でたらめの科学 サイコロから量子コンピューターまで (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 116
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022951045

作品紹介・あらすじ

「乱数」は、規則性がなく、まとめられない「でたらめ」さに真価がある。どれだけ完璧な「でたらめ」な乱数が作れるか、サイコロに始まりコンピューターを駆使しての研究が長年続けられてきた。その乱数は、プロ野球のサイン、核融合、人工衛星の設計など、ありとあらゆるところに応用されている。乱数の理論から応用、将来の展望まで幅広く取材した科学ルポ。第1章 でたらめをつくる でたらめづくりの歩み/コラム疑似乱数と物理乱数/史上最速のサイコロ/「1+1=0」の異世界にて/円周率は乱数なのか/世界記録を目指した第2章 でたらめをつくる 真実に迫るでたらめ/情報を守る乱数/乱数を売る・操る第3章 でたらめの未来 1000兆個の乱数で/コラム準乱数/物理乱数の夢/進化する乱数 など

感想・レビュー・書評

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  • とにかく乱数の奥深さを思い知ることのできる一冊。
    まさに、本の帯で数学者の秋山仁先生が書かれている「東尾投手と核融合とコロナの薬が繋がる乱数の世界。」だなぁと。
    付箋は25枚付きました。

  • 乱数といえば暗号と関連づけていたけれど、実験や抽出になくてはならないもの。たくさんの分野で必要とされているのに驚いた。
    乱数にまつわる事をざっくり丁寧に教えてくれる(読み手の理解はまた別の話ですが)

  • 乱数を取り巻くいろんな話。
    純粋な乱数を作るのは大変という話は知ってたが、ここまで大変とは。
    しかも、その規則性のない乱数ってのが色んな分野で重要で、検証自体も大変。

    これは面白い。

  • 2021/06/17
    突き詰めると根本的な部分は人間の手の及ばない現象に頼らざるを得ない乱数。
    如何にランダムということが難しく奥深いのかを教えてもらえた。

  • 乱数に関する解説は、知らないことばかりで驚いた.唯一、知っていたのが対数表(p192).1969年、卒論の作成時に対数がふんだんに出てきたので分厚い対数表(本)を使った記憶がある.Anthony Fauciがランダム化プラセボ対象比較試験にこだわったという件(p99-101)も良い話だと思った.量子コンピュータに絡んだ、安全な暗号の話も面白かった.

  • 科学は『でたらめ』では駄目だが、『乱数』という『でたらめ』は科学の対象であり、我々の生活にすごく役立っている。例えばネット通販などでも使われている『暗号』には、乱数が重要な役割を果たしている。本書の文章には、高校生やもっと若い人たちも読むことができる、わかりやすさの配慮がある。『でたらめ』に関わっている研究者などへのインタビューも多く、顔写真も掲載されている。私が大学院博士課程でお世話になった統計数理研究所や、指導教員だった田村先生も登場される。乱数の歴史、作り方と使われ方、その未来がみえる一冊です。

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00557864

  • 新書としては珍しい「乱数」についての話題が幅広く扱われている。

    私が持っているのは1刷りだが、出版社のHPに載っていない以下の誤りがある。
    誤植:P62 「研究を」→「研究の」

  • モンテカルロ法はよく授業で使っている。
    でも物理乱数なんて機械があるんだ。

  • 読了。乱数についての初心者向け解説書。読みやすく、理解しやすくて良かったが、第1章に比べて後半はやや退屈だった。

  • わかりにくいことをわかりやすく書ける人ってすごい。算数駄目でも読んで楽しい。

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