読み解き古事記 神話篇 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 47
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022950987

作品紹介・あらすじ

イザナキ・イザナミから始まり初代神武天皇に繋がる神話と歴史はどのような関係にあるのか。ヤマタノヲロチから稲羽の白兎、海幸彦・山幸彦まで、古事記の魅力、古事記を読むことの楽しさや現代的な意義を分かりやすく解説。

感想・レビュー・書評

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  • 古事記の上巻の内容をわかりやすく紹介しながら、そこにひそんでいるさまざまな問題をとりあげ、著者自身の解釈を織り交ぜて解説をおこなっている本です。

    著者はすでに『古事記を読みなおす』(2010年、ちくま新書)など、古事記にかんする入門書をいくつか執筆していますが、本書は著者の講読の授業に似たスタイルで、古事記についての解説をおこなっているところに特色があります。

    著者の古事記についての理解がどのようなものであるのかということを簡単に知るためには、上述の『古事記を読みなおす』などの著書にあたるほうが適切です。とりわけ古事記における「語り」の契機を重視する著者の古事記解釈の基本的なスタンスそのものについての説明が本書では割愛されており、本書の解説のどの部分が著者の独創的な見解であるのかということが読者にわかりにくいところがあるように思います。

    とはいうものの、著者が古事記のさまざまな内容をどのように読み解くのかということがヴィヴィッドに記述されていて、たのしみながら読むことができました。

  • 古事記上巻の神話を、著者なりの解釈でわかりやすく読み解く。
    続々と登場する神々とその行動の意味が理解できず、おもしろさがよくわからなかった自分にはうってつけの本でした。

    ぜひ続きの巻についても読み解いてほしい!

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著者プロフィール

三浦佑之(みうら・すけゆき)
1946年、三重県生まれ。成城大学文芸学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。共立女子短期大学教授、千葉大学教授、立正大学教授などを歴任。千葉大学名誉教授。専攻は古代文学、伝承文学研究。1988年に『村落伝承論』(五柳叢書)で第5回上代文学会賞を受賞。2002年に『口語訳古事記 完全版』(文藝春秋、第1回角川財団学芸賞受賞)を刊行、ベストセラーとなる。『古事記』研究の第一人者にして、通説にとらわれない斬新な論を展開しつづけている。『古代叙事伝承の研究』(勉誠社)、『古事記講義』(文春文庫)、『古事記のひみつ』(吉川歴史文化ライブラリー)、『平城京の家族たち』(角川ソフィア文庫)、『古事記を読みなおす』(ちくま新書、第1回古代歴史文化みやざき賞受賞)、『風土記の世界』(岩波新書)、『出雲神話論』(講談社)など著書多数。

「2020年 『改訂版 神話と歴史叙述』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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