60代から心と体がラクになる生き方 老いの不安を消し去るヒント (朝日新書813)

  • 朝日新聞出版 (2021年4月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784022951175

作品紹介・あらすじ

「やりたいことがない」「認知症になったらどうしよう」「体もガタがきた」「貯えもほとんどない」――。年を重ねるほどに、誰もがそんな心配でいたたまれなくなります。不安をかかえて日々を送るなんて、それほどむなしく、ツラいことはありません。でも、そのような「老後の不安」「老いることへの不安」は、実は単なる思い込みや、高齢者の実態をよく知らない情報に起因しています。言い換えれば、幻想にすぎないことが多いのです。認知症が進むと多くの人は、「多幸的」になります。健康のためとして血圧や血糖値を下げ過ぎたら、体力や活力を失ってしまいます。また、無理な「老後の生きがい」を自分に課して、その生きがいにしばられてしまうようでは本末転倒です。もっと、心も体もラクになりませんか?この本は、幸せに年を重ねていく上で一番やっかいな、「不安」にさよならする本です。それができれば、生きている喜び、明日への意欲、身体の調子もあなた本来の状態にもどっていきます。高齢者専門の精神科医が、やさしく解き明かします。

みんなの感想まとめ

老後の不安や老いることへの恐れを和らげるためのヒントが詰まった一冊です。高齢者の生きがいや幸福について考察し、年齢を重ねることに対するネガティブな思い込みを解消する手助けをしてくれます。特に、認知症が...

感想・レビュー・書評

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  • 高齢者の生き甲斐について語られる本書。年は取りたくない、高齢になるといいことはないと考えがちだが、この本で気持ち次第で将来に関する漠然とした不安が取り除かれるような気持ちがしました。
    特に印象に残るのがアルツハイマーは大概の場合、その人を幸福にさせるということです。確かに報道では高齢者による事件が報道され、人々の意識に浸透しますが、幸せに過ごす高齢者はニュース性が皆無です。それより恐れるものはうつ病というのも納得です。
    最後に本書を5項目でまとめています。
    1.老後を過度に不安に思わない
    2.他人に惑わされず自分ならではの個性を活かした生活を
    3.認知症でも出来ることはある、出来ないことを悲観せず出来ることに重きを置く
    4.地位、肩書はいずれなくなる、それにこだわらない
    5.楽しいことに集中することで辛いことは遠ざかる
    鬱の気配がしたら思い出したい本でした。

  • 精神科医の和田秀樹さんによる、老後の不安を消すためのヒント集。お金も最低限なんとかなる、認知症になっても本人は幸せ、老年期の高血糖や高血圧は体の適応のサイン、など、とにかく前向きな提言がいっぱい。何より、定年を迎えたらもう、世間体や勝ち負けを忘れて、自分が楽しいと思えることにだけ没頭すべし。たしかにそうだな、と思えるアドバイスが多かった。まあ、そうはいってもね、、と反論したくなる内容もあるけれど、そういう態度がまさに老年期のネガティブ思考の始まりなのかもしれない(笑)

  • 60歳の私。ですが、まだまだ迷走中です。

  • ふむ

  • タイトルと内容がズレている感がある。最後は合ってたけど。

  • 尊敬する養老先生の生き方について書かれていたのが、新鮮でした。力を抜いて好きなことをやって生きてゆきたいです

  • 人と比較するのをやめれば、満ち足りた幸せが訪れる。
    社会的な地位や権威を年を取ってからは不要です。むしを積極的に捨てるべき、結局最後に残るのは、その人が変わること無く持ち続ける「こうなりたい」とか「こういう風に生きたい」と願望なのです。それがあれば、誰でもいつからでも人生を幸せにすることが出来る。
    ・誰とも会わずにコミュニケーションを取らない
    ・家に引きこもってどこにも出かけない
    ・コンテンツに興味を示さず好奇心を刺激しない。
    ネガティブな考え方こそが認知症を加速させる。
    老年いなって何が一番問題になるのかというと、孤立、どんなにお金を持っていても、どんなに社会的地位があったとそても老後に孤立状態になってしまえば、うつ病になる確率は非常に高くなる。
    自分が心から興味を引かれるものに従う、心地よいことや面白いこと、幸せに感じることは人間が根源的に追求する一つの欲求、そういったものを追求していく過程で、不安にならなくなる。

  • 2016年の厚生労働省の調査によると「老後に不安が感じられるもの」は、
    1位:健康上の問題 73.6%
    2位:経済上の問題 60.9%
    3位:生きがいの問題 23.1%
    だそうだ。

    著者の和田さんは、人間が脳で感じる不安は幻想であり、不安なことは現実には起きない可能性のほうが高いという。

    生きがいにしても無理に作って、本人がしばられてしまうようでは本末転倒であり、自分の本当に好きなもの、やりたいこと、楽しいことに取り組めばそれで良いと。

    和田さんは精神科医なので説得力がある。

    「今できることにフォーカスして何かをあきらめずに取り組んでいる人や、やってみたいことは誰かの手を借りてでも挑戦する人は、老いの進行が遅くなることがわかっています。」

    「頭を使い続けるために大事なことは何かと聞かれれば、私は『人に会うこと』と答えます。社会性をつかさどる脳の部位・前頭葉が刺激されます。脳の老化が一番最初にはじまるのは前頭葉とされていますから、人とコミュニケーションを取ることが老化を防ぐための訓練になるのです。」

  •  この本を読めば、老後について必要以上に不安に感じることはなくなる。若いうちから自分に無理をして、老後の資金を確保するために働かなくていい。ある年齢を過ぎたら、仕事に邁進するよりも、自分で楽しいと感じられる時間を多く持てることの方が、老後の幸せにつながることに気づかされる。
     日本は税金を払っているのに社会から守ってもらうのは恥だと思っている人が非常に多い。年金だけでは暮らしていけない。だが生活保護となると、世間体もあり及び腰になる。国がやるべきは国民の老後の不安をあおるのではなく、堂々と生活保護を受けられる仕組みをつくることではないのか。
     老後を過ごす上で不安に感じるのは、お金と病気でないか。特に認知症は、脳の病気でその症状も十人十色。自分の親、もしくは自分が認知症となると、その家族はきっと頭を悩ませることだろう。しかし認知症である本人はどうかと言えば、むしろ多幸感に満ちているという。「その人の最もいい時代に戻る」といった方が近いのかもしれない。わずらわしいものから解き放たれることで、本人にとっては楽しい思い出に浸って、のんびり過ごせる。本人は苦しんでいるわけじゃない。そう考えると、認知症を目の当たりにして向き合う者にとって、少しは心の負担が軽くなるのではないか。
     

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著者プロフィール

精神科医。1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。幸齢党党首。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の最前線に立ち続けている。『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『80代から認知症はフツー』『死ぬまでひとり暮らし』『死ぬのはこわくない』『80歳で体はこう変わるからやっておきたいこと』(以上、興陽館)など、著書多数。

「2026年 『医者の言うことを聞いてはいけない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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