21世紀のエコノミスト: 世界経済の混沌を読み解くキーパーソンたち (アエラブックス)
- 朝日新聞出版 (2001年2月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023303478
感想・レビュー・書評
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クルーグマンをはじめとする現代の経済学者の仕事について簡潔に紹介している本です。
本書にとりあげられている経済学者のラインナップは、根井雅弘によって選定されたもので、クルーグマン、さろー、ホジソン、アーサー、マンキュー、ローソン、イートウェル、スティグリッツ、ラフォン&チロル、ローマーの10章に分けて解説がなされています。いずれもごくコンパクトな解説ですが、それぞれの経済学者たちの主要な関心がどのような問題に向けられており、彼らがどのような立場をとったのかということについて学ぶことができます。
ラフォンとチロルの章を担当している依田高典は、この二人の業績について解説するとともに、天才的な学者によって思想的展望が示されるような経済学のありかたが終わりを迎えつつあるのではないかという疑問を提出しています。このことも、「21世紀のエコノミスト」ないし「21世紀の経済学」を考えるうえで重要な問題なのかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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