始皇帝の戦争と将軍たち 秦の中華統一を支えた近臣集団 (朝日新書962)

  • 朝日新聞出版 (2024年7月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784022952684

作品紹介・あらすじ

秦が中華統一を成し遂げた要因は、始皇帝の人間力、そして有能な臣下たちとの“関係性”にあった!李信、王?、蒙武ら将軍たちは、戦時でどう動いたのか。映画「キングダム」の中国史監修も務めた第一人者が、統一戦争の実像を解説。
 内容紹介(長文)
秦が中華統一を成し遂げた要因は、始皇帝(?政)の人間力、そして有能な臣下たちとの“関係性”にあった!
統一戦争を支えた李信、王?、桓?、蒙武ら将軍たちは、戦時でどう動き、何を成し遂げたのか。

映画「キングダム」の中国史監修も務めた始皇帝研究の第一人者が、「史記」や近年出土の古代文献をもとに、統一戦争の実像を解説。
李牧・?煖(ほうけん)ら、秦に立ちはだかった英傑たちの史実にも迫る。

みんなの感想まとめ

歴史の舞台である秦の中華統一を、始皇帝とその有能な将軍たちの視点から描いた作品は、戦争の実像と人間関係に迫ります。特に、李信や王?、蒙武といった将軍たちの活躍を通じて、彼らの戦略や思考が明らかにされ、...

感想・レビュー・書評

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  • はい、始皇帝です
    もう始皇帝ですもう

    いやーどうしようかなー
    年が明けたら謙三アニキの『チンギス紀』読み始めようと思ってたんだけど、『史記』もいいな〜
    この時代も面白いやね〜
    北方謙三アニキが『史記』をどんなふうにねじ曲げてるか興味あるわ〜(言い方!)

    そしてまぁ始皇帝といえば漫画『キングダム』で、わいも大好きなんだけど、本書ちょっと『キングダム』にあやかり過ぎですね
    指導1です
    指導2で反則負けなので気を付けて下さい

    あ、あと『キングダム』ファンの人たちに金言を授けよう!
    『キングダム』大好きな人は、あんまり史実にあたるな!

    楊端和と羌瘣が男だって知ってがっかりするから(だから言うなって)

    • ultraman719さん
      長澤まさみさんで、良しとします!w
      長澤まさみさんで、良しとします!w
      2024/11/28
    • yukimisakeさん
      史実通りに桓騎が死んで全てのやる気を失いました…
      史実通りに桓騎が死んで全てのやる気を失いました…
      2024/11/29
    • ひまわりめろんさん
      歴史とはときに( ゚Д゚)y─┛~~(たばこ早いわ!)
      歴史とはときに( ゚Д゚)y─┛~~(たばこ早いわ!)
      2024/11/29
  • キングダムを観るのに、またとない本。
    始皇帝嬴政のもとに集う人材と、敵対する強者たち。
    キングダム主役の李信や楊端和、羌廆。李牧も蒙恬もいる。キングダムには出てこないが、秦の有名人、李斯、超高まで回収。さらに秦が統一するまでの天下の地図を時代を細分化して示してくれているのはうれしい。始皇帝の戦いを中心にした楽しい本だった。

  • 奏の中華統一までの戦争と、支えた近臣たちについてとても読みやすい本だった。
    兵馬俑のこともどうしてこうなっているなど他も本より分かりやすく書かれている。
    また武将たちの一生についで簡潔にまとめられてありとても良い。

    同じ漢字を使う国であるが、日本人には読めない漢字の名前が多くてなかなか難解なのであるが、いくつかの始皇帝の本を読みまた少し理解出来て来たと感じる。

  • 中国古代史の専門家による、秦の始皇帝にょる中華統一の歴史を史実に基づいて解説した一冊。
    映画化もされた大人気漫画「キングダム」を前から好きで読んでいますが、実際の歴史についてかなり詳しく知ることができます。著者は、この分野の専門家として、映画「キングダム」の監修も務め、原作者とも交流するかたです。漫画「キングダム」は史実に沿ったストーリー展開をしており、ある意味ネタバレなのですが、数少ない資料の中で、かなり研究が進んでいることや、漫画も史実に忠実に進められていることもあらためて理解できました。各国の勢力図の推移、年表もそうですし、統一を支えた秦の将軍や敵対した各国の将軍なども詳細に解説されており、楽しく読めました。今後の「キングダム」の展開がますます楽しみになってきました。

