- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022950864
作品紹介・あらすじ
「好きな本は何ですか?」と聞かれたら、「台本です」。そう答えるくらい、僕は台本(ホン)が好きです。そして、この歳になって、気づきました。いかにして台詞を生きるかは、いかにして自分を生きるかだと──。いいことも、悪いことも、ぜんぶ受け入れて、そして手放す。すると直感が、降りてくる。数々の台詞を生きて見えてきた、自分の原点、家族のすがた、生と死のかたち。名台詞がおしえてくれる、いまを生きる知恵と人生の意味。『真田丸』『なつぞら』をはじめ代表作の台詞に受けた直感から母との思い出まで、初めて語る本音の独白! オフィシャル&秘蔵スナップも収録!【目次より】プロローグ ホンのお陰でいまがある 第1章 役者は台詞から生まれる 母と僕と映画と 「ごめんなさい」と「ありがとう」 細胞にひっつくまで 観ている人をいい意味で裏切りたい 台詞であれば素直に言える 舞台の上で生きる時間 台詞に色をつけられる時代劇 第2章 役者は脚本家から生まれる 「この作品は、やらなくては」 直球の決め台詞 人を描くというユーモア 直感的に素直になれるかどうか 第3章 だから役者はやめられない 受け入れて、手放す いろいろな表情を持つ男 シンプルな生きる知恵 人は変わることができる 人間同士のつながりとは生と死は別物じゃない ドラマを支えるリアリティー 第4章 名台詞ここにあり 『真田太平記』 『真田丸』 『なつぞら』 エピローグ 立ちどまった春
感想・レビュー・書評
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ドラマのセリフにこんなに
箴言がたくさん潜んでいたとは。
真田太平記、真田丸、なつぞら、
たまたま見ていたドラマが多かったので
シーンを思い浮かべながら読んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大河ドラマ『真田丸』の名演技の裏には
こういう心構えがあったんですねえ。
この本を読んで草刈正雄が好きになった。
もっと、この人の演技を観たくなる本、ホンだなあ。 -
俳優 草刈正雄が半生を本音で語る
〈では、おのおの、抜かりなく〉
──『真田丸』の真田昌幸
〈ええ覚悟じゃ。それでこそ赤の他人じゃ〉
──『なつぞら』の泰樹おんじ
母の思い出
モデルから俳優へ
俳優時代の浮き沈み
社会現象にもなった決め台詞の生まれた事情
「好きな本は何ですか?」と聞かれたら、
──台本です。
そう答えるくらい、僕は台本(ホン)が好きです。──プロローグ
第4章「名台詞ここにあり」では『真田丸』と『なつぞら』から39の台詞をとりあげて解説、ドラマがよみがえってくる