落第忍者乱太郎(1) (あさひコミックス)

著者 :
  • 朝日新聞出版
4.01
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本棚登録 : 751
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022750013

感想・レビュー・書評

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  • ★★★
    ここは忍術学園忍者の学校。一年は組の乱太郎、きり丸、しんべヱは三人合わせて半人前の忍者のたまご。
    乱太郎の家は由緒正しいヒラ忍者。忍者だけじゃやってけないので半忍半農で、乱太郎は学園の長期休暇には家の農業、家事の手伝いと働いている。両親は息子の乱太郎には立派な忍者になってほしいと思っている。
    ドけちのきり丸はゼニを落とす音には敏感で「もらう」「ただ」と聞くとターボがかかる。いくさで家を焼かれ家族を失ったので学園の長期休暇は担任の土井先生の家でお世話になり、幾多のアルバイトを掛け持ちしては先生を巻き込んでいる。
    しんべえは金持ちの貿易商人の息子。のんびり屋で食いしん坊。粘着力のある鼻水と涎はかなりの武器。
    と、こんな子供たちを受け持つ学術担当土井先生と実技担当山田先生は頭を抱える毎日。
    お城の密書を拾ってお城に入り込んだり、泳げない海賊を海に返したり、夏休みの課題で戦場に紛れ込んじゃったり、一人前の忍者になれる日は来るのかな。
    ★★★

    うちの子供たちに小説版(絵本版?)を読んだら大ウケだったので、原作漫画も借りてみた。これまた面白い。基本はギャグ漫画なので笑えるんですが、当時の生活様式や小物は勉強になります。
    作者が相当歴史や文化好きなのでしょう、その歴史文化描写は、
    庶民の生活様式、住宅事情、各地の方言や当時の小唄、
    流通経路や経済事情…
    もちろん忍者としての武器、術、相手の心を操る心理作戦の数々、武器の作り方(火薬の元は糞尿からできるとか…)、武器の部位の明細などなど、日本の歴史文化方言に死角ナシといったくらいの情報量。

    子供向け漫画とはいえ、忍者の作戦や日々の生活、敵の城への入り方、武器取扱いなどはしっかりしているし、コメディ路線でさらっと描かれていますが、学校の授業が「この手裏剣は高いところから落とすと人の躰くらいは突き抜ける」「わざと敵に捕まり、縛られたり殴られたり蹴られたり…して、参ったふりしてニセ情報を流す」とか、そもそも10歳の子供たちに敵忍者が相手を粉砕できる武器を投げつけてくるし、突き刺さるものが仕掛け有られている罠があったり、まさに毎日がサバイバル、武器や作戦の背景を考えるとかなりシビアな世界。
    そもそもありえない”忍者の学校”というものを舞台にしながら違和感なく歴史勉強にもなるというのは、当時の生活背景をしっかり感じられるからでしょうね。
    外国人に「ニンジャってどんなことしてたの?」と聞かれたらこれを読んでとお勧めしたいような漫画です。

  • 10年以上ぶりに読みました。

  • 小学生の頃、連載されてたものを読んでいて、気に入ってたのでコミックスも買っていました。
    初期の頃の絵の凄まじさは、なんというか昭和ののんびりした時代を感じさせます 笑
    ストーリーは普通に面白いです。
    10分アニメだと小話にしかならないのが残念。
    30分アニメ時代が好きでした。

  • 40巻ぐらいまで読んだ気がする。
    漫画はともかく、アニメはあまりに国民的すぎるので知らない人はいないと思います。忍たま乱太郎と聞いて懐かしさを感じる全ての人に、是非原作の1話を読んでほしい。それほど衝撃的(な画力)です。

    それはともかく、落乱はギャグ漫画ですが、戦国時代の忍者養成学校という設定からして、突き詰めて考えると結構深かったりします(卒業後の進路とか)。
    土井先生の名言、「いくさとはもったいないものさ。浪費と破壊と消耗。そこからはなにも生み出すものはない」に始まり、「合戦場の弁当の段」で七松先輩が言った「忍者は死ぬか生きるかだ!」とか、随所にドキっとする場面があるんですよね。
    そんな中、課題で合戦場に行った時、敵味方を問わず負傷者を手当てしてしまった善法寺伊作先輩のナイチンゲールぶりに心打たれた私です。
    て言うか6年生は全体的にずるいですよねー。

  • この子たちの可愛さは本当にヤバい!!!
    めっちゃかわいいvvvvv
    将来は兵庫県の尼崎市に住むんだ!!!
    そして、好きなキャラの地名に住んで住所を書くたびにハスハスすんだw

  • 全巻あります。
    滝夜叉丸先輩が大好きです
    不憫でかわいそう…
    アニメも絶好調!まさか今でも見てるなんて…!
    子どもむけというには意外とシビアな話なんかもあって読んでみたら楽しいかもしれませんよ

