パンデミックを生き抜く 中世ペストに学ぶ新型コロナ対策 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 41
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022950833

作品紹介・あらすじ

3密回避、隔離で新型コロナのパンデミックを乗り越えようとするのは、実は14世紀ペスト大流行の時と同じ。渡航医学の第一人者が「医学考古学」という観点から不安にならずに今を乗り切る知恵をまとめた。現代のコロナ流行だけでなく今後の感染症流行への対処法も紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • まさしく新書!8月頭にこの内容が読めるのは素晴らしい。ペストに関する話が大半なんだが我慢して(すみません)読む価値はある。とはいえ、最後に、「回避できる時代」と言い切る著者にほんとか否と思うところはあるが。

  • 昨今のコロナ禍で、感染症関連の本が異様に充実している。で、今回は「ペスト」もの。14世紀に当時の人口の約3割以上が死亡したというまさに最悪のパンデミックだ。患者の隔離、検疫、都市封鎖等々、コロナ禍でも行われている対策は14世紀のペスト流行時に起こったとか。

    ここ半年で感染症の本を多く読んだこともあって、既知の内容も多かったのだが、今回注目したのは「衛生」にまつわる話。本書に描かれている14世紀ごろの欧州というかキリスト教圏は相当に汚かったようで、コンスタンチノープルに行ったモロッコ人(イスラム教徒=沐浴の習慣がある)は「不潔」と感じたようだ。当時のイギリス国王エドワード3世は、1カ月に1回しか入浴しなかった!とか。

    さすがに今はそれほど不潔じゃないと思うが、日本のコロナの患者数、死者数が少ない「ファクターX」として、「高い衛生意識」があった。何か今も続く衛生習慣の違いが、コロナの感染者、死者数に影響しているのだろうか。

    感染症本も、そろそろおなか一杯になってきのたが、買いあさり、読みあさりには格好の時期だ。感染症は撲滅できると思われていた時期もあるようだが、エボラ出血熱、エイズ、SARS、新型インフルエンザ、今回のコロナ……と、いつの時代も新興感染症が起こっている。

    感染症の知識は、もはや“現代の教養”なのかも。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/533782

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50204807

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