    <目次>
    【第一章】始皇帝の人間力  ――近臣たちとの特異な関係性
    【第二章】合従と連衡の戦争
    【第三章】六国滅亡の十年戦争
    【第四章】統一を支えた近臣たち
    【第五章】秦に対抗した六国の英傑たち

  • 表題のとおりの内容。当然かと思うがキングダム感はほぼ無く、あとがきで少しだけ触れられる。それでも、ネタバレとなる部分は回避出来ないので、ストーリー重視でキングダムを読んでいる方にはあまりお勧めしない。

  • キングダムのおかげでまた中華に興味を持ってからだいぶ月日が経ちますが、キングダムに出てくる登場人物の生涯を知ることができたことは良い時間でした。 まだ出てきていない登場人物もあり、先の展開が楽しみですね。 少ない情報からスケールの大きさに構想力の力を感じました。

  • 『キングダム』好きなら気になる、六国制圧の行方(ネタバレ)を史実から紐解き、李信や王翦、謄といった大将軍たちがどのように戦い死んでいったかをまとめた本。

    始皇帝嬴政は晩年の焚書や不老不死を追い求めたイメージから暴君とされがちであるが、その実態は身分を問わず外国からも優秀な人材を登用し、法や戸籍、税制にいたるまで現代の国家運営に通じる様々なシステムを整えていった不世出な指導者なのは疑う余地がない。

    そして、六国を従属ではなく滅亡させたことで、それ以降の中国は漢や唐、明といった統一国家によって支配されていく。この中華思想自体がグローバルに大きく影響を与えているわけで、日本はその最たる国であろう。

    まさにキングダムの世界が我々の生活に繋がる手触り感を得る上で、このような体系的理解は欠かせない。

  • ◆最近キングダム69-72巻を読んだ身には副読本として最適◆勢力地図が効果的。刻一刻と変わる情勢に応じて刷新される国境線。特に、嬴政即位時点で秦の領土はかなり広大であることがわかる。◆近臣集団や敵対する諸国の家臣たちの伝記も簡にして要を得ている◆最後は嬴政の人間力。近親集団ををまとめられたのも、秦にとっては外国人にあたる者たちも嬴政についてきたのは、そして彼ら臣下同志で争わなかったのは、嬴政の人間力なのだ、と。史料だけから実証学的に記された歴史書からは出てこないような結論だった。◆李信について言えば、六国のうち楚・燕・斉の三国を滅ぼした武将となるが、最初の20万の軍勢での楚攻めで敗けた際のことは、王賁と組んでの若気のいたりか、とされるが、別の史料からは蒙武と組んだとされ、その評価がくつがえされる可能性もある、といったあたりが興味を惹かれた。以下抜粋。◆暴君と評されることがあるのは、晩年四七歳のときの焚書令や、四八歳のときの坑儒、また四六歳のときの長城の建設以降の始皇帝の政治評価であると思う。◆魏王は始めは約して服して秦に入るも、韓、趙と合従して秦を攻めたことが秦との約束(連衡)に対する背信行動である」という。  二〇年も前のことを持ち出したことからも、その傷の深さがうかがえる。◆騰は、韓滅亡をめぐる重要な人物であったと考えられる。かれの行動が、秦が六国を服属ではなく滅亡させていく方向に軌道修正させた可能性はあるだろう。◆始皇帝自身の戦争と外交への関わり方は、けっして確固とした理念があったわけではなかった。何度も挫折しながら、それでも前に進めたのは、周囲の人々を信頼しながらも、ときには欺かれても果敢に対応していったかれの人間力にあったと思われる。

  • 漫画キングダムが大好きで、舞台となる2000年前の中国を詳しく知りたくなった、という不純な動機で読み始めましたが、大変勉強になりました!
    特に第4章 統一を支えた近臣たちと、第5章 秦に対抗した六国の英傑たちの2章は、まさにこれが読みたかった!という感じでたまりませんでした(笑)
    もちろんその他の章も楽しんで読むことが出来ました!

