60歳からの教科書 お金・家族・死のルール (朝日新書840)
- 朝日新聞出版 (2021年11月12日発売)
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感想 : 25件
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784022951465
作品紹介・あらすじ
60歳は第二の成人式。人生100年時代の成熟社会をとことん自分らしく生き抜くためのルールとは? 〈お金〉〈家族〉〈死〉〈自立貢献〉そして〈希少性〉をテーマに「掛け算」の法則から人生のコツを説く、藤原式大人の教科書。
みんなの感想まとめ
人生100年時代における自分らしい生き方を探求するためのルールが示されています。特に「貢献してからの自立」という考え方は、多くの読者にとって新たな視点を提供し、自分の価値を見極める手助けとなります。筆...
感想・レビュー・書評
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自分も60歳が現実的に近づいてきたから、他人事ではない。
こういうタイトルがあると、ついつい手に取ってしまう。
昔の60歳のイメージと、今の60歳は全然違う。
それは実際に感じるところであるが、それでは「老いていないか」と問えば、決してそんなことはない。
肩も腰も痛いし、老眼は進んでいる。
人の名前も思い出せないし、そもそも覚えられない。
人生100年時代と考えると、とんでもなく先は長い。
こんな状況で、これからの40年の人生デザインを行っていくと思うと、それだけで頭がクラクラしてしまう。
本書は、具体的な策を提案してくれているが、果たして私に実行できるのか。
これは真剣に考えていかなければと思うが、なかなか身体が動かないのが、老いということでもあると思う。
さて、どうすべきか。
著者の有名な理論は「自分自身のレア化」だ。
三点魔法陣の考え方がベースとなるのだが、100人の中の1人になる得意技を3つ以上持つことがポイント。
これは如何にして自分自身を高めるかの話であるが、初めてYoutubeで講演の動画を見た時に深く心に残った内容だ。
ここで伝えている「希少性」と「情報編集力を磨く」については、この動画視聴以後、本当に意識するようになった。
正直、凡人の私でも実践できそうな所が気に入ったのだが、果たしてレア化は出来ているだろうか。
著者が語るようには上手にできていないかもしれないが、それなりに成果が出ている実感はある。
ただし、最近感じるのは、このせっかく掴んだ希少性が、陳腐化していることだ。
「100人中1位になれるほどの強み」が、時代とともに強みでは無くなっているのは間違いない。
せっかく取得した三点目の強みが奪われてしまう感覚だ。
例えば私の場合は、会議の議事録作成について、それなりに自信があった。
(100人中1位は大袈裟かもしれないが)
ただこの能力が、生成AIの進化によって、全く強みでなくなってしまった。
まさにAIに仕事を奪われる典型であるが、私が議事録を作成するよりも、生成AIに任せた方が圧倒的に早くて上手い。
今後もこういうケースが増えていくということだ。
私の仕事の強みは奪われて、また二点に逆戻り。
これから再度三点目を見つけるために、新しい努力をしなければならない。
今後もこれが繰り返されるとしたら、我々はどうやって生き残ればよいのか。
AIに代替されないような、100人中1位になれるほどの強みをキープできる能力とは何なのだろうか。
結局著者の語るように、需要と供給がうごめく市場の中で、自分自身をレア化することが大事なのは間違いない。
それをどう実践していくか。自分自身の生き方を戦略的に考える必要がある。
まさにセルフプロデュースであるが、どのポジションでどうやって自分を活かすかは、細かく戦術にまで落とし込んでいく必要がある。
私はすでに50代の後半で、60歳の定年も見えてきた。
仕事で培った今までの能力だけに頼っていたらマズイ。
新しいことにも挑戦しながら、どうやって100人中1位を構築していくか。
その数を三点以上キープするためにどうするか。
なかなかの厳しさだと感じてしまう。
そんなことを考えながらも、第一線の働く場所から退く日も遠くはない。
60歳以後も嘱託などで働くとしても、働き方は相当に変わっていくだろう。
それこそ、レア化したスキルを実際に活かして生きていければよいが、そもそも「求められない(=需要がない)」ことにもなりかねない。
何でもかんでも年寄りが前に出て解決するよりも、「そこは後輩に任せてください」と言われることも現実的にある訳だ。
目の前の仕事に対して、どこまでどう踏み込むかの力加減は本当に難しいと思う。
本書では他のテーマとして、「お金」「家族」「死」と、避けて通れない3つのテーマを扱っている。
働くこともお金のためではあるのだが、果たしてそのお金とどうやって付き合っていくか。
実態のない「お金」というものに振り回されずに、その本質的な「価値」をどうやって見極めて活かしていくか。
これは案外難しいと思っているのだが、自分の人生を豊かにするためには必要なことだ。
歳を取れば、「ミニマムだけど幸せな暮らし」ができれば十分だ。
それをどうやって構築していくのかを考えていきたい。
そのためには、「家族」との距離感も非常に重要。
すでに子供は独立しているが、それぞれの相手に依存しすぎず、かといって無関心でもない。
触れていないけれど、手が届く距離感。
親の介護や看取りという問題も現実味を帯びている。
そして自分自身の「死」についても、少しずつ考えていく必要がある。
本当に100歳まで生きるとなると、後40年以上も先があるのだが、自分の人生の幕引きを自分で考え、準備しておくことは、社会的責任であるとも感じてしまう。
