ミニスカ宇宙海賊3 コスプレ見習海賊 (朝日ノベルズ)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 279
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022739261

作品紹介・あらすじ

弁天丸が病院船へ搬送中の生体コンテナから病原菌を植えつけられた猫猿が逃げ出し、茉莉香以外の乗組員は全員、一定期間の隔離が必要な伝染病に罹ってしまった。一カ月間海賊行為をしないと、私掠船免状が停止になる。困り果てた茉莉香は白凰女学院ヨット部のメンバーを弁天丸に乗り込ませて海賊業務を続けることにした。娘海賊軍団が宇宙で大騒ぎする、快調シリーズ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 今までとは異なる船長茉莉香が読める第三巻
    今までは乗組員に支えられてきた茉莉香がヨット部部員を引き連れ、海賊を行う異例の事態にてんやわんやといった感じだったな。まあ、弁天丸の動かし方とか、艦内の説明があって想像力を掻き立てられたけどね。
    [more]
    茉莉香がヨット部部員と海賊営業を行うまでが前半で前部長の誘拐が後半と言うことになると思うが、前部長が恐ろしいほどの手際で物事を進めていた気がする。

  •  コスプレしたかったんですね。あとがきにもあるように、確かに本棚に並べにくいタイトルだわ。

  • コスプレ見習海賊ですよ.
    今回は学校のヨット部のお嬢様方と海賊行為.
    というのも,弁天丸のクルーが厄介な感染症で隔離治療.
    その隔離期間中にも海賊営業していないと
    海賊免許が停止されてしまう,という事情で.
    2巻の姫様も再登場して
    年若い娘たちの宇宙海賊が仮結成するわけですよ.

    なかなか面白かったよ.
    茉莉花船長もどんどん経験値を蓄積してってますね.
    で,次回は過去話だそうですね.
    どんどん読んでいくよ~.

  • たしかに最後が駆け足だったのはちょっと残念。
    だけど、いろいろ細かい描写が面白かった。

  • 面白いんですけど、あえてちょっとなぁと思ったのが出だしの話法が1作目と同じ。このパターンは嫌いじゃないけど、同じ作品に2回も使われると、このあともあるんじゃないかと勘ぐってしまう(笑)

  • モーレツ宇宙海賊第三巻、市営バスに置き忘れていたと思っていたら積読の本達と一緒に入れていた、 悲鳴伝を買った時に市営バスの中で入れたのを思い出した。 アニメ版と大体同じなのだが、馬鹿息子がやっていたのは麻薬乱交から革命ごっこに変更されているのね。 あとやはり全体的に詳しく描写されている。

  • 3巻はアニメと展開がかなり違ってる。共通なのは白凰海賊団とジェニー誘拐という設定だけか。どちらのほうが良いというのはないし、どちらも面白かったから問題はないか。

  • 読んでいてやっぱり楽しい!
    SFには興味がなかったのに、時間を気にせず読んでしまいました。さようなら睡眠時間ヾ(-ω-*(・ω・*)☆゜・*
    今回はヨット部大活躍ですね!
    チアキちゃん何だかんだ言っても優しいです。

  • これは高校生の海賊営業よりもジェニー・ドリトルとリンの二人の間柄と争奪戦の話の方が盛り上がった。
    メインが白凰女子になった一巻の冒頭を再現しているわけだが、その裏側とドタバタがメインの描写になっている。しかしこれだと1巻のプロローグである一連のシナリオ自体が大きく変わることはないし、成功してお終いという形になったらあまり今までの細かい背景を描いたシナリオとも違うテイストとしてなんだか軽い感じになる。次の巻への繋ぎなのか、著者元来の性格なのか、そこをあまり許さないのがこの本のスタイルで、一仕事終わった後に飛び入りの仕事が舞い込む。個人的にはここからの展開の仕方が好み。
    ぎこちない海賊行為のための練習と偽りの報告も、全部が後々の「元部長」救出劇に繋げられる流れが作られている感じがした。結婚からの逃走に関しての理由が学生っぽいというか、麻薬やら乱パっていうくだらない理由なのも、元部長と副部長2人の関係についてもインパクトある効果的な印象を受けた。風邪で隔離されている弁天丸クルーが地味に援護射撃をしていく様子も茉莉花成長物語のように生暖かくみれるのも効果的。
    4章まではタイトルとか前作の数回の話を見ているとおおよその予想がつく話ではあるけれど、5章から先の話に関しては予想外の展開になっているので、それまでの船員やキャラクターが理解した上で次の展開を楽しむことが出来るわけだけれども、なんというかここでジェニーの結婚相手になっていた人物の様子というのが露骨に残念野郎っていうのが真っ先に浮かんだし、そういう想像が出来るくらいの自分の中での妙なリアリティーがあった。
    どちらにせよ、こういう関係性を書けるというのがある程度人間関係とか会社の事情を上手く掴んでいるように見せる描写力というのが必要なんだということなんだけど、その辺が面白く書けている。
    後、切迫感と展開の速さが断然こっちの部長救出に使う話の方がある。
    部長の話と海賊営業の話2つに共通していたのが弁天丸にある船内格納庫のディテールが細かく書かれていることで、ここら辺が実の所メインテーマだったのかも。
    その後に跳躍合戦の追いかけっこする場面も乗組員が成長しているのもわかるし、ある程度知略を尽くして相手を抑えこんでいる行動に出てるのもいい、こんな小さなことのために保険組合とか艦隊が引っぱり出されて妙に重い交渉をしているというギャップが面白い。
    学生組でも船内の役割分担が主要キャラで出来つつあるし、コネクションの視点で見ると本来の乗組員より有りそうなのもなんか恐怖心がいい感じに働く。圧力のかけ方は露骨にえげつないけど。
    個人的にはこの巻を境に絵が一気に現代のラノベっぽくなった気がする。単純にイラストレーターの絵柄の変化なんだけど、時間と共に流行に沿っていってることを実感。

  • 一番面白かった小ネタ
    「大学星系は銀河帝国の教育機関として独立と治外法権が保証されている」
    11人以上いますよ。というか有名な1部じゃなくて2部から引っ張るのがさすがです。

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