それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】12 (朝日ノベルズ)

著者 :
  • 朝日新聞出版
4.23
  • (5)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 66
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022739995

作品紹介・あらすじ

戦闘協定に違反する強力戦闘艦を投入して『アイアンフィスト』争奪戦を勝ち抜いたゼンガーたちに、戦時監視委員会は勝利の権利を没収した上で事情聴取をすると通告する。しかしゼンガーの真の目的は『アイアンフィスト』を手に入れることではなく、破壊すること。そうすれば『オールドタイマー』の遺産が出現するというのだが、果たして-!?1993年から始まった人気シリーズが完結。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • [評価]
    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    意外な結末で驚いたがエンディングに書かれていた事を拡大解釈すると今までに所々で感じた違和感を全て解決できるのではないだろうか?
    特に作品内に登場する数々のゲームネタ、アニメネタが作品内時間経過を大きく乖離していることには気がついてはいたが、本筋には関係ないと思い気にしていなかった。
    エピローグの会話もこの作品にメタ的な要素が存在することを示唆していたな。
    一気読みしたからこその違和感と読み終えたときの爽快感を味わえたね。
    後はおまけを楽しもうかね。

  • 20年待った甲斐があるわ。
    ラノベの原点が無事完結して良かった良かった。
    最後やからと読み惜しんでたら、Optが出てるとか聞いてないし!

  • 祝完結。でも、OPTION PLUS (仮) だって ;p
    予想とそう外れない結末。山本洋子は主人公だもの。
    最後の方の戦いはザッパーもブラスターも通常兵器みたいな扱いになっちゃってるし、ネプチューンは太陽の10倍に成長しちゃっているし、なんだかなぁ。
    41世紀の宇宙船が来ちゃってどうなるんだろうなぁ。

    観測できるのは現在のみ…というのはわかるけど、過去も未来も同じぐらい不確定…というのはどうも… 過去のとらえ方の違いなんだろうけどね。

  • 長かったヤマモト・ヨーコも、これで完結。思えば、高校生からのつきあいか。最初に読んだ時は「時計じかけのラビリンス」まで、出てましたね。

    長かった。
    今後、完全版opt.の予定もあるそうで。それは嬉しいことだけど、また長くなるんじゃないの?
    別に、長くてもいいんだけど、完結さえしてくれれば。
    ええ、長くてもいいんです。完結さえしてくれれば。

    最終的に、全部の時空がつながったということ?
    パラレルワールドが、自由に行き来できるようになったということ?
    確かに、過去・未来という概念は、クロノスの説明の時点で、あやふやというか、絶対ではないという話でしたけど。
    だから、相対過去ってローソンはいってたしね。
    それが、洋子たちの世界と、ローソンたちの世界だけでなく、全ての世界で通用するようになったということですか?

    まだ、41世紀の人類としかコンタクトしていない、というだけなんですかね。

    大きく世界は変わったんだけど、歴史上の出来事としたら、大事件。でも、洋子たちの日常は、あいも変わらずです。
    みたいな印象。
    それって、宇宙戦艦に乗り出した頃と、あんまり変わってないって事か。

    なんてこと感じてるけど、実はやっぱり大きく変わってるんですよ、洋子たちの日常も。
    それが、ラストの洋子のセリフということで、いいんじゃないでしょうか。

  • 遂に待ちに待った最終章『ハートウェアガール』。
    最終章の章題は、富士見ファンタジア文庫版の第1巻のあとがきで明示されていただけに……永かった。当時は「愛質美少女」にルビでしたけどね。

    前巻から感じていた懸念、それは「本当に終わるのか?」ということ。
    つまり、今まで展開していた物語を、一冊で収束できるの?って。
    やっぱり無理だった気がします。

    それまで積み重ねられてきた連続が、この2巻は断ち切られた感じ。執筆期間が十年、開いてしまったのも一つの理由だと思う。
    もしかしたら当時刊行されなかったのは、「書けなかった」のかも知れません。だから、今回の収束にも、いまいち感が漂っているのかも。

    少なくともこの倍のボリュームは必要だったんじゃ?

    高校生活の部分も削られてしまったのも、前巻『オールドタイマーの時間』でのエピソードが上手く生きてないような感じのところも、ちょっと残念。
    修学旅行を終えた洋子たちは、どんな生活を送ってたのだろう?

    けどね、読み終わった今、感傷的になっています。
    洋子たちとのお別れ。
    そして、今、卒業式シーズンであることも、相乗効果として。

    しかし、今しばらく刊行予定はあるようです。

    Option Plusでは、『洋子、十六歳』のエピソードを補足して欲しい。そんなことを思います。
    洋子が遠くへ行かなくてはいけない理由、それが本編でフォローされなかったのが一番の心残りです。

全5件中 1 - 5件を表示

庄司卓の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×