危機の正体 コロナ時代を生き抜く技法 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 70
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022950932

作品紹介・あらすじ

「新しい生活様式(ニューノーマル)」では幸せになれない。〈反人間的〉が強制される時代をどう生き抜くか? 第2波、第3波に備える知的心の構え方。「新しい生活様式」は人間に何をもたらすのかを歴史的、思想的に分析し、国家機能強化に飲み込まれないためのサバイバル術を伝授する。ニューノーマルが強制され、変容する価値観の中をどう生き抜く知恵を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 佐藤優さんの新刊をずーっと待っていました。
    コロナ禍になって、新聞やテレビは毎日見ていたけど
    佐藤優さんの本で知りたかったのです。

    この本でよくわかって良かったこと
    1.ハラリ(イスラエルの歴史学者)と
    トッド(フランスの人口学者)の話
    2.検察庁法改正案の件
    3.自粛警察について

    そして6月に「イージス・アショアの配備計画停止」というニュースがあったそうですが、全く記憶にありません。
    いかに興味のない話はスルーしているかと。

    佐藤優さんに教えてもらってよかったです。
    ただ、正直言うと、佐藤優さんの沖縄に持っていく話には
    実は毎回心痛めていて、できたら避けたい気持ちもあります。

  • 既に世界的に広がりつつある格差と分断は、コロナによってさらに加速している。
    そしてニューノーマルの声と共に起きる価値観の大きな変質と国家権力の強化は、この先の世界の行く末に大きな不安と恐怖を植え付けている。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    序章 「新しい日常」を強いる権力の存在/第1章 リスクとクライシスの間で/第2章 食事の仕方に口を出す異様さ/第3章 繰り返されるニューノーマルー歴史で見る悲劇と全体主義/第4章 企業と教育界に激震ー淘汰の時代がついに来た/第5章 コロナ下に起きた安全保障の異変

  • コロナ危機を「全面的な転換」と捉えるか、「すでに起きている変化の加速」と捉えるかで思想界が割れているが、著者は後者に与する。
    元行政官で実務的な思考の彼から見れば、日本政府が法律や条例によって人の移動を制限しなかったのは、憲法の自由権の侵害を恐れたからではなく、訴訟を起こされた時の対応の忙殺を恐れたためで、官僚はこの種の仕事を嫌うと分析してみせる。
    コロナ禍の「新しい生活様式」を、戦前の戦争遂行のための翼賛体制下の生活様式に重ねて論じるのは、ウイルス対策の強化が、国家機能の強化に容易に転じる恐れがあるためだ。

  • 佐藤さんらしい切り口で、最近の出来事解釈されていて面白い。コロナ云々という副題の本多いけど、その中ではおすすめ。、

  • 我々が感じる危機は,あくまで表層的で独立した個体群であり,それらを有機的に結んだ群体として認識する必要があること,またそれらの本質は我々の内にある,と論ずる.一見すると禅問答だが,そこまで見通せている人材はこの国に一体どれだけいるのだろう.

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著者プロフィール

作家

「2021年 『知の操縦法(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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