると言う空気感を常に保っておかなければならない。」
    弁護士の業務のうち、刑事事件が1割を超える弁護士はめったにない。国選弁護人は一回8万。
    slapp訴訟 高額恫喝訴訟

  • 弁護士業界に拡がるさまざまな「格差」について書かれた本。

    かつてはプラチナ資格として「食える資格」の代名詞であった弁護士資格。司法改革により弁護士が増えてきた現在は「食えない資格」として挙げられるようになっています

    司法改革の荒波によって、弁護士の経済事情やスキル・意識が変わってきています。弁護士業界に現れた「格差」。これが私たち一般市民にどう影響するのかを考えるきっかけになる本です。

  • これを読むと弁護士に夢も未来もないということが分かる。
    この本の内容が真実であれば・・・

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著者プロフィール

秋山 謙一郎(あきやま けんいちろう)
1971年兵庫県生まれ。フリージャーナリスト。創価大学教育学部大学院修了。
週刊ダイヤモンド、ダイヤモンド・オンライン、朝日新聞出版「AERA.dot.」などに寄稿。日刊ゲンダイ「転落からの復活」を連載。
著書に『友達以上、不倫未満』『弁護士の格差』(いずれも朝日新聞出版)、『ブラック企業経営者の本音』(扶桑社)、『商社マンの「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本[第2版]』『公務員の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本[第2版]』(いずれも秀和システム)など、著書多数。

「2018年 『水商売の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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