ほったらかし投資術 全面改訂 第3版 (朝日新書 857)
- 朝日新聞出版 (2022年3月11日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022951670
作品紹介・あらすじ
投資初心者も、もう迷わない
ほったらかし投資の公式本!
ベストセラー『ほったらかし投資術』が7年ぶりの全面改訂!
運用方法が過去2版と大きく異なり、
もっとシンプルに、もっとほったらかせるようになりました。
実行マニュアルから口座の開き方、
素朴な疑問へのアンサーなど大幅加筆で初心者も安心。
2024年スタートの新NISAにも対応。
お金の不安から解放されて、より良い人生を!
感想・レビュー・書評
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最近、物価高が続いたり、新NISAなどが始まったりで、いろいろな界隈でマネーに関する話題が増えるようになりましたよね。
マネーの知識をつけるため、タイトルにも惹かれて本書を一気読みしました。
書いてあることの結論としては。世界中に分散投資した低コストなインデックスファンドを毎月淡々と積み立てるだけ。
具体的には、一定の生活資金を現金で保有して、残りの資産は全てオルカンに投資すべしというものです。
オルカンとは、三菱UFJアセットマネジメントが運用する“eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)”のことです。
要は人生オルカン一本勝負ということが書いてあります。
優良なインデックス投資がおすすめという結論は世界的な名著、例えば“敗者のゲーム”や“ウォール街のランダムウォーカー”、最近では“Just keep buying”などにも書かれています。
これから投資など検討されている方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。
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お金と投資の術。
NISAとideco がわかりやすく解説されている。
具体的な商品名もあり様々な比較ができる。 -
投資するなら、長期・分散・低コストがキーワード。
ほったらかし投資の実践として、
・まず始めること
・そして続ける
・売り買いすることではなく、持っていることが投資だ。
・証券会社窓口ではインデックスファンドを購入出来ないことが多いが、手数料の高い投資信託やファンドラップは絶対選んではいけない。
(インデックス・ファンドとはインデックス(株価指数)に連動するように運用する投資信託のこと)
・解決方法は、東京証券取引所に上場されていて、どこの証券会社でも取引できるはずのETF(上場投資信託)の中から適当な選択肢を探すこと。
・投資は全世界の株式に投資するローコストなインデックス・ファンドにする。
・ターゲットとする株価指数は、全世界株式(日本含む)が良い。
・運用管理費用(信託報酬)が年率0.25%程度までとする。
・おすすめ金融機関は、楽天、SBI、マネックス。
三菱UFJ国際投信の「eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)」が、今回著者達がベストだと考えるリスク資産の運用対象。
その他の学びは、
・R0E(が高いこと)で銘柄選びをすると上手くいかない」ことは経験則的な常識。
・外国株式のインデックスのリスクは、大きい順に、「新興国(MSCI)」>「S&P500」>「先進国株(日本除く、MSCI)」>「世界株(日本除く、MSCI)」>「世界株(日本含む)」
・毎月分配型の投資信託、ファンドラップ、外貨建ての生命保険などは手数料が高く、持たない方がいい資産。これら三つの商品は、かつて金融庁が「金融レポート」で、問題があるとして取り上げたもの。即刻解約して、ほったらかし投資術に編成し直すことを勧める。
一時期、退職後2000万円が必要とのニュースが話題になったが、色々と条件があるため、あまりあてにはならないものとはなっている。しかし老後の資金は、誰にも必要だ。
普通のサラリーマンの場合(厚生年金あり)、手取り所得の20%くらいを貯蓄・投資に回しておくと、老後のお金が準備できる計算になる(年金と合わせて、現役時代の支出の70%くらいの生活が30年くらいできる)らしい。
あまり投資の知識がなかったが、国としてNISAやiDeCoを勧めているし、日本の公的年金の積立金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、ほとんどインデックス(パッシブ)運用をしていることから、「投資怖い」と(もちろんリスクはあるが)最初から拒否するものではないことが理解出来た。
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投資初心者に良いとよく聞くので読んでみました。個人的にはYouTube(両学長など)や厚切りジェイソンさんの書籍などのほうがわかりやすいかと思います。内容は皆同じようなもので、どの意見をメインで取り入れるかは個人の判断になると思います。途中初心者には難しい内容もあり、完全に理解はできませんでした
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初めて読んだ投資関連書籍を久しぶりに読んでみました。
私は、この本の考え方をもとに投資を初めて7年で毎月給料+三万円ほどの配当でもらえるようになりました。
投資の考え方も分かりやすく、デイトレダーみたいにずっと見ているわけでもないので投資初心者には、特におすすめします。
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以前から投資はしていたが、改めて投資の重要性が再確認できる内容。投資を始めようか迷ってる人には後押しできる本だと思う。
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【もう決まりですね】
何事も時代と共に変化するとはいえ、投資に関しては最終段階に来ていると考えます。
投資銘柄:オールカントリー(コストミニマムを選ぶ)
投資時期:積立、資金がある人は一括
投資期間:20年以上
これだけですね。
あとは何もする必要はありません。
水瀬さんは冒頭でさらっと億り人になったことが述べられています。
20年間、平均年率6%とすると6%x20=120%増えたことになります。
1億/(120%+100%=2.2) = 約4500万円は投資に投入したということです。
4500万円/20年/12ヶ月=18.75万円/月
(すみません、変な計算をして・・・)
つまり、毎月平均約20万円をコツコツと投資されていたことになり、継続的な力を感じます。
20万円/月はむずかしいとしても、半分の10万円/月はしたいところです。
これでも20年続ければ、5000万円の資産を築くことができます。 -
損失をどこまで許容できるか?
それによって投資額を決定するという考え方に納得、共感。
また、オススメのファンドをズバリ提示しているのもわかりやすい。
投資にできるだけ時間をかけない、
投資でストレスを持たない、
人生を大いに楽しむ。
この理念に基づいたほったらかし投資術、本当に魅力的です! -
今年のいきなり飛びこんできた山崎元さんの死。追悼の意味でも読み返してみました。
ほったらかし投資の意味、を改めて考えるさせられました。新ニーサが話題になって、株があがっている今。
思わず、この紹介してる商品を買うと
2.3年後にああっ、、と思う人もいるだろうけど、
投資の原則にしたがって、買った人は2.30年後にきっとお金に振り回されずニコニコしてるんだろうな。と
読んでいておもえました。
淡々と投資をやっていこう、、
ほったらかしで行こうと再確認。
ちゃんとやり方もかいてくれて、友達にも進めやすい。
著者プロフィール
山崎元の作品





