何が教師を壊すのか 追いつめられる先生たちのリアル (朝日新書 951)
- 朝日新聞出版 (2024年4月12日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022952615
作品紹介・あらすじ
定額働かせ放題、精神疾患・過労死、人材使い捨て、クレーム対応……志望者大激減と著しい質の低下。追いつめられる教員の実態。先生たちのリアルな姿を描き話題の朝日新聞「いま先生は」を再構成・加筆して書籍化。
感想・レビュー・書評
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#何が教師を壊すのか
#朝日新聞取材班
#朝日新書
#読了
介護、医療、教育の現場、それ以外の業種でも過酷な現場がある。居心地良い生活は誰かの善意で成り立っているということを忘れてはいけない。過剰なサービスに慣れ、横柄になってはいけない。お金がかかろうはかかるまいが人は対等なのだから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「若者の教員離れ」というフレーズをよく目にするようになった。採用試験の倍率もかつては10倍は下らなかったが、今は1倍を切るところもあるという。その倍率の変化が、教員の仕事について多くを語っていると思う。
私も教員として20年以上勤めているが、かつては本書で窮状を述べている方々とほぼ同じ生活を送っていた。生徒のためと思ってやっていたが、限界に近かった。
給特法の改正で教職調整額が4%から10%に上がるというニュースを見た。残業代は出さないが、数万円やるから倒れるまで働けと言われている気がする。150年もなぜ学校教育だけは進歩しないのか。教育こそが未来であると私は考える。日本の教育の遅れが、日本の貧困化につながっていると考えざるを得ない。即効性のある政策に飛びつきたくかもしれないが、先を見据えた行動の取れる権力者はいないものか。 -
女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000070494
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凄く分かりやすいです。
我々が、いかに飼い慣らされてきたか
おかしいと気付かずにタダ働きさせられてきたか
痛感する本です。
みんなに読んでもらって、意識を変えて
日本の教育が明るくなるよう
本当の「働き方改革」が進むことを切望します。 -
東2法経図・6F開架:374.3A/A82n//K
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不審者が公園にいた?
頼むから警察に連絡してくれ。 -
図書館で借りてこの本を読んだ。息子が中学生になり、部活動の地域移行について考えることがあった。私の住んでいる県は埼玉県だが、主人のいる新潟県では、既に公立の中学校のほとんどが地域移行に進んでいるらしい。教師の給与についてはもっと考えなければいけないと思うし国会でも議論をしてほしい。
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相変わらず教師を取り巻く環境は改善どころか、悪化の一途やね。既に個人の工夫や各校での改善では無理です。国が動いてくれないと。それにしても本書で出てくる様々な先生の現状は悲惨や。
朝日新聞取材班の作品





