- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022738547
作品紹介・あらすじ
久鬼玄造、修羅の旅はまだ終わらない。己の内に「獣」を秘めた青年、久鬼麗一と大鳳吼。二人の出生の秘密を知る久鬼玄造は、若いころ、西域探検隊が持ち込んだ「キマイラの腕」を預かり、修羅の旅を始めていたのだった。その数奇ないきさつを語り終えた玄造は、いまや幻獣と化した麗一の出没する南アルプスの山中へ向かう。だが、その地では、あの異能の格闘家、龍王院弘もまた、呻吟しているのだった。待望の書き下ろし新作、登場。
感想・レビュー・書評
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おもしろかった。ようやく中国での回想がおわった。キマイラの秘密も少しだけ見えてきた。キマイラ10もすでに購入済み。楽しみだ。
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昔、ソノラマ文庫の時代によく読んでいたシリーズだ。鳳凰変あたりまではソノラマ文庫で読んだんじゃなかったんだろうか。その後、続刊が出ず、気がつくと数冊出ていた。いや、買ってはいて、買ったことすら忘れていたんだけど。中身もけっこう忘れていると思うんだけど、意外と忘れていても楽しめるのがこの人の作品なんだよね。そうそう九鬼弦蔵の思い出話で昔の中国とかに行ってたんだよね、と。その思い出話もようやく終了。また物語が動き始めたのかな。手元に11巻まであり、実は12巻まで出ているそうな。また読み進めたいね。
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【18/10000】
夢枕獏 著
「キマイラ玄象変」
ソノラマノベルス
久鬼玄造の語る西域篇から、舞台は現代に移る。
キマイラと化した九鬼を救うことができるのか。
久鬼玄造や巫炎、九十九や菊地には何ができるのか。
この物語は、面白い。 -
やっと現代。でも30年前?完結せんよね〜
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既に「鬼骨変」が出ていると知って、慌てて積読してあった「玄象変」を読みました。(^^;
この巻で、長らく続いてきた西域の話がようやく終わりました。そして玄造の過去が語られ、なぜ玄造がキマイラにこだわるのかが明らかになります。
ここからはまた、現代を舞台に物語が進むようですが、刊行ペースをもう少し何とかして欲しいです。
それから、この本から挿絵が天野喜孝さんから寺田克也さんに変わってしまったのが残念でした。天野さんのイラストによる相乗効果が、この作品をより盛り上げていたと思いますので。 -
夢枕獏の描く格闘シーンはいつもぐいぐい引き込まれる。
この作品がまた読めてよかった♪
★朝日ソノラマの作品はどれも良かった! -
やっと、最新作に追いついた。
そもそも、この巻が出たと気づいたから、前の2巻から復習の意味もこめて読み直してみた次第。
そもそも、この作品が8年ぶりらしいから、トンデモないですな。
長かった、回想シーンがやっと終了。
これで、物語のキーのそもそもの言われが語られつくしたわけになりますが、それにしても長すぎ。私も作者も年取って、文体も変わってきたような・・・
ようやく、本巻の最後で、もとの時代(現代)に話が戻ってきました。
さすがに、盛り上がってきました。続きが楽しみ。
でも、次の最新刊はいつになるのだろう?
奥日付を見ると、初版はすでに2年前。2020年までにリリースされれば、
まだましといったところでしょうか。
すみません、全然、作品のレビューになってません。
でも、読んでいる人には、この気持ち、分かるでしょう? -
九鬼玄三の過去の物語がようやく終わって、話の本筋が見えてくるようになりました。面白いのはいつものことなんですが、ペースを上げてください。漠さん。
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既読なのか、そうじゃないのか…
読んだ様な…気もする…
みたいな読後感です。
なかなか進まないね、お話。 -
キマイラシリーズ9。8年振りの最新刊。ようやく中国回想が終わり、現代へ。まだまだ終わらないでほしいが、早く先が読みたい。
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このシリーズの新刊を手に取るたびに
「んもうっ、焦らしプレイなんだからっ」
と思うんですが、今巻もご多分に漏れず…
夢枕先生、次は8年もかけないで下さいね^^; -
2010.11.14 (107) 朝日ソノラマ文庫で「幻獣少年 キマイラ」が出たときに読んでからの付き合いで今までソノラマ文庫で買っていたが、いつ出るか分からずまた追跡不可能なほど間が空いていた。朝日ソノラマの置いてある本屋さんも少ないし、今回も新刊かどうか半信半疑で読んだが実に8年ぶりの続編とのこと。何ぼほど待たすんや、まったく。相変わらず話しは今回も全然前に進まず枝葉ばっかし。しかし8年前の本と違和感なく続けて読める作風の変わらなさもある意味凄い。終わるんかな。グインサーガの例もあるしな。
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本当に久しぶりのキマイラ。書いている作者も楽しいのだろうか、筆が走っているのがよくわかり、あっという間に読み終わる。もう何年前に初めて読んだのか覚えていないぐらい昔から続いているが、話の中で経過している時間は圧倒的に短い。実際の時間は長く過ぎたせいで、背景などが陳腐化することもあるが、古臭さは感じない。もともと、古い話から繋がる話であるということと、戦いとか生存とか人間の本能に根ざした話だからだろう。読んでいる読者も楽しいが、書いている作者も楽しいということが伝わる。願わくは、作者が元気で執筆活動ができる間に終わることを望む。未完の大作でもよいのだけどね。
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2010/10/5購入
2010/10/9読了 -
8年ぶりの続編。待ちかねていただけに、あっという間に読み終えてしまった。
物語の熱量みたいなものが当時と同じなのかどうか心配だったが、無問題。明治時代から昭和40年代?を経て、再び現代に戻ってきました。
まだ終わりが見えません。あんまり間をおかずに続編に期待。 -
久鬼玄蔵のキマイラに対する執着の一部が更に明らかになり、キマイラ化した麗一との邂逅に向けてやっと一歩進んだ最新刊。やっと新刊が出たのはうれしいが、ハードカバーで今後は最初に出しますといってたのはどうなったのだと声を大にして言いたい。前巻ハードカバーで揃え直した私がバカみたいじゃないのよ。