聖刻1092僧正 壱 (ソノラマノベルス)

著者 : 千葉暁

• 朝日新聞出版 (2009年1月20日発売)

作品紹介・あらすじ

"八機神"のひとつ"木龍の操兵"に搭乗し、反法王軍の旗を掲げるクランド軍の副将として教都に攻め上がろうとするガルンとの別れの時が来た。フェンたちはジュレの母親の消息を尋ねて東方西部域へと向かう。だが目指す西部域では、祖国ヒゼキア復興を目論む"土の門"ダロトが、蒼狼鬼ガシュガルとともに公子ダウスを奉じて大国ハグドーンに牙を剥いたことから、今また新たなる動乱の火が燃え上がろうとしていた。大幅な加筆修正を施しておくるシリーズ完全版。

感想・レビュー・書評

[柊龍司さんの感想 · 2013年3月6日]

ガルンの見る過去、これって結局現代の生きる者は皆過去からの因縁に縛られてるってことにならないかと思ったりするけど、ほぼ完璧な外面のクリシュナがいよいよストレスを爆発させて仲間は別れ別れに。
クリシュナが一回り大きくなるための試練とはいえ、悲劇が丸見えの展開がもどかしい

著者プロフィール

1960年1月5日生まれ。東京都出身。埼玉県新座市在住。山羊座のB型。
アニメ、ゲーム、プラモ等の雑誌・書籍編集を経て小説家となる。
本作「聖刻1092」シリーズがデビュー作で、他にも同じ世界を舞台とする「聖刻群狼伝」「聖刻群龍伝」シリーズがある。

「2022年 『聖刻1092 神樹 参』 で使われていた紹介文から引用しています。」