残された時間は長いかもしれないが、それでも有限であるし、本当に40年以上あるとも限らない。
10年かもしれないし、20年かもしれないし、明日で終わりかもしれない。
そんなことを考えてみると、社会的な体裁や、自分のプライドなんて本当に不要だ。
無意味な慣習に縛られた仕事(最近「ブルシットジョブ」と言われる)を行う時間も本当に必要ない。
自分自身が心から価値を感じることに、限られた時間を有効に使うことこそが大事だ。
常々「何のために生きるのか」という問いを持ち続け、志を枯らさないこと。
自分が今までに得た能力は、時代の変化によって今後陳腐化してしまうかもしれない。
それに対応するには、新しいスキルを、謙虚に学び続けるしかない。
もちろん、価値観のアップデートを常に行うことも非常に重要だ。
私のキャリアもすでに終盤戦。
これからは特に、本当の意味での「付加価値」を問われる年齢になっていく。
老害と言われないようにするためには、結果を出していくしかない。
改めて自分自身を鼓舞して、努力し続けていくしかないと思っている。
(2025/10/7火)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「自立してから貢献」ではなく「貢献してからの自立」には納得です。自分の価値の見極めの為にもまずはやってみるですかね。
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筆者のこれまで歩んで来た人生経験に裏打ちされ、紡ぎ出されてきた、人生の道標となる思考法・実践法を各テーマに沿って紹介されている。成熟社会となり、かつ人生100年と言われるこの時代において、人生をより良くしていくための、どのように掛け算していくかのヒントが満載。人生の時間割を自分で作り、時間の使い方のプロとなり、八ヶ岳連峰型の人生を目指したいと思う。
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「今までは正解を素早く言い当てる《情報処理力》が必要だった。これからは正解がない課題の納得解を生み出す《情報編集力》が求められる。今まで《会社に提供してきた時間》をこれからは《自分の時間》として取り戻す。今まで《経済的価値(お金)》を最優先としてきたが、これからは《経済以外の価値(家族、友人、個人的活動、社会貢献)》を重視する。生まれてから死ぬまでの人生のエネルギーカーブ(山と谷)を描き、「死に方」をイメージする。死を意識することで「今ここ」を大事にする。自分の興味・関心領域に合ったコミュニティを見つけて、芸術的に生きる。」
上記は同意する箇所。そうありたい。 -
あまり読む価値はありません。
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一田憲子さん「最後の答えは、きっと暮らしの中にたる。」より
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[BOOK]2023.8.18 60歳からの教科書
2023年08月19日06:02全体に公開 みんなの日記10 view
駅前のS書店で、盗難があったとのこと
オープンスペースで興味深い本が
けっこう並んでいたので
ちょっとショック
あれから、(^O^)の目を惹く本があまりなくなった気がして
アマゾンにまた戻って
検索
ちょうど藤原元校長の
「60歳からの教科書」
があったので、求めてみました
ちょうど今月(^O^)も60になったので、
いいタイトルでは、、、
まだちょっことですが、
やはり人として必要とされる
「希少性」を磨きなさい、と
ほんと教科書的
でも、なかなか面白そうな本ですよ(^^♪
smile(^O^)
コメント
ポスト
イイネ!(1) みよたれぱんだ
60歳からの教科書 藤原和博 希少性 死のルール -
相変わらずの中身(*^_^*)でアール
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読みやすかった。中年以上に元気を与えてくれる
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久しぶりに藤原さんの本を手に取ってみた。タイトルから期待した内容ではなかった。ちょっと残念。本をたくさん書く人にありがちな、自分の知識を無理やりタイトルに合わせてまとめた感じ。
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利害関係のない第三者との関係を、ナナメの関係と言うのが面白い。
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作者さんの人生紹介。あまり刺さらなかった。自分で何が大事か考え、そのために生きようと思う。
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1万時間の法則は裏切らない。
しかし年間2000時間働いて5年間。
継続は力なり。これを信じて生きて行こう! -
後半は藤原さんの自己満足的なお話でした。人生を八ヶ岳連峰型と観るのは実践したい!
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人生は、掛け算だ。藤原さんの意図した通り、この言葉に惹かれ、購入しました。
買って良かった。今は、人に薦めています。
自分の希少性を高め、様々な人とのベクトルを伸ばし、今後の人生さらに楽しく豊かにしていこうと思いました。
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藤原和博の作品
