外国人差別の現場 (朝日新書)

  • 朝日新聞出版
4.00
  • (4)
  • (8)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 144
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022951748

作品紹介・あらすじ

病死、餓死、自殺……入管での過酷な実態。ネット上にあふれる差別・偏見・陰謀。日本は、外国人を社会の一員として認識したことがあったのか──。「合法」として追い詰め、「犯罪者扱い」してきた外国人政策の歴史。無知と無理解がもたらすヘイトの現状に迫る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「オカアサン、シンダヨ」難民の一言から始まった言葉の交流、人権なき日本の外国人政策に静かに抗う人々の物語 | from AERAdot. | ダイヤモンド・オンライン
    https://diamond.jp/articles/-/305142

    朝日新聞出版 最新刊行物:新書:外国人差別の現場
    https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=23601

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「外国人差別の現場」安田浩一、安田菜津紀著|日刊ゲンダイDIGITAL
      https://www.nikkan-gendai.com/arti...
      「外国人差別の現場」安田浩一、安田菜津紀著|日刊ゲンダイDIGITAL
      https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/308219
      2022/07/14
  • スリランカ女性を衰弱死させた入管の問題や、ベトナム人技能実習生のリンチ事件、孤立出産の問題など、文字通り人を人とも思わないような事件の数々。
    そこにあるのは外国人への差別意識と、人権感覚の欠如である。

    日本の農業や製造、漁業、インフラにサービス業と、多くの外国人労働者の姿が散見される。日本はもう外国人の労働力なしには社会を回し続けることが出来ないところにまで来ている。にも関わらず、その問題に向き合おうともせず目を瞑り、外国人労働者を奴隷のように扱っている。
    外国人の労働力の世話で維持されている社会で生活しながら、「日本から出て行け」と声高に叫ぶ人たちはまったく現実を見ようとしていない。

    昨今では出稼ぎする外国人労働者も日本を選ばないと聞く。
    日本の経済力の衰えは勿論のこと、特権意識に胡座をかいて、差別や働き方の是正も進まない国に魅力など感じるはずがないからだ。

    いずれ経済問題同様に蔑ろにしていたツケを支払わされるときが来るだろう。
    だが、そんな諦念を抱えていても、諦めて何もやらないというわけにもいかない。少なからずまだ声を上げたりやるべきことはあるよな、と。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/776917

  • 入管、外国人実習生という制度的な問題にフォーカスされてて、ちょっと勿体ないと思う。やや感情的。内容的には知らなかったことも多く、危機感にも繋がり、読んで良かったと思う。

  • 東2法経図・6F開架:316.8A/Y62g//K

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1964年生まれ。産湯は伊東温泉(静岡県)。週刊誌記者を経てノンフィクションライターに。『ネットと愛国』(講談社+α文庫)で講談社ノンフィクション賞、「ルポ 外国人『隷属』労働者」(月刊「G2」記事)で大宅壮一ノンフィクション賞雑誌部門受賞。『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書)、『ヘイトスピーチ』(文春新書)、『学校では教えてくれない差別と排除の話』(皓星社) 、『「右翼」の戦後史』(講談社現代新書)、 『団地と移民』(KADOKAWA)、『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』(朝日文庫)他、著書多数。
取材の合間にひとっ風呂、が基本動作。お気に入りは炭酸泉。

「2021年 『戦争とバスタオル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安田浩一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×