絶海戦線3 真珠湾の雷鳴 (朝日ノベルズ)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022760180

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】2度の大海戦を辛くも凌ぎ、米空母の猛攻をかいくぐる決死の輸送を完遂した日本軍だったが、もはや攻勢維持は限界を迎えていた。ここに至り、山本五十六GF長官は戦局を覆す乾坤一擲の作戦に踏み切る──! 日米海軍、決戦の地へ。

感想・レビュー・書評

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  •  元々それほど長く続く作品ではないとはいえちょっと駆け足な終わり方だった。たしかに真珠湾での戦いを細かく描写する必要は無いが、何も描写しないのではエピローグで語られた幾つかの出来事に唐突感しかない。また、海戦自体も手抜きとまではいかないものの中途半端な印象を受けた。主砲の命中率が良すぎるのはともかくとして、いつの間にか雷撃が敢行され、しかも当たっていた、というのは流石に都合が良すぎる。肉薄雷撃で全弾命中のほうがよっぽど説得力がある。過去作品のリメイク的なものということで違いを出そうとしたのは分かるのだが、却ってそれが仇になってしまったように思う。

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著者プロフィール

横山信義
1958年生まれ。長野県出身。東京工業大学卒。本田技術研究所勤務の傍ら『鋼鉄のレヴァイアサン』で作家活動を開始。著書に『八八艦隊物語』『修羅の波濤』『修羅の戦野』『蒼海の尖兵』『海鳴り果つるとき』『砂塵燃ゆ』『ビッグY』『零の守護者』『戦艦「大和」最後の光芒』『擾乱の海』『南海蒼空戦記』『旭日、遥かなり』『不屈の海』『蒼洋の城塞』などシリーズ多数。

「2023年 『連合艦隊西進す6 北海のラグナロク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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