キャリアの常識の嘘

  • 朝日新聞社 (2005年12月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023303621

キャリアの常識の嘘の感想・レビュー・書評

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  • キャリアを考える上でお勧めされた一冊。
    キャリアは節目節目を明確にしておくこと。
    キャリアアンカーをしっかりと固定しておくこと。
    そうすれば、ある程度流されたとしても、しっかりとしたキャリアが築けると思える。

    私のキャリアアンカーはしっかりしているけど、節目のデザインが未熟。
    結婚という節目がきているので、再度自分のキャリアを考えるよう。

  • おもしろかった。
    高橋さんと金井さんの共著なんやけど、特に共著という感じもせず、
    ワトソンワイアット元社長という人事コンサルタント目線の高橋さんと、
    理論に裏付けされた金井さんの両視点で一つの問いに答えていく形式。

    それぞれの見解が大きく外れていることもなく、
    補完しあう関係だったのでとても知見が広がりおもしろかった。

  • 非常にお勧めな本。こんなにいい本は他にはなかなか見当たらない。

  • キャリアに関して常識だと思われていることに関して、別の視点を提供してくれる。自分の目標をきちんともってキャリアプランを作ることが最も良いものだという風潮に対して、節目をコントロールすればあとは流されていいのだという意見はとてもわかりやすいし、それならばやっていけそうな気もしてくる。

  • 経験が大事、という考えは根強い。
    それでもそれだけじゃだめだっていうのも今は根付いてきている気がする。実際の経験よりも、どれだけの学習能力の高さがあって、どれだけ対応できるのか。やっぱポータブル・スキルをいかに構築できるのか、が今後の働き方には求められるのかも。
    未曾有の経済危機と煽っても実体は未だ変わらず飽食の時代の日本で、なんで働くのかどうやったら働けるのか考えながら生きる事が大事な気がした。どちらにせよどうにもならない過去をベースにするのでなく、今後をベースにして生き方を考えられる意味で特に若手にとっては応援書になるかもしれない。

  • 日本においてキャリアと実践を結ぶ研究者として名高い2人の著者による、これまでの自論のおさらい本。常識の嘘と題しているが、奇抜なことが書かれているわけではない。むしろ世間のキャリアに対する認識がまだまだ浸透していない状況に対して、正論から一石を投じる内容。