  • 1巻~最新刊まで持ってるけど面倒なので代表で。

  • ロンブー亮さんが声優やってたので映画のDVDをレンタル。
    ハマってしまったけど、集めるの大変そう(汗

  • 三巻くらいまでが一番好きだなあ 最近は上級生が増えたこともあって主人公たちが全然見えてこないので残念

  • 〜48

    ほのぼの。

  • 生徒たちがもちゃもちゃ固まってるのが可愛い。
    そしてとにかく目上を敬う姿勢なのが素晴らしいと思う。
    当時のことが知れる、歴史漫画であると言える。主に子ども向け。…だけど、大きなお友達も存分に楽しめる内容となっております(笑)

  • 1~3巻以下続刊。

  • らんたろの髪の毛は、そんな設定だったのか。

  • 大人になってから読むと、それはそれでまた面白い。
    「売られた喧嘩は値切って買おう」は名言だと思う。

  • 忍たま乱太郎原作1巻
    絵はアニメみたく安定していないため、違和感が…
    この頃の山田先生は女装が好きではないらしく、髭を剃り忘れたりしている。
    が、伝子さんと名乗り始めるのもこの巻
    先生達のどんくさいミス(巻き込まれではなくて)が多かったり、山田先生の教え子が「どこの城に行っても一人や二人いる」事になっている。
    花房牧之介や竜王丸(変装の名人で中の人はデビット・ニブン似)などもすでに出ていた。
    アニメの絵の印象が強いと、読み続けにくいし、内容も、やっぱり1巻なので…

  • なにから何まで愛おしい。そのなかに当時の厳しさがちらちら見えてるあたりがなんともいえず、たまらないです。

  • 言わずもがな我がバイブル

  • 最新巻まで読破。列きしとした忍者漫画。1〜10巻まで絵が黒歴史。

  • これはもはや大きなお友達向けですね。

  • 何度でも読み返したくなる面白さ。どの巻も、じわじわくる迷言でいっぱいです。背景をぶち破って登場したり、漫画の枠線を千切って敵を捕まえたり、漫画の常識を裏切る演出もたまらない。子供向けながら、室町時代の暮らしや忍術もかなり忠実に再現されています。言葉遊びが好きな方や、正確な時代考証が好きな方は、きっと読んで損はないはず。

  • 原作もおもしろいんだよ!

  • 忍者の知識はこのマンガで教わりました。

  • 途中まで読んだのですが、途中から追いつけなくなった・・・。
    始めの頃の絵の下手さに吹くけど内容は面白いので読んでしまう。

  • 1巻ごとにお話が完結するので読みやすいです。
    ためになる知識もたくさんでおもしろいですー

  • 忍たま、漫画もあるんだよーう。

    小さいころは忍たま読んでくのいちになりたかったです。にんにん。

  • 言わずと知れた有名アニメの原作本。シュールなギャグが笑えます(1〜続刊)。

  • 国民的漫画(というかアニメ)といっても過言ではないと思われ。

    忍者です。枠線めくったり、飛び越えたり、初登場~とか言ってたりするけど、基本的には現実的に忍者してます。
    キャラクターがかわいい。
    話も面白い。

    現在(本日、2009.12.2)で46巻まで出版されています。

  • と、とうとう手を出してしまっ、た。実際和むし普通に面白かった。
    (現在5巻まで読了)

  • 46巻まだ読めてないよ…

  • 元同居人がすごく好きだったので読んでました。
    私もこのシュールな感じがとても好き!

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著者プロフィール

尼子騒兵衛
漫画家。
兵庫県尼崎市生まれ。1986年から33年間にわたり、朝日小学生新聞にギャグ漫画「落第忍者乱太郎」を連載。あさひコミックス(朝日新聞出版)で単行本として全65巻を刊行。
漫画作品を原作としたアニメ、映画、舞台とさまざまな展開で三世代にわたるファンを魅了。1993年より、TVアニメ「忍たま乱太郎」放送中。また、2010年よりミュージカル「忍たま乱太郎」の舞台公演が続いている。
ほかに「はむこ参る!」、「乱太郎の忍者の世界」(朝日新聞出版)、「こどもおはなしランドらくだいにんじゃらんたろう」絵本シリーズ、「らくご長屋」シリーズ(ポプラ社)など。2020年4月から「乱太郎とめぐるふしぎな世界」を朝日小学生新聞に連載中。
歴史が大好きで、大学では日本史を専攻。特に日本の中世に興味をもち、歴史文化関連の本や資料を収集。手裏剣、火縄銃などの忍者の道具や武器などのコレクションも多数。

「2022年 『尼子騒兵衛作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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