世界の未来 ギャンブル化する民主主義、帝国化する資本 (朝日新書)

  • 朝日新聞出版
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022737526

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】資本主義とグローバリズムが民衆を収奪し、ポピュリズムと分断、憎悪が世界を暗雲のように覆う……。民主主義が機能不全を起こす中で、歴史的転換期に入った現代社会。不確実な未来を見通すための確たるビジョンを提示する。これが「世界の知性」の答えだ!

感想・レビュー・書評

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  • 大学図・1F開架 081.2/72/653
    東2法経図・6F開架 304A/To17s//K

  • ブリグジットやトランプ大統領の誕生をグローバル経済でないがしろにされていた民主主義が復活と断言して、EUと日本の民主主義の行く末を語ります。
    日本のエリートは欧米と異なりグローバルではない指摘し、少子化対策に婚外子を奨励するなどもあり、フランス人らしいエスプリに満ちた言説がとても興味深く読めます。
    また、21世紀は移民政策が重要にもかかわらず国を開こうと意識が薄い日本と指摘されていますが、先日、日本の移民流入数が世界第4位との記事を読んで驚きました。この件は真っ当な移民政策の議論が必要そうです。

  • 国家が市場に組み込まれるようになると、国家は市民よりも「市場の力」によって支配されるようになる。世界的な市場や企業は、即席でしばしば非政府的な、いわゆるグローバルガバナンスの機構に当地されることになる。新しい問題、例えば利害・価値観・アイデンティティをめぐる政治的総突、難問やジレンマが現れている。

  • 東2法経図・6F開架 304A/To17s//K

  • 選ばれたひとびとが大衆の代表ではなくなっているという点に納得。多様化の弱点でもある、わかりやすいリーダーのたてづらさ。人口論も興味深い。

  • 選挙に対する不信感、国会の権威低下などの民主主義を足元から掘り崩す現象が日本に限ったことではなく世界的にみられるだという指摘に納得する共に、深刻ではあるが悲憤慷慨するあまり如何に日本がダメかといった悲観論から脱却する役に立つ。

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プロフィール

1951年生。歴史人口学者・家族人類学者。フランス国立人口統計学研究所(INED)に所属。76年、『最後の転落』で、弱冠25歳にして旧ソ連の崩壊を予見し、フランス・アカデミズム界に衝撃を与える。その後、歴史人口学の手法で「家族構造」と「社会構造」の連関を示し、全く新しい歴史観と世界像を提唱してきた。主要な著作として『世界の多様性――家族構造と近代性』(99年)『新ヨーロッパ大全』(90年)『移民の運命』(94年)『経済幻想』(98年)『帝国以後――アメリカ・システムの崩壊』(02年)『文明の接近――「イスラームvs西洋」の虚構』(07年)『デモクラシー以後』(08年)(以上、邦訳藤原書店)などがあり、近年は大著『家族システムの起源』を出版。

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