    【メモ】キャリアの問題はややもすると数少ない事例や体験、自分の思いなどを過度に一般化し正当化してしまいがち / 変化の激しい時代にCDPはほとんど意味がない / 長期にわたる細かいキャリアデザインは不要で現実的ではない。だが、大まかな方向性は持っていたほうがいい。/ 生涯発達心理学の移行期=節目 / キャリアというのは節目さえデザインすれば、あとは流れに身を任せ、偶発性や不確実性を楽しめばいい / アウト・オブ・ボックス / キャリアと言うのは世の中の流れと密接に関わっているのに、その大事な前提をみんなあまりに軽視しすぎている / キャリアというのは自分一人で切り拓くのではなく、周囲との関係性のなかでつくりあげていくもの / いいキャリアづくりのポイント:?トレンド感を養う、?目標の代わりに自分らしさへこだわりを持つ / やりたいことを職種名で選んでも、それが最適なキャリア選択となる根拠にはならないし、選択肢を狭めることになりかねない / 職種ではなく、アプローチや取り組み方によって満足度は変わる / 「コールド・ストレージ・コンサルタント」職種名とのマッチングに神経質になることはない / 適性検査の結果は、職業への適合性ではなく、ある職業に従事してうまくいっている人と自分との近似性を表しただけ / 仕事で最初から100%自分の思うがままの仕事につこうとする職種フィット志向は、ズレをバネにできない / キャリアを確率的プロセスで考える / possible selvesは不確実性と偶然を生かし楽しむことから生まれる / デニス・ルソー:I-deal(私なりの雇用契約)=Idiosyncratic(特異=わがままな)deal(取引)を要求し、企業もそれを認めるほうがideal(理想的)/ 組織と個人の関係(アルバート・ハーシュマン)の選択肢:?Voice抗議、?Exit退出、?Loyalty忠誠心 / 会社と社員双方が目的達成のため、両者の間で折り合いをつけるディールが必要 / 自分の満足度の評価軸:?自分の価値観と仕事の目的や意味の合致、?動機との合致(ただし動機にないことも5段階の3レベルの成果はあげるよう努力すべき)/ 動機:?上昇系動機(影響、支配、達成、競争、賞賛)、?人間関係系動機(社交、感謝、理解、主張)、?プロセス系動機(自己管理、抽象概念思考、切迫性)/ 自己決定とネットワーク感覚 / ナイジェル・ニコルソン:キャリアのサクセスとはお金と健康と名誉=世俗的なものを無視してキャリアを語るのは無意味だ / 節目の自覚:?危機意識を感じたとき、?仕事が予想外に楽しくなったとき、?節目を知らせる他者の声、?会社や社会が提供する「目印」/ 節目で自己決定をしたという事実が人生や仕事のモチベーションの源泉 / これまでのフェーズを自分の言葉で語ってみる / 幼いときから、やりたいこと(want,desire)ではなく、やるべきこと(should)で人生を考える癖がついている / ある分野でその人の価値を決めるのは、専門的なスキルをどれだけ蓄積してきたかではなく、専門的スキルに関係ない経験をどれだけ経験してきたか / 真実が明らかになる決定的瞬間を待ち受けるのでなく、毎日の出来事のなかに、いま経験している変化の意味を見出すようにする / 距離をおいて考えろ。だがその時間が長すぎてはいけない / 「好きな仕事」という形容詞ではなく、「好きに仕事をする」と副詞で使う / デイビッド・ベイカン:エージェンティック(agentic)とコミューナル(communal)/ 主体性とは、なにか大きな力の代理として、世界に働きかけ、なにかを生み出す活動 / 間人主義(浜口恵俊)/ キャリアというのは結局のところ自己責任だ。だからこそ一人で悩まず、決める前に、できるだけ多くの人と話をすべき / 人間関係構築方法:?パーソナル・ブランディング⇒自分が他人からこういう人だと思われたいイメージを具体的に言葉にあげ、1つか2つを絶対に日頃から実行する、?投資行動と布石行動 / 価値観を知り、なぜいまの仕事に意味を感じられないのかを分析する / 自己イメージチェックの3つの視点:?自分はなにが得意か(能力・才能)、?自分はなにがしたいか(動機・欲求)、?どのようなことをやっているなら社会に役立っていると実感できるか(意味・価値)/ 成長とは本質的に同じものが量的に増えることで、一方発達とは、質的変化やパラダイム転換のこと / キャリアデベロップメント:キャリア開発ではなくキャリア発達 / 個人的な夢⇒集合的な夢⇒世代継承的夢 / なんでも過度の一般化をする人は柔軟性がない / 新しい忠誠心のありよう(キャロル・K・ゴーマン):?ケア(care)、?双方向(mutual)、?多重的(multiple)/ リーダーを育てるリーダー(N・M・ティシー)/ ワーク・ライフ・バランスはスポットでなくフェイズで考える=人生トータルでバランスがとれていればいいと考える / お金のために働くのではなく、お金はあとからついてくる。キャリアに関してはこう考えるのが健全 / 疲弊型ビジネスモデル / 持(自)論 practical self-theory-in-use

  • 2007/12 古本で。金井 壽宏の本を薦められたため 「キャリア」ということばをどうとらえているかで、たぶん大きく受け取り方は異なる 「嘘」というのは大げさ こと、職を選ぶにあたって「自己責任」「世代」を持ち出すと、マイナス方向に働きやすいものだから

  • 1. キャリアは計画しデザインするものだろうか<br>
    2. 職種が自分に合うことが重要だろか<br>
    3. 流されるようなキャリアは駄目だろうか<br>
    4. 変化に適応することが成長だろうか<br>
    5. キャリアを築くにはわがままが必要だろうか<br>
    6. よいキャリアの条件とは何か<br>
    7. キャリアの節目はどうマネジメントすれば良いか<br>
    8. 夢や目標があるから頑張れるのか<br>
    9. キャリアには一貫性が必要か<br>
    10. キャリアい勝ち負けはあるか<br>
    11. 過去のキャリアから何を学ぶべきか<br>
    12. キャリアは一人で作るものだろうか<br>
    13. 好きな事をやっていけば良いのだろうか<br>
    14. 成長や発達はどうすれば継続できるのか<br>
    15. リーダーは如何にして成長すべきか<br>
    16. プロフェッショナルに求められるものとは<br>
    17. キャリアにとって忠誠心はプラスになるか<br>
    18. 部下の育成は上司が計画し実行すべきか<br>
    19. 仕事とプライベートははっきりと区別すべきか<br>
    20. キャリアにおいてお金は重要か<br>
    <br><br>
    キャリア開発、入門編みたいな一冊。自分の様に、社会人暦が浅い人にお勧めな一冊です(以下、もくじ)

  • 数あるキャリア本の中でも、特に気に入っている1冊。日本におけるキャリア研究の第1人者である、高橋俊介氏と金井壽宏氏が、キャリアに関する20の質問に対して、それぞれの視点で答えています。「間違いだらけのキャリア論」を、根底から覆す一冊。

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