  • 歴史の授業で学ぶ始皇帝は、独裁で圧政を敷いた皇帝というイメージですが、本書を読むと、近臣に支えられながら、それまで成し遂げられなかった中華統一を実現した不屈の皇帝という印象に変わります。
    統一までの道のりが順番で書かれていて、短期で成し遂げた凄さがわかります。
    そしてまた、このような偉大な皇帝の後が続かず、あっけなく瓦解していく脆さも、歴史から学ぶものがあるな、と感じます。

  • 史実でも面白い始皇帝による中国統一。キングダムに出てきていない人物もいて興味深かった。でもやはり興味がいったのはキングダムで出てくる将軍の話だったりする笑

  • 嬴政に関わった敵味方の人物像が詳細に描かれていた。

    彼が目指したもの、放っていたものを想像してみたいと思う。



  • 本の構成・内容ともに秀逸。歴史好きにとっては、つい買ってしまいたくなる本。

    第二章・第三章では、各時代での各国の領土を国境線を引いた地図を用いて説明してくれてます(計10枚)。特に六国が滅ぶ段階では、各国が征服された時点で地図を示してくれており、秦が領土を拡大していく様が良く分かります。また、秦が「どこ」を「なぜ」「どのようにして」攻めていったのか、そのルートも含めて、想定も加えながら解説されてます。
    第四章・第五章では各国の将軍や文官などについて、どのような人物だったか、「史記」だけでなく、「戦国策」や「編年記」などの文物にも触れながら、端的にまとめられてます。

    上記の第二章から第五章までが魅力的でつい買ってしまいたくなるのですが、もちろん、始皇帝の人間像および近臣との関係性に迫った第一章も面白い内容です。

  • 特に六国を滅ぼしていく過程や、始皇帝を支える武将たちの章を興味深く読んだ。キングダム好きにとってはネタバレにはなるが、だからこそ、この後この記述はマンガではどう描かれるのか、想像してわくわくすることができた。特に楚の戦いが気になる…!そして史記の記述をあんなに熱い物語にしている『キングダム』という作品の凄さがより感じられた。

  • キングダムファンとして始皇帝の新書を読むとどうなるのか?と勘ぐったが、結構キングダム寄りに書かれていて面白かった。始皇帝は暴君ではなく、魅力ある人であり近臣に盛り立てられていたという解釈で見られており、非常に興味深く読むことができた。当然学術的に書かれているので難しい部分もあるが、始皇帝の魅力に触れることができたと思う。

  • 阪南大学図書館蔵書検索OPACで貸出状況や所在を確認↓
    https://opac-lime.hannan-u.ac.jp/opac/volume/919118

  • 始皇帝の戦争と将軍たちを読むと、統一は戦ではなく「仕組み」の産物に見えてくる。秦始皇帝の時代、勝敗を分けたのは剣ではなく記録と命令の正確さだった。功績を刻む制度が人を動かし、将軍たちは戦場よりも報告書に緊張する。近臣集団は権力の歯車として機能し、個の意志は薄れる。統一とは人の熱ではなく、冷えた管理の極みではないかと思う。

  • 【Audibleで読了】

    『キングダム』の副読本として非常に良い。

    本書の価値は、秦の中華統一を支えた将軍や近臣たちの実像を知れる点に加え、史料(主に『史記』)の記述がいかに限られているかを具体的に理解できるところにある。

    その結果、キングダムがどれほど大胆な解釈と創作によって成り立っているのか、その“自由度の高さ”の背景が腑に落ちる。

    キングダムをより深く楽しみたい人には、かなりおすすめできる一冊。

  • キングダム関連本としての宣伝が目立つが、個人的には中国ドラマの始皇帝天下統一の方が読んでいてイメージされた。
    読みやすく丁寧に説明されていてとても面白かった。キングダムを読んでいて、始皇帝天下統一を見ていたら面白さも更にアップすると思う。
    始皇帝の人間性や近臣の人物像が浮かび、新たな視点を増やす事ができた。

  • 「キングダム」や他の関連書籍とあわせて読むと、すごく分かりやすいし、面白い。
    今まで三国志を始め、いろんな中国文学、歴史小説を読んできたけど、春秋戦国時代ほどエンタメ要素が豊富なものはない。

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著者プロフィール

学習院大学名誉教授

「2023年 『始皇帝の愛読書 帝王を支えた書物の変遷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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