教えて、金融のこと 北村センセイに聞く30の質問

著者 : 北村慶
  • 朝日新聞社 (2008年2月7日発売)
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  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023302730

教えて、金融のこと 北村センセイに聞く30の質問の感想・レビュー・書評

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  • 2008年に発行された書籍。サブプライムのからくり、金融工学の限界と魅力についての記載から始まり、流動性やソルベンシーについての記載がある。中盤から後半にかけてはLBOのしくみや金融業界の将来への歩み、日本と米国の違い、とりわけファンド、ターンアラウンドマネージャの記載などは大変興味深かった。就活生向けの書籍だが、金融のコンサルタントとをしている小職でも学ぶべきことが多い内容であった。

  • サブプライム問題は様々な証券をごっちゃにして、リスクを分散させたことで、実存が分からなくなってしまったから起きた。

  • 北村さんの著書は非常にわかりやすく為になります。金融に関する哲学にも感服しました。

  • サブプライムローンの解説が秀逸。説明がうまい人と友達になったと思って買おう。

  • (20090429〜20090501読了)
    ・年収に対する返済金額の割合・・・銀行はデット・サービス・レシオ、ローン・トウ・バリュー・レシオにより住宅ローンの審査を行っている。P15
    ・インベストメントバンク・・・リーマン・ブラザーズ、メリルリンチ、ゴールドマンサックス、モルガンスタンレーんどの高級証券会社のような金融機関。P18
    ・収入(キャッシュフロー)を産むものなら何でも証券化できる・・・現代の現実金融。P26
    ・十分に分散の聞いたリスクを引き受けることによって金銭的な見返りを得るという保険の概念は金融ビジネスのエッセンス。P42
    ・金融機関が破綻する理由・・・「リクイディティ」(流動性)と「ソルベンシー」(健全性)に起因するもの。P63
    ・金融機関が健全かは資産の質と貸し出し不良債権や投資の失敗に対する備えとしても資本の量の両面を見る必要がある。P74
    ・国際業務を行う大手銀行は8%以上のBIS(自己資本)比率が必要。P75
    ・日本はアメリカに比べて企業の経済活動に伴うリスクを銀行が背負っている度合いが高い。P81
    ・金融機関絵は一週間の連続休暇を取る事が当たり前。P90
    ・金融機関の金銭的な処遇は2局化する。P91
     伝統的な金融業者・・・基本的には安定的な給料が処遇の中心で、ボーナスがそれを補う給料体系
     新興金融業者・・・インベストメントバンク(投資銀行)やアセットマネジメント(資産運用)会社やヘッジファンド。成果に応じた処遇、稼げば稼ぐほど給料に反映。
    ・マーケットの「ゆがみ」さえ発見できれば高い方を売るか低い方を買っておけばやがて市場のゆがみを修正する時点で利益を上げられる・・・裁定取引(アービトラージ)P104
    ・ジョージ・ソロス・・・イングランド銀行に勝った男。P107
    ・日本株式の負ファンドマネジャーであればTOPIXなどの市場平均を上回る業績をあげればボーナスが植える仕組み。P124
    ・”再生請負人”企業再生の専門家を「ターンアラウンドマネジャー」と呼ぶ。P148
    ・金融資産から負債を差し引いた純金融資産を一億円以上保有する「富裕層」は2005年86.5万世帯、213兆円。P156
    ・どんな企業であっても「いざ」という時に資金を調達できるようにあらかじめ特定の銀行とライン−信用供与の枠のようなものを設定しておく→ライン・バンク。P160
    ・バブルの発生すrメカニズムは解明されていないが、資金が余剰になっており、資金保有者が投資先を持て余している状態の時に発生しやすい。P174
    ・「生保レディ」と呼ばれる歩合外交員の存在が経費圧縮の足かせになっている。外資系やインターネット専業などの経費が軽い企業が参入してきている。P200
    ・証券会社についても大手に比べ、手数料などが低く抑えられているインターネット証券が大きく躍進してきている。P203
    ・残念ながらわが国には世界で争えるレベルの日系金融機関がないのでインベストメントバンク業務では対応できない。P208
    ・外資系インベストメントバンクが求めるのは知性のレベルと同時に物事をクリティカルかつロジカル(自己に批判的かつ論理的)に考える能力と、それを他人にわかり易く伝達するプレゼンテーション(表現)能力をみている。P216
    ・「欧米カルチャー・グローバル化・男性中心」という金融枠組に対して「イスラム金融」という考え方。P224
    ・金融はまさしく知的産業。P233
    ・金融は主役ではなく裏方である。表舞台で踊る企業や個人の活動を考える潤滑油である。P234
    ・お金を暑かるビジネスの限界と意義を知る足らざるを知ってたるを知る。P237

    一般の人にとって金融の事をしらなくても生活ができないわけではないと思います。但し、海外で起きている事も金融は世界で繋がっているため日本には関係ないといえない状況になっています。そのため自分達の生活にどのように影響してくるかを知る上でも勉強になると思います。
    本来金融は何かを生み出すものではなく、多くの企業の裏方に回り、サポートをする役目なのに、サブプライム問題では表舞台に世界を震撼させてしまいました。私達はそのようなものに踊らされず、地に足ついた生活をするべきだと思わされました。

  • 就職活動中の学生からのメールによる質問に答えていくという形式の本書は、金融業界初心者にとって分かりやすい内容となっています。サブプライム問題の解説〜バブル経済の成り立ちまで、分かり易く解説してくれています。また、金融業界として最近もてはやされていた、投資銀行についての解説が普段あまり実態が分からないだけに、分かり易く参考になりました。

  • 主に外資系金融業界について書かれている。金融志望は読んでみて。

  • <a href="http://blog.livedoor.jp/s_ryoko/archives/50871049.html" target="_blank">レビューはこちら</a>

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