陰謀の日本近現代史 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 133
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022951090

作品紹介・あらすじ

いつの世も、知恵と知恵の戦いが歴史をつくる。時にそれを「陰謀」という。よく知られた史実も、本来は何者かの陰謀の産物かもしれない――。必敗の対米開戦を決定づけた「空白の一日」、ルーズベルトが日本に仕掛けた「罠」、西郷隆盛が見誤った「会津の恨み」、「天皇がいて、いなかった」大正の特異な5年間、大杉栄虐殺の真犯人、特攻攻撃の本当の責任者、瀬島龍三が握りつぶした極秘電報の中身……。歴史は陰謀に満ち満ちている。そして真相は、常に闇に閉ざされる。近現代史研究の第一人者が、その闇に光を当てる。あの戦争を中心に、明治以降の重大事件の裏面と人物の命運を史料と肉声で検証。「真実」を明らかにする!〈目次〉第1部  陰謀の近現代史 第1章 仕組まれた日米開戦 第2章 事件の伏線、人物の命運第2部  歴史から問われる、大局観 第3章 戦争に凝縮された日本的特質 第4章 歴史の闇を照射する記録と証言

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:210.6A/H91i//K

  • 2021年、30冊目です。

  • 太平洋戦争時、日本がどう判断してどう行動したか。いろんなところで言われていますが、あまり今と変わっていないと感じる恐さ。政治だけでなく社会そのものが…

  • 無駄がないのに、わかりやすく頭に入ってきやすい。そして何より文章がとても好き。
    約4,000人の人たちから実際に話を聞いている、というしっかりした裏づけと言葉の重み。
    今まで曖昧だったことが、この本でわかったのも収穫。
    他の本も読んでみたいです。

  • 闇を照らすというわりには、すでに白日の下にさらされている内容であった。『不毛地帯』の壱岐正こと瀬島龍三や、大杉栄虐殺の首謀者とされながら謎の多い甘粕正彦、彼らに関する秘められた真実が語られると期待しただけに残念。まあ、太平洋戦争にいたる経緯から終戦までを丁寧に復讐させていただいた。東条英機の専横独裁は知るほどにやるせないが、外交を貫くことなくそれを許して戦争を止められなかった政治家にも憤る。言って分からぬならばご勝手に的な投げやりが戦争の因ではたまらない。結果、落とし処をまったく考慮しない負け戦は必然だ。

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著者プロフィール

1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒業。ノンフィクション作家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。昭和史の実証的研究を志し、延べ4000人もの関係者たちに取材してその肉声を記録してきた。個人誌『昭和史講座』を中心とする一連の研究で、第52回菊池寛賞を受賞。『昭和史 七つの謎』(講談社文庫)、『あの戦争は何だったのか』(新潮新書)、『東條英機と天皇の時代(上・下)』(文春文庫)、『昭和陸軍の研究(上・下)』(朝日選書)、『昭和の怪物 七つの謎』『近現代史からの警告 』(以上講談社現代新書) 、「昭和史の大河を往く」シリーズ(毎日新聞社)など著書多数。

「2021年 『関口宏・保阪正康の もう一度! 近現代史 戦争の時代へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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