ミニスカ宇宙海賊2 黄金の幽霊船 (朝日ノベルズ)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022739131

作品紹介・あらすじ

高校生活とかけもちで、宇宙海賊船弁天丸の船長としての任務をこなしはじめた茉莉香は、密航者として弁天丸に乗り込んだセレニティ星王家のプリンセスから、さまよえる黄金の幽霊船を捜してほしいと懇願される。星王家の建国時の巨大移民船であり、その後消息を絶って伝説の幽霊船としての目撃情報だけが飛び交う時代遅れの船に、一体何が秘められているのか。快調シリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • お姫様の密航から始まる大冒険かな?前巻は茉莉香の宇宙や宇宙船に対する思いが書かれたが、今回は船長としての茉莉香の思考や海賊船弁天丸のやり方が追えて、面白かった。
    黄金の幽霊船に関しては人類が宇宙に進出して長い年月が経てば、そういう事も十二分にあり得る話だと思う。地球の海だって幽霊船は噂されるんだから。
    [more]
    それにしても楽しめた。書いてある事の全部が現実の物理との繋がりがあるわけではないだろうが、自分みたいなへっぽこにはこれぐらいが丁度いい。
    分からない部分も含めて、何か面白く感じられるから

  •  知能問題ってよくある話で。賢い人同士だったら凡人から見て面白いものになるんだろうか~って結局感情論か!となる。

  • 2冊目です.
    女子高生兼宇宙海賊の船長・茉莉香が立ち向かうのは黄金の幽霊船.
    先代の船長を頼ってやって来たお姫様と共に
    伝説の幽霊船を探すというわけですね.
    1000年続く王国の秘宝が隠されているという噂の幽霊船.
    何故そんな幽霊船をその国の姫様が探すのか.
    そして探し出して一体何をしようというのか….
    で,王国の繁栄の裏に隠された秘密とかいろいろ.
    そこそこ面白かったよ.

  • 前巻同様、アニメとの比較の感想にて御免。

    細かく状況描写や設定が描かれているので、アニメの説明不足を
    補完してくれた感じだった。

    グリューエルのスペックがアニメと違ってた。
    茉莉香もアニメと比べるとけっこうバタついてる印象。

    原作読むと、アニメがどこに焦点当てて
    お話作りをしているのかが分かって興味深い。
    グリューエルや茉莉香の能力値の変更も、それ故なんだろうな。

  • 最後の最後でドタバタっと終わった感じはちょっと残念だけど、全体的に面白かったので満足満足。でも、このタイトルだけはやはり馴染めない(笑)

  • 第2巻を読破。

    アニメ第7話から第12話(もしくは第13話)までの原作。

    いつもの海賊行為――客船相手の営業をしていた茉莉香たち弁天丸クルー。

    由緒ある宇宙海賊なのだから、そのセキュリティは万全と思いきや、あっさり密航されてしまうのでした。

    密航してきたのはセレニティ王家の第七皇女さまで、彼女は「黄金の幽霊船」を探してほしいと弁天丸に依頼してくるのでした。

    アニメではすっかり船長っぷりが板についていた茉莉香だけれど、原作では新米っぷりがうまく描写されていて、おもしろかったです。

    黄金の幽霊船を求めて無茶苦茶な跳躍してるシーンでは、緊迫感がばしばし伝わってきて、読む手が止まりませんでした。

    チアキちゃんが茉莉香の替え玉で弁天丸船長をやっていて、「おい、いいのか、バルバルーサ」とか思ったのだけれど、お父ちゃんもノリノリで安心しました。



    アニメとは違い、専門用語とか言葉とかいろいろあるけれど、読みがたい印象はありません。

    読みやすく、さらにはのめり込みやすい作品だと思います。

    補完もできるし。

    それにしてもゴンザエモン船長っていったいどんな人物だったんでしょう?

    読んでいて興味がわいてきました。

    どんなきっかけでグリューエルと知り合ったんだろう。

    おちゃめな人だったのかなあ、とか。

    読唇術のところがみょ~にお気に入り。

    ヨートフ、と書くとなんともないのに、よーとふ、と書くとおちゃめに見える、不思議!

  • アニメで黄金の幽霊船の話が終わってから読んだ。
    あっちの茉莉香は既に船長としての貫禄が出始めているが、こっちは一杯一杯で手探りの状態に見える。なので同じ幽霊船の話なのに茉莉香の印象が少し違う。
    肝心のストーリーは派手な戦闘こそないが先が気になる面白さはあるので楽しめた。

  • シリーズ2弾。やっぱり面白いです。
    1巻はプロローグで、ようやく本編。
    とは言え派手なドンパチは少ないのに緊張感があり、スピーディに話が進んでいきます。
    それほどジョークが多いわけではないのにコミカルで、娯楽性あり、楽しい作品です

  • 一番面白かった小ネタ
    「プリンセス・セレニティ」
    月に代わってお仕置きしてくれる人ですね。わかります。

  • 自分たちの日常に無い物語で冒険をする場合には目的が必要なんだけど、やっぱり財宝とか未知の利益になる可能性が待っているのを目の前にするとワクワクするし、この本の特徴としてその部分を人間的な感情で描写するのではなく状況を淡々と述べていくだけで読み手にそう受け取らせてくれる。出発の前の事前準備に多くの意味があるしそういう前置きがかなり重要。国家を建設する時に建国を神話にする必要性ってやっぱりあるんだろうな。


    宇宙の世界を描写するときに必ずと言っていいのがリアリティや実現性を伝えるときどうやって伝えるのか? というのが問題になるのだけど、「超空間」に関しての説明を自分はストーリーの筋を読み込めるかどうかが変わってくると思う。ここの出入りを興味深く読めるならこの話は面白く感じれると思う。
    王家の関わりと薔薇の泉に関しての話では、最初の幽霊船から続く宇宙的な目線から紆余曲折を辿ってこのお家騒動にたどり着いたかといった感じ。事前にセレニティ王家が争い事にはなっている事は序盤から瞬時はされていたものの、遺伝子を保護していくことで王家が存在し続ける理由の秘密、それを公開するかどうかで2人の姫が大きな争い事として広げていくのかと思いきや、ラストに海賊としてのある種強引な行動をとることによって複雑な問題? を解決させるっていうスタイルが効果的だったかと言うのが主な印象。まだ謎の多い未知の空間に奥へ奥へと進んでいく臨場感が終盤には多くあった。

    それにしてもこの皇女様は年齢の割に考えがしっかりしすぎている気も、時代設定的に頭にチップを埋め込むことも遺伝子操作も訳ないのに「薔薇の泉」では基本的なパターンでしか変化させていないとすると、皇帝家は少なくとも初代・もしくは人口子宮の元となった人物の誰かはこの幼少期にこれだけの知識や判断力を有していることになる。それはたしかに一国を治める力というのには十分なものだったんだろう。
    と思ったが誤解していた部分があって、よく読んだら初代の統治者の段階で遺伝子調整は行われていて、薔薇の泉はそのパターンの基礎変更させることが目的だったので、結果的にはグリューエルその他王家は遺伝子操作の恩恵を受けてはいるんだね。なら姫の博学と交渉力も納得は多少する。

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