創価学会の実力

著者 : 島田裕巳
  • 朝日新聞社 (2006年8月発売)
3.11
  • (0)
  • (1)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :18
  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023303720

作品紹介

巨大宗教団体に発展した創価学会は支持政党である公明党を政権に送り込み、いまや日本の将来を左右する力を持つにいたった。会員数は公称で827万世帯。ざっと計算すると日本人の16%以上が創価学会員だということになる。しかし、これだけ世の中に浸透し影響力を持ちながら、この巨大宗教団体のパワーの内実については、外から伺い知れないものがある。創価学会の本当の力とは、いかなるものなのか。そして、どこに問題があるのか。筆者は宗教学者の立場から、あくまで客観性を重んじて、この創価学会の本質に関わる問いに迫っている。

創価学会の実力の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  •  多くの信者と公明党という政党を持ち大きな影響力があると思われている創価学会。宗教学者がその本当の姿を記す。

     母団体と対立し本尊や祭礼という宗教としての柱を失った創価学会。外からは選挙に強い様に見えて、実際は選挙活動が団結する機会をつくる選挙頼みの創価学会なのだと言う。
     日本において巨大な組織を作り上げることができた創価学会だが、現世利益と排他性という二つの大きな特徴が今後の課題となっている様に感じた。

  • 創価学会の本当の力とは、いかなるものなのか。そして、どこに問題があるのか。宗教学者の立場から、あくまで客観性を重んじて、この創価学会の本質に関わる問いに迫る。

  • 2006/11/11

  • 2006年9月12日読。
    備忘録:前作『創価学会』が創価学会が組織拡大を図る過程を詳細に検証した内容なら、今回はその巨大化した組織が現在突き当たっている問題を検証した内容になっている。日蓮正宗との決別による総本山の喪失や教義の揺らぎによる内部の統制が失われる現状、ポスト池田大作の問題など、創価学会にはかなりの問題が山積していることがわかった。特に日蓮正宗との決別による総本山大石寺への登山がなくなることによる集団結束行為消失や、『御書全集』の書き換えによる教学の揺らぎは在家宗教団体としてかなり危うい状況にあるのではないかと思った。高度経済成長期に孤立していた都市の貧民層を現世利益と熱心な座談会などの結束で取り込み、急拡大していった組織も、会員の所得格差の拡大や世俗化や教義の形骸化でこれからもっと弱体化していくのだろうか。マスメディアが報道しない身近な超巨大組織だけに正確な知識を持ち、表層でないしっかりとした存在認識を持つことが大切なのではないだろうか。

  • 分類=日本・新興宗教・創価学会。06年8月。

全5件中 1 - 5件を表示

島田裕巳の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

創価学会の実力はこんな本です

ツイートする