一行でわかる名著 (新書748)

  • 朝日新聞出版 (2020年2月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784022950475

みんなの感想まとめ

文学作品に対する興味を引き出す一冊であり、古典の名著を一行で解説することで、深い洞察を提供しています。著者はそれぞれの名著から選ばれた一行を、異なる視点で丁寧に読み解き、その背景や意図を明らかにします...

感想・レビュー・書評

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  • 敷居が高い文学作品に対しても興味が全くない
    わけではない。何かのきっかけになればと
    願いつつ、手に取ってみた。

    本書は、いわゆる古典に掲載されている一行を
    齋藤氏が丁寧に解説している。それぞれの表現を
    異なる視点にて紹介していて、その選別における
    意図も汲み取れる。

    個人的には、繰り返して読めるように
    いつまでも手元に置いておきたい一冊。
    洞察力をきたえる読書の章にて紹介されている
    フレーズが、特に響いている。

  • ●読書に関する本を大量生産している齋藤先生だが、この本も面白い。一行でも名著は素晴らしいと喝破。読書は人の義務と言い切るのはまさに、そのとおりだと思います。
    ●名著それぞれの解説が短いのでサクサク読めるし、いやほんとにドストエフスキーは読まなきゃいかんなと思わせる熱量。
    ●齋藤先生のゼミ、受けてみたかったなあ

  • 本当に一行にまとめてあります。当然、その背景や抽出根拠などと含めての一行なんですけど、それはまさに読書のアウトプットとしてかなりのレベルの所業となります。本は人に勧めてみてこそ、血肉になりやすいってのはあるんですけど、それを一行に集約させます。それってすごい読書能力であり、理解力、でもって表現力だと思うわけです。なかなか真似のできることではありません。そんな著者の持つ智慧の深さに驚嘆しつつ、名著をベースにその表現力を堪能できるものでした。

  • 読書をすることによって、人生に深みを持たせる事ができる。
    読書は洞察力や判断力だけではなく、共感力や生命力にも火をつける
    ミッション・パッション・ハイテンションこの三つが揃うと人生は充実する。
    相手を変えることは困難だが、自分は変えられる。
    自分がいるからこそ、世界がある、死は必ずある、限られた時間の中でこそ、人は前向きに力強く生きることが出来る。
    毎日が新しい日、不運だった過去と今日は違う日
    いくら外から学んでも自分で考えなければ意味がない、自分で考えたとしても外から学ばなければ独断的になる。

  • ●神が死んだ=人間が自分自身の力を信じると言うこと。
    ●あなたが汚した大地に接吻なさい。
    ●偽りでも賢を学ばんを、賢と言うべし。=たとえ本心じゃなくても、賢人に学ぶ人が賢いと言うのです。真似ようと一方踏み出せた時点で、あなたはまだ、何かができるのです。
    ●求めよ、さらば与えられん。助けを求める事は人のためでもある。ピンチのときには救いを求めること。
    ●「失われた時を求めて」→街も庭もともに、私の一杯の紅茶から出てきたものである。思い出とははかないもの。感覚と結びついていれば、何かスイッチが入ったように突然頭の中ではっきりと再現される。
    ●源氏物語を原文で読むのは難しいので、まず「葵の巻」を読んでみよう。
    ●マクベス。人の生涯は動き回る影に過ぎぬ。私たちの人生は、どこまでも役割がついてまわります。社会や他者との関係の中で現れる私と、「本当の私」を分ける事はナンセンスかもしれません。
    ●「善人なをもって往生をとぐ、いわんや悪人をや」善人ですら往生ができるのであるから、悪人ができないわけがないと言う意味。何か逆の感覚。阿弥陀仏の教えに触れることにより、自分が悪人だと気づく。自分は悪人だと自覚した上で、仏にすがったものこそ極楽往生できると言う。一生と言う時間は長くない。すっきりと念仏にかけなさい…親鸞
    ●ヨーロッパ人がアフリカ大陸を植民地化できたのは、地理的偶然と生体的偶然の賜物。生まれつきの能力が異なっていたからではない。環境が異なっていたからである。
    ●今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である。
    ●人間文化は遊びの中において、遊びとして発生し、展開してきたのだ。
    ●人はパンのみにて生くるものにあらず。これは旧約聖書の言葉なのでイエスの発言ではなくモーセが口にしたもの。神の言葉に養われて人は生きると言うこと。
    ●幸せな家族は誰も皆同じように見えるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある。「アンナカレーニナ」不幸のバリエーションは豊かである。

  • 要約力の話にも通ずると思った。

  • 著者の齋藤孝氏はこう言います。
    「読書するときに知性を得るコツは、引用
    する部分を探しながら読むこと」。

    「この素晴らしい一行を誰かに教えてあげ
    られる人物になりたい」と意識しながら読
    むこと。

    名著と言われる書には、本当にそう思わず
    にはいられない背筋がピンと伸びるような
    一行が必ず書かれています。

    それを齋藤氏が「なぜ、この作品からこの
    一行を選んだのか」という解説を交えて指
    摘してくれます。

    これ以上ない程の贅沢な一冊です。

    引用される本は全て文学書と言われる作品
    ばかりです。

    ドフトエスキー、モーム、トルストイ、
    新渡戸稲造、など「読まなきゃ」と思って
    も、なかなか手が出ない作品ばかりです。

    この「一行でわかる名著」を読んで、名著
    にトライしてみませんか。

  • かなり良い。ギュッと詰まっていて、さまざまな分野を紹介しているため、消化し切れていないし、興味を持てそうにない名著もある。
    でも、読んでみたいと思わせる素晴らしい紹介文で、名著を手にとりたくなる気持ちでいっぱいになる。

  • 「一行紹介」くらいかな
    わかる、までは行かないと思う

  • この本には『一行でわかる名著』と思い切ったタイトルを冠しましたが、 目指すところは「一行でもわかる」という妥協や手抜きではない‼️一行「だから」わかる。それが私の主張したいこと。みなさんはピンホールカメラをご存じでしょうか。 ピンホール(ごく小さな針の穴)から光を取り入れることによって景色や建物などを撮影する、いまあるカメラの「原型」というべきカメラです
    ピンホールを通る光はごくわずかですが、フィルムにはしっかりと全体像が結ばれます。 むしろ穴を大きくすれば露光過多で真っ白になり、像を結ぶことができません
    読書も同じです

  • 著者の広い知識とわかりやすい解説があり、紹介されている名著に興味が持てる。

  • ふらっと立ち寄った本屋で、何気なく手にとった本。
    齋藤孝さんの本は、これまでにも何冊か読んではいるが、これはその中でもおすすめ。
    得てしてこうした本のエッセンスだけを紹介した本というのは、結局消化不良に終わってしまうことが多いものだが、これは違う。まさに”一行”の中に、そのエッセンスというか”核心”がつまっていると思う。筆者の章立てと解説も効果的だ。
    中でも印象的だったのは、『ドン・キホーテ』。力強い自己肯定力が、まるで小説から伝わってくるような迫力さえ感じた。
    折に触れ読み返してみたいと思う。

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著者プロフィール

明治大学文学部教授。1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり、日本語ブームをつくった。著書累計出版部数は1000万部を超える。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』総合指導のほか、フジテレビ「全力! 脱力タイムズ」、日本テレビ「ZIP!」など、TVコメンテーターとしても活躍中。

「2026年 『齋藤孝と生み出すあなただけの名言レッスン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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