最高の受験戦略 子どもの隠れた力を引き出す 中学受験から医学部まで突破した科学的脳育方 (朝日新書964)
- 朝日新聞出版 (2024年8月9日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784022952493
作品紹介・あらすじ
塾通いは最小限、睡眠たっぷりで
中学受験成功&医学部まで合格!
脳科学を最大限に駆使した受験戦略
早期教育が過熱する現代において、
よかれと思った教育が、
子どもを追い詰めているケースは珍しくない。
脳科学の正しい知識で育てれば、
メディアの煽り文句や周囲の脅しに流されず、
子どものペースや性格に合った進路を見つけられる。
中学受験から大学受験まで、
長期的な視点で子どものポテンシャルを最大限に引き出す教育法。
感想・レビュー・書評
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受験戦略というよりは、子供の能力形成、特に“脳について“の影響を学べる良書。だが、自身の子育て体験やポリシーを熱弁する所については完全に賛同できるものではない。
― ある実験では、赤ちゃんにテレビモニターから母親が呼びかける画像を見せます。この時、赤ちゃんの脳はほとんど活性化しませんが、実際に目の前に母親が立って話しかけると、赤ちゃんの脳は強烈に反応します。つまり、二次元と三次元では子どもの脳の捉え方は全く異なるということです。人間の脳は、人間が刺激することで育つのです。
例えば、脳についてはこのような話が面白い。人間の脳は、人間が育てる方が効果的だというのは至言である。また、次の話も印象的だった。
― 実際、私たちのもとにはバイリンガル教育に失敗した結果、子どもの脳が深刻な状態になってしまった親子がたくさん相談にみえます。少し専門的な話になりますが、Broca(ブローカ)野という前頭葉の言語機能を司る場所があります。幼少期から母語と第2言語に接してきてうまくバイリンガルに育った人の脳では、二つの言語を司るこのBroca野の領域がより接近している、つまり二つの言語を極めて自然に行き来して使えるようになることが証明されています。同じ現象は、他の言語を司る部位でも証明されています。ところが、これがうまくできない場合もあり、極端な場合には、第1言語は右脳で、第2言語は左脳で、というように処理する部位がとても大きく離れてしまうのです。
例えば英語で考えたことをスムーズに日本語に言い換える、ということが難しくなり、母語で習得する学習の場面でスムーズに内容を理解することができなくなることもあるのだという。私の先入観もあるが、確かにバイリンガルの同級生が何か母国語での学習に苦戦しているような印象を持ったことがある。
次の話は、どうかなと思った内容だ。
― 娘も私を見つけると、「ただいま!楽しかったよ~!」と満面の笑みで駆け寄ってきました。その瞬間、私は「ちょっと来なさい」と娘を停めておいた車に連れて行き、そこから1時間のお説教を始めました。この時の娘は11歳、「こころの脳」である前頭葉はもう育ち始めていてもいいはずです。それならば、自分がこの1ヵ月間のキャンプに参加させてもらうために、親がしてくれたことに思い至ってもいいはずです。費用の負担をはじめ、渡航に必要な予防接種や同行してもらうスタッフさんへの挨拶、荷造りなど、親のサポートの上にキャンプ体験は成立しているわけです。ですから帰国して最初の一言は、何を差し置いても「ありがとうございました」でなければなりません。そのことをブラジルから帰国して早々、約1時間かけて伝えたわけです。
久々に海外から帰ってきた小学生に対し、1時間も説教するというのは共感し難い。この説教が脳科学的に正当化できたとしても、人間的には、私とは異なる考え方だ。異なる考え方でも、別に良いわけだが。詳細をみるコメント0件をすべて表示
著者プロフィール
成田奈緒子